寒暖の差が激しい日は風邪を引きやすいものですが、韓国で風邪をひいてしまった時、最初に思い浮かぶのは「風邪薬の購入」ではないでしょうか。

韓国には薬局が至る所にあり、風邪薬は簡単に買うことができます。

ここでは韓国での風邪薬の購入事情などについて話していきます。

薬局に行き薬を買う

韓国の薬局では症状を聞かれる

薬局で「風邪薬ください」と言うと、風邪の症状について詳しく聞かれます。

「咳が出る、鼻水がひどい」といった症状を伝えることで、その人に合った薬を出すことができるからです。

症状に合った薬をその場で処方してくれるのはいいのですが、個人的には「鼻水用、咳用、発熱用」など、薬をいくつも出されると面倒です。

症状を細かく説明できない、どう言えばいいかわからない時は?

症状を自分で説明できる人は問題ないのですが、韓国語で症状を伝えるのが難しい人もいると思います。

あるいは薬をいくつも飲みたくないという人もいるでしょう。

そんな時は薬剤師にこう言いましょう。

종합감기약 주세요.
総合風邪薬ください

症状を詳しく説明できない人、どう言えばいいかわからない人はとりあえず「総合風邪薬ください」とだけ言い、症状を詳しく聞かれても適当に流してしまいましょう!

韓国の風邪薬は効き目が強いものが多いので、総合風邪薬でも十分です。

韓国の風邪薬の値段はどのくらい?

風邪薬は1箱10カプセル入りのものが3000~5000ウォンくらいで売られています。

値段がちゃんと聞き取れる人はそのまま会計をすればOK。

聞き取れなかった人は1万ウォン札を出すとか、あるいはカード決済などで乗り切りましょう。

最低限の韓国語さえできれば、これで風邪薬が購入できます。

韓国式風邪薬の飲み方

薬は飲むタイミングを指定される?

薬局で風邪薬を購入する時、薬剤師から服用方法について指示されることがあります。

식후 30분마다 챙겨드시면 돼요.
食後30分以内に飲んでくださいね

大抵は「食後30分以内に飲め」とか言われますが、それだけ薬が強く効くということでしょうか。

韓国の風邪薬を飲むと結構眠くなります。

また薬を飲むは약을 먹다ですが、他に챙겨먹다も使います。

챙겨먹다は正しい方法でちゃんと薬を飲むというニュアンスだと思えばいいです。

漢方の栄養ドリンクと一緒に飲むのがおすすめ

韓国には漢方の栄養ドリンクが売られていて、「쌍화탕」などが有名です。

薬局には「総合風邪薬をくれ」というと、漢方の栄養ドリンクを一緒に勧めてくれる薬剤師もいるくらいです。

韓国で風邪をひいた時は「風邪薬と漢方の栄養ドリンク」が一番です!

ちなみにコンビニでも風邪薬や頭痛薬の購入ができるところもあるので、コンビニで買ってもいいですね。

「焼酎に唐辛子」の組み合わせは迷信?

風邪を引いた時に「酒飲めば治る、焼酎にトウガラシを入れるといいぞ」という人がたまにいます。

しかし風邪をひいた時のアルコールは症状を悪化させるだけなのでやめておきましょう。

こういう人がいるから「韓国人=酒飲み」のようなイメージを持つ人が出てくるのかもしれませんが、みんながこうではありません。

ちなみに韓国では風邪を引いた時に生姜湯を飲む人も多く、こちらの方がおすすめです。

ありきたりですが風邪をひいた時に一番良くないのは「喉を冷やすこと」です。

喉がやられている時にさらに冷やされると、免疫力が低下して回復も遅れるので、治りも遅くなります。

冷たい水はほどほどにして、できるかぎり暖かいものを口にしましょう。