【漢数詞と固有数詞】韓国語の数字の読み方や数え方の基本

語学を学ぶ上で避けては通れないのが数字に関する表現です。

韓国語には日本語と同じく「算用数字」と「数え数字」があります。

それぞれ読み方が違うので苦手に感じる人も多いですが、それらの読み方や基本的な使い方を練習してみましょう。

韓国語も基本は算用数字

漢字がベースの漢数字

数字の表現で基本になるのが漢数詞です。

漢字ベースだから漢数字ともいうわけですが、日本語の「いち、に、さん」と同じ数え方をします。

漢数字の読み方は「6」を含む数字に気をつけよう

１桁の数字

発音が日本語の漢数字と似ているのも特徴ですね。

2桁の数字

34を삼(3)+십(10)+사(4)と読むように、10を超えた数字はそれぞれの数をつなげて表現するだけです。

ただし16・26・36のように一の位に「6」が来る場合、육の発音が鼻音化して「심뉵」となります。

3桁以上の数字

100以上の数字も表現の仕方は日本語と同じですが、1万は一をつけず「만」と発音します。

10万や100万の発音は鼻音化するので「심만/뱅만」となります。

また16000のように「6」が入っているとㄴ添加により「만뉵천」と発音が変わります。

パッチムにㅂやㄱを含んだ数字は組み合わせ次第で発音が変化するので注意しましょう。

韓国にも「数え数字」はある

外国人には難しい韓国の固有数詞

日本語の数え数字に相当するのが固有数詞です。

日本語と違うのは数え方が「99」まであることです。

韓国語の固有数詞の読み方は？

１から１０までの数字

1~4は単位と組み合わさると「한、두、세、네」となります。

１１から９９までの数字

「20」は単位と組み合わさると스무になります。
※수무 개(20個)など

数え数字は50以上になると、使う機会が少なくなるかもしれません。

両親の年齢など、身近な人に関する話だけでもできるようにしておきましょう。

100以上の数字

数字が3桁以上になる場合、100以上の数字は漢数詞で表し、そこに99以下の固有数詞を組み合わせて表現します。

固有数詞と漢数詞を混ぜた数字表現はニュースで人数を表現する時などによく見られます。

とは言いつつも、３桁以上の数字はすべて算用数字で表現してしまうことは多いです。

【韓国語の単位の使い分け】算用数字と固有数詞どちらを使えばいい？

https://kininaru-korean.net/9818

単位によって漢数詞と固有数詞どちらを使うかは少しづつ覚えていきましょう。

数字の「０」とその読み方

漢数詞を使った영(零)

漢数詞の영は主に数学や科学に用いられます。

오늘의 최고기온이 몇 도입니까?
今日の最高気温は何度ですか？

오늘의 최고기온은 영점육도입니다.
今日の最高気温は0.6度です

日本語の零(れい)のような使い方で、気温が０.3度なら영점삼도となります。

ちなみにテストの０点を빵점、金額の「0ウォン」を빵원と言ったりすることもあります。

공(空)は文字として考えよう

공は「空」の漢字が示す通り、中は空っぽの「まる」というイメージです。

전화번호가 몇 번입니까?
電話番号は何番ですか？

전화번호는 ‘공일공 일이삼사 오육칠팔’입니다.
電話番号は’010-1234-5678’です

電話番号には「공」を使いますが、数字というよりはテキスト(文字)として、数字をやりとりをしていると思えばいいと思います。

電話番号の発音が難しい？韓国語で数字のやり取りを確実にする方法

https://kininaru-korean.net/6004

固有数詞の「0」はない？

固有数詞はあくまで「いくつか」を数えるもので、数学のようにゼロという概念を用いるわけではありません。

오이와 토마토가 몇 개 있습니까?
きゅうりとトマトはいくつある？

오이는 없습니다. 토마토가 하나만 있습니다.
きゅうりはありません。トマトが1個だけあります

数え年も1歳からカウントしていくように算数の問題でもない限り「0個」と答えることはないですよね。

つまり「ゼロ」なら없다ということになります。

数え数字はまず1~20くらいまでを言えるようになりましょう。