電話番号などの「数字のやり取り」は韓国人も間違えやすい、やっかいなものです。
単調な数字の羅列に加えて発音の変化も起こるため、聞き間違いがあっても仕方ないのですが、できることなら一回でやり取りしたいもの。
そこで数字のやり取りを確実に行う方法について解説していきます。
電話番号の読み方と発音は?
算用数字をならべ、ゼロは「공」と発音する
電話番号は漢数詞と呼ばれる、いわゆる「算用数字」を使って表現しますが、0だけは공で表現します。

공이 삼사오육 칠팔구구

공일공 육칠구삼 이삼오사

공일공 삼사팔육 칠일이사
数字の発音が苦手な人には、電話番号の練習してみましょう。
02はソウル市の市外局番で、010で始まる番号は携帯電話ですが、韓国語では市外局番のことを지역번호といいます。
一つ一つゆっくり発音するのが基本
確実に番号を伝えるためには、数字を1つ1つ区切って、丁寧に発音していくのが一番です。

공 일 공, 구 사 칠 육, 오 일 공 삼

공 이, 삼 육 오 일, 육 팔 공 팔
ハイフンのところで少し間を置いて、それから次の数字を伝えると、相手はさらに聞き取りやすくなります。
数字のやり取りは正確に伝わばそれでOKですが、こういうことを実行するだけも、違ってくると思います。
数字(番号)を確実に伝えるためのテクニック
ハイフンを入れて伝える
数字に-(ハイフン)をおり混ぜる方法ですが、ハイフンの発音にも何通りかあります。
ハイフンを에と発音する

공이에 오육칠삼에 삼육칠일

공일공에 육오이구에 팔칠이삼
ハイフンを「에」と発音する方法ですが、パッチムのある数字の後にハイフンが来ると連音化が起こるので注意しましょう。
ハイフンを다시と発音する

공일공 다시 구팔이육 다시 이칠사일

공오일 다시 칠오삼 다시 사팔공
ハイフンを「다시」と発音する方法です。
これならハイフンの前後で数字の発音が変化しないので、より聞き取りやすくなります。
とはいってもドラマみたいに普通の会話のスピードで数字を言われたら、みんな聞き取るのは大変だと思います。
固有数詞を混ぜて発音する
数字を一つづつ丁寧に発音しても、人によってやり取りがうまくいかない時はあります。
そんな時は番号の一部を「数え数字」に置き換える方法もあります。

공이 공팔하나오 하나하나구삼

공팔공 삼삼둘하나 오사하나삼
固有数詞に置き換えられることが多いのは、聞き取りがややこしくなりやすい「1と2」です。
数字のやり取りで聞き間違いを防ぐ方法は?
番号を復唱して確認する
正しく番号が伝わったか、ちゃんと聞き取れたかどうかは確認するのが一番です。
不安な時は番号を復唱して、もしくは相手に復唱してもらって確認しましょう。

私がちょっと復唱してみますね

もう一度復唱していただけますか?
番号を「復唱する」というようなことを言いたい時は부르다を使います。
電話番号以外にも復唱が必要な場面で使える表現なので、知っておくと便利になります。
番号を入力してもらったり、名刺やメモを手渡すのもあり
相手に電話番号を打ち込んでもらうのも確実な方法の1つです。
あるいは相手の携帯電話に「自分の番号」を打ち込んで、一度電話をかけてもらってもいいですね。
ただ相手の携帯電話に直接番号を打ち込めるような状況ではない時もあると思います。
そういう時は名刺や番号を記したメモ書きなどを手渡してしまいましょう。
書き間違いがない限り、番号は確実に伝わります。
数字のやり取りはいつどこで必要になるかわかりませんが、大切なのは「確実に伝わったか」どうかです。
必要に応じて確認をしましょう。
ちなみに電話番号を表す表現として전화번호の他に연락처もよく使われます。