-ㄴ다や-는다といった語尾は作文やニュースの記事などでよく使われる語尾です。

口語とは明らかに異なるので、普段の会話で使うことはまずないでしょう。

しかしTOPIKなどの語学試験を受けるのであれば、한다体も身につけておきたいところです。

한다体の基本的な使い方や文型

普段よく使っている語尾と한다体の違い

ますは通常の語尾と한다体を比べてみましょう。

普段よく使う語尾と한다体

-ㅂ니다
공부를 시작합니다.
勉強を始めます

한다体にすると
↓↓↓

-ㄴ다/는다
공부를 시작한다.
勉強を始める

日本語でも固苦しい言い方をする場合がありますが、似たようなものと思えばいいでしょう。

まずは形容詞との使い方から覚えよう

한다体はまず形容詞との使い方から覚えてみましょう。

動詞/形容詞 + -ㄴ다/는다

이다 + -다 = 이
기쁘다 + -다 = 기쁘
외롭다 + -다 = 외롭

가다 + -ㄴ다 = 간다
청소하다 + -ㄴ다 = 청소한다

먹다 + -ㄴ다 = 먹는다
읽다 + -ㄴ다 = 읽는다
닦다 + -ㄴ다 = 닦는다

形容詞の場合、語尾は-다のように原型のままとなります。

커피는 녹차보다 맛이 쓰다.
コーヒーは緑茶よりも苦い
(쓰다)
나에게는 불가능한 일이 없다.
俺に不可能なことはない
(없다)
오늘은 공기가 건조하고 날도 춥다.
今日は空気が乾燥して寒い
(춥다)

辞書に載っている形をそのまま使うので、한다体の中では最も使いやすいパターンでもあるでしょう。

한다体を動詞や名詞と使う場合はどうなる?

-ㄴ다は語幹にパッチムのない動詞と使う

-ㄴ다は語幹にパッチムのない動詞と一緒に使います。

우리 동생은 매일 제시간에 출근한다.
うちの弟は毎日決まった時間に通勤する
(출근하다)

출근하다の語幹は출근하ですが、하の下に-ㄴ다が入って출근한다となります。

난 알러지가 있어서 절대 술을 안 마신다.
僕はアレルギーがあるので絶対に酒は飲まない
(마시다)
나비처럼 날아 벌처럼 쏜다.
蝶のように舞い蜂のように刺す
(쏘다)

쏘다の語幹は쏘です。

つまり쏘の下に-ㄴ다が入るので、쏜다となります。

-는다は語幹にパッチムのある動詞と組み合わせる

-는다は語幹にパッチムのある動詞と組み合わせます。

유리창을 깨끗이 닦는다.
ガラス窓を綺麗に拭く
(닦다)

닦다の語幹は닦で、これに-는다が続くことで、닦는다となります。

난 늦은 시간에 음식을 안 먹는다.
俺は遅い時間にものを食べない
(먹다)
나는 아침마다 성경책을 7페이지씩 읽는다.
私は毎朝聖書を7ページづつ読む
(읽다)

읽다の語幹は읽ですね。

これに-는다が続けば、읽는다となります。

名詞と使う場合の文型はどうなる?

名詞には-이다や아니다を使います。

ただ使い方は形容詞に近く、原型をそのまま語尾にするような文型になります。

저기는 5년전에 망한 식당이다.
あれは5年前に潰れた食堂だ
(식당)
그녀는 정말 마음이 따뜻한 사람이다.
彼女は本当に心が温かい人だ
(사람)
오는 6월부터 해외여행이 가능해질 전망이다.
来る6月から海外旅行が可能になる見込みだ
(전망)

한다体は○○입니다のような言い方とは違うので、○○이다となります。

그것은 내가 한 일이 아니다.
それは僕がしたことではない
(일/아니다)

아니다は-이/가 아니다で使うので、これをそのまま語尾に持ってきましょう。

한다体は少し固い口調でもあるので、格言やことわざなどを表現する時に使ってもいいでしょう。