-ㅂ니다/습니다は「です、ます」を表す語尾ですが、これとは別に普段は-요体と言われる別の言葉遣いをします。
今回は日常の会話によく用いられる「です、ます」を練習してみましょう。
「-아요/어요/여요」の使い方
もう一つの「です・ます」の語尾
名詞に対して-입니다と-예요/이에요を使い分けたように、用言に用いる語尾も二種類あります。
名詞+이다 | -입니다 | -예요 -이에요 |
---|---|---|
動詞 形容詞 |
-ㅂ니다 -습니다 |
-아요 -어요 |
-요を使って「です、ます」を表現するのが、-아요/어요です。
-ㅂ니다/습니다が少し硬い言い方で改まった場面に用いることが多い一方、-아요/어요は少しやわらかい印象になります。
過去形と同じく、語幹の母音に合わせて文型を使い分ける
-아요/어요も動詞や形容詞の語幹に合わせて組み合わせを変えます。
語幹 + -아요/어요/여요
받다 + -아요 = 받아요
놀다 + -아요 = 놀아요
먹다 + -어요 = 먹어요
신다 + -어요 = 신어요
공부하다 + -여요 = 공부해요
따뜻하다 + -여요 = 따뜻해요
使い方は過去形の-았/었/였と似ています。
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」である
領収証を必ずもらいます
(받다)
久々に甥っ子と一緒に遊びます
(놀다)
ミンギョンさんは私より背が小さいです
(작다)
このズボンは裾がちょっと短いです
(짧다)
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」の時は-아요を付けます。
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」以外
学生食堂でクッパを食べます
(먹다)
俺は野菜が嫌いです
(싫다)
毎日ジーパンをはいてます
(신다)
僕は会社ではスーツを着ています
(입다)
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」以外の時は-어요を組み合わせましょう。
하다はなぜ「해요」になる?
하다の語彙には-여요が付いて하여になりますが、実際は해요の形で使います。
スペイン語を勉強しています
(공부하다)
僕は肉より魚が好きです
(좋아하다)
ここは風が気持ちいいです
(시원하다)
今日は昨日よりも暖かいです
(따뜻하다)
하여が해요になるのは発音が単純化するからです。
(ㅏ + ㅕ = ㅒ)
細かいことは考えず、하다は「해요」になると覚えましょう。
文型の短縮や省略などが起こることもある
同じような母音が続くと一つは省略される
過去形の時と同じく-요体になる際も似たような母音が続くと一つは省略されます。
가다 + -아요 = 가아요 → 가요
(ㅏ + ㅏ = ㅏ)
서다 + -어요 = 서어요 → 서요
(ㅓ + ㅓ = ㅓ)
同じ母音が続くため、1つは省略される
ちょっと住民センターに行きます
(가다)
今日は親戚に会います
(만나다)
人がたくさん並んでいます
(서다)
いちいち타아요とは言わないように、早く発音しようとすると母音が一つなくなる感覚です。
発音が二重母音になる語彙
語幹の母音と-아요/어요と組み合わさることで、発音が短縮されることもあります。
보다 + -아요 = 보아요 → 봐요
(ㅗ + ㅏ = ㅘ)
마시다 + -어요 = 마시어요 → 마셔요
(ㅣ + ㅓ = ㅕ)
短母音が組み合わさって「二重母音」になる
友達と大学路で映画を見ます
(보다)
焼肉店で一人でビールを飲みます
(마시다)
ミンギさんは本当に約束の時間に来るの?
(오다)
これも早く発音しようとすることで、連続した短母音が二重母音になります。
また-아요/어요には規則通りに変化しない「不規則活用」と呼ばれるパターンもあるので、こちらも少しづつ覚えていきましょう。
요体は覚えるべきことが多いので、少しづつ数をこなしていきましょう。