「飲食物は持ち込まないでください」
「ここには立ち入らないでください」
命令文の中で「~するな」という意味で使われるのが禁止です。
ここでは禁止の表現を練習しましょう。
※サンプル音声がある場合、例文の横のスピーカーのマークを押すと音声が再生されます。
禁止の表現「~するな」の使い方
相手に「してほしくないこと」がある時
相手にやってほしくないことを表現するのが禁止の文法です。
逆のことを命令する
①혼자 가세요.
一人で行ってください
②-지 말다
~をひかえる
①+②
↓↓↓
③혼자 가지 마세요.
一人で行かないでください
一人で行くことを「控える」ように命令する
指示に使う-세요に「行動をひかえること」を意味する-지 말다を組み合わせることで禁止のニュアンスになります。
-세요の命令文があいまいな人はあわせて復習してみましょう。
動詞の語幹に「-지 마세요」をつける
禁止の文は動詞の語幹に-지 마세요をつけます。
動詞 + -지 마세요
가다 + -세요 = 가지 마세요
만나다 + -세요 = 만나지 마세요
공부하다 + -세요 = 공부하지 마세요
읽다 + -세요 = 읽지 마세요
듣다 + -세요 = 듣지 마세요
만들다 + -세요 = 만들지 마세요
語幹にパッチムがあるかを気にする必要はありません。

廊下を走らないでください
(뛰다)

約束の時間に絶対に遅れないでください
(늦다)

それは誰にも言わないでください
(말하다)

許可なく人の手紙を見ないでください
(보다)
他の文法と比べて文を作りやすいと思います。
言葉遣いや尊敬の度合いなどでも変わる禁止の表現
禁止を「-ㅂ니다」で話したい時は?
禁止の命令文を-ㅂ니다で話したい時は-지 마십시오を使いましょう。

何の心配もなさらないでください
(걱정하다)

三日間お酒を飲まないでください
(드시다)

この時間に窓を開けないでください
(열다)
組み合わせる言葉が違うものの、使い方は-지 마세요と同じです。
目下の人に禁止を表現するなら?
親しい人や目下の人に対しては尊敬語を用いなくても構いません。

教科書に落書きしないで
(낙서하다)

これ以上あの女に会わないで
(만나다)

俺の後ろに立つな
(서다)
-아요/어요やタメ口を使っても、立派な禁止の文になります。
禁止の命令文の語尾一覧
禁止の表現を簡単にまとめると以下のようになります。
尊敬 | 非尊敬 | ||
---|---|---|---|
-지 마세요 | -지 마십시오 | -지 말아요 -지 마요 -지 마라 |
状況にあわせてこれらを使い分けていきましょう。
命令文は標識や案内を見ながら、それを韓国語にしてもいいと思います。
さまざまなバリエーションを持たせながら練習してみましょう。