-ㄹ래요は-ㄹ게요と同じく意思表示に用いられる文法です。
ただ使い方やニュアンスが異なるため、混同する人も多い表現です。
ここでは-ㄹ래요の特徴を押さえ、うまく使い分けられるようになりましょう。
意志や決断を表すけれども…
本人のやりたいことや希望を表す
-ㄹ래요は自分がやりたいと思っていることを表す時に使います。
自分がやりたいことを表す
やりたいこと
영화를 보고 싶어요.
映画を見たいです
行動に移すことを表明
↓↓↓
やりたいことを宣言
영화를 볼래요.
映画を見るよ
基本的には「やりたいこと、やろうと考えていること」について、行動前に宣言するようなイメージで考えてみましょう。
「-ㄹ래요」の使い方
-ㄹ래요は動詞の語幹と組み合わせましょう。
動詞 + -(으)ㄹ래요
가다 + -ㄹ래요 = 갈래요
마시다 + -ㄹ래요 = 마실래요
취직하다 + -ㄹ래요 = 취직할래요
먹다 + -ㄹ래요 = 먹을래요
받다 + -ㄹ래요 = 받을래요
읽다 + -ㄹ래요 = 읽을래요
놀다 + -ㄹ게요 = 놀래요
듣다 + -ㄹ게요 = 들을래요
돕다 + -ㄹ게요 = 도울래요
語幹にパッチムがなければ-ㄹ래、ある場合には-을래を使います。
秋夕の連休は家で休みます
(쉬다)
私は大学に行かないよ
(가다)
私は八星自動車に就職します
(취직하다)
自分の希望を軸に進路などを決めた場合、このような言い方をすることも珍しくありません。
ただし宣言してもそれが実現するかはまた別の話です。
当分の間ここで一人で暮らします
(살다)
私はもうお酒は飲まないよ
(마시다)
当分お酒は飲みたくないのか、本当に禁酒するのかはともかく、どちらにせよ「お酒を控えたい」という意思が込められています。
「ㄹ래요」は自分本位の表現になる
自分の意志とは関係なしに「やります」と言うこともあるのが-ㄹ게요です。
そのため相手の意向に配慮した発言も出てきます。
みかんは1キロあたり4000ウォンにいたしますよ
しかし-ㄹ래요に「やりたくない」と思っていることは含まれません。
自分がやりたいことに話を限定するので、自分本位の表現になります。
これは絶対に売りません
-ㄹ래요が-ㄹ게요と違うは「自分はこうしたいから」という意思に基づいてる点にあります。
「-ㄹ래요」はこんな使い方もできる
意志確認をしたり、相手を誘ったりもできる
-ㄹ래요は本人の考えが重要なので、疑問文なら相手の意志を確認することになります。
先に風呂に入る?それともごはんにする?
アルコールにする?それともジュースにする?
ちょっとカフェで休んで行かない?
こちらの立場や都合は関係ない「相手がどうしたいのか」に焦点を置いた表現なので、使い方によっては遊びに誘ったりといったこともできます。
頼み事をする時にも使える
-ㄹ게요の意思確認はお願いをする時に使えます。
明日ちょっと時間ある?
ちょっとどけていただけますか?
電話を営業チームにつないでいただけますか
「~してくれる意志はありますか」という意味で考えれば、頼み事のニュアンスも理解できるのではないでしょうか。
迷ったら意思表示には「-ㄹ게요」を用い、意思確認には「-ㄹ래요」を使いましょう。