熟練工やアスリートをはじめとした、一般人には真似のできない高い技術や能力を持った人たち。
彼らのような特定の分野でトップレベルにいる人たちのことを一流あるいはプロフェッショナルと表現することは多いです。
そんな「一流」と呼ばれる人たちを韓国語ではどのように表現するのかまとめてみました。
「プロ」を使う場合とそうでないケース
アスリートやスポーツ選手の韓国語は?
プロで真っ先に思いつくのがスポーツ選手やアスリートですが、スポーツ選手を韓国では운동선수と言います。
アスリートは心肺機能が一般人よりも発達しています
プロの選手かそうでないかは関係なく、アスリート全般に対して使える言葉です。
またスポーツ選手を「野球、サッカー、バスケ」などの種目ごとに表現することもできます。
幼い時の夢は野球選手だったそうです
スポーツ選手を種目ごとに表現すると次のようになります。
축구선수:サッカー選手
농구선수:バスケ選手
これは日本語と同じで「○○선수」の形で呼ぶのが一般的です。
韓国語で「プロ」と呼ぶものにはどんなものがある?
프로を付けて呼ぶケースもあります。
プロ棋士の年棒がどのくらいか気になります
プロがつく呼び名の代表は囲碁棋士で、彼らは日本語と同じく「プロ棋士」です。
ど競技やスポーツに「プロ」を付けるかの基準はあいまいですが、個人種目に多い気はします。
アーティストや職人、学者などに使う表現
高度な技術や知識を備えた「전문가」と「장인」
専門家というと大学教授やエンジニアといった特定の分野において豊富な知識を有する人たちを想像するとか思います。
もちろん彼らも立派な専門家です。
しかしピアニストやバイオリニストのような高いスキルを持った人にも、その技量の高さから전문가と言ったりもします。
彼はその分野の専門家です
料理の腕はプロ並みです
ポイントは専門的な知識や高度な技術を有していることで、プロの腕前という意味で専門家と言うこともあります。
これは日本語と少し違う表現の仕方ですね。
ちなみにモノづくりに秀でた日本の職人のような人たちは장인(匠人)と呼ばれます。
腕次第では悪人もOKになる?
高度な技術や知識を持っている人が、その能力を世の中のために使うとは限りません。
悪人にも「その道のプロ」は存在します。
こいつは明らかにプロの仕業だ
司法取引を交わすようなハッカーや金庫破り、ルパン三世のような大泥棒もみんなプロ。
こうした人たちも、韓国語では전문가と言うことになります。
職業・資格としてのニュアンスの「기술자」
기술자という呼び方もあります。
こちらは職業的、資格的な意味合いが強い言葉で、例えば整備士や電気技師、水道の管理補修などを行う人などがこれに当てはまります。
明日業者の人が来て、見てくれるよ
日本の専門業者のようなニュアンスですね。
韓国はIT大国と言うだけのことはあり、インターネットの普及率が非常に高い国です。
ネット回線の使用率が高ければ、当然トラブルなども多いのですが、そういった問題に対応する人たちも「기술자」と呼ばれたりします。
何かに秀でた人、特徴のある人「○○쟁이」
独特の性格や特徴のある人、何かに秀でた人などに対して○○쟁이と言う場合があります。
겁쟁이:臆病者、チキン
거짓말쟁이:嘘つき
こんな感じで使うのですが、○○쟁이が職業を表すこともあります。
占い師のところに行って四柱推命と相性を見てきました
占い師の점쟁이はそのまま覚えている人もいると思います。
전기쟁이:電気技師
電気技師なども立派な職業ですね。
ただし전기쟁이は職業欄に書けるような表現ではありません。
もし韓国語で電気技師と記入する機会がある人は、ちゃんと「전기기사」と書きましょう。
ちなみに「ベテラン」は、韓国語でもそのまま베테랑です!