韓国語を学んでいる人なら、一度は韓国語能力試験を受けてみようかと考えたことがあるのではないかと思います。
資格の取得だけでなく、実力がどのくらい付いたかを知る目安としても、試験を受けるのはいいことです。
ところで試験勉強に欠かせないものといえば「過去に出題された問題」です。
新しい試験形式の韓国語能力試験に対応
「TOPIK EXAM」は韓国語能力試験の過去問題ができるアプリです。
初級と中上級の問題「リスニングと読解」で構成
2014年以降の新しい実施要領に対応しているのが特徴で、初級(TOPIKⅠ)と中上級(TOPIKⅡ)が用意されています。
それぞれ듣기(リスニング)と읽기(読解)の問題を練習することができます。
この中から自分が解いてみたい過去問題を選びましょう。
듣기(リスニング)の問題で練習
音声付きで、回答も簡単にできる
一覧の中から過去問題を選ぶと模擬試験がスタートします。
リスニングは開始とともに音声が自動で流れ始めます。
画面の上には時間が表示され、制限時間と試験開始からどのくらいの時間が経っているのかを知ることができます。
制限時間が中途半端になっていますが、これはリスニングの試験の初めに流れる注意事項などに関する音声も含まれているからです。
いきなり問題が始めるわけではないため、多少時間が長くなっています。
回答は正解と思うものを選び、その番号をタップしましょう。
特に難しいことをするわけでもないので簡単ですね。
制限時間いっぱいになるか、問題にすべて回答すれば、模擬試験終了です。
答え合わせも簡単で、点数も自動計算してくれる
回答が終わっても制限時間が残っている場合は、右上の결과(結果)をタップします。
本当に終了するか確認されますが、構わず進みましょう。
回答と正解、そして点数も計算して出してくれます。
答え合わせが簡単にできるのがこのアプリのいいところですね。
읽기(読解)の問題で練習
実際の試験と同じようにできるのが特徴
읽기は画面に表示される時間がそのまま試験時間となります。
リスニングのように音声を流すわけではないので、時間にズレがないわけです。
より本番の試験を意識しながら問題に取り組むことができると思います。
回答の方法はリスニングの時と同じで、正解と思う番号の選択肢を選んでタップします。
回答が終わったら、答え合わせを行いましょう。
答え合わせや点数の確認の仕方は듣기と同じです。
ちなみに答え合わせをした後に再び問題の画面に戻ると、回答と正解の両方が表示されます。
自分がどう回答し、答えは何だったのかを見直すのにも有効でしょう。
スキマ時間を使った勉強
制限時間に合わせて実際の試験のように問題を解いていくのもいいですが、このアプリはちょっと違う使い方もできます。
問題の途中で左上の戻るボタンをタップすると「セーブしますか?」という表示が出てきます。
ここで「SAVE」を選ぶと、それまでの回答を一時的に記録しておくことができます。
前回の続きから問題を始める時はメニューからHistory(履歴)を呼び出します。
練習した問題が一覧で出てくるので、そこから前回の記録を呼び出します。
記録しておいた回答が出てくるので、問題の続きをやりましょう。
この機能を使えば、地下鉄やバスの移動間に少しづつ問題を解いていくといったこともできます。
ちょっとした空き時間にTOPIKの問題ができちゃうわけです。
쓰기(書き取り)の問題を練習したいなら
過去の問題を公開しているサイトを利用する
「TOPIK EXAM」アプリは쓰기(書き取り)には対応していません。
書き取りの試験対策をしたい人は、過去の問題を公開しているサイトなどを利用しましょう。
サイトからダウンロードできるのは問題と回答のみになります。
予想問題集を購入する
問題だけでなく解説も欲しいという人は問題集を利用して勉強するのもいいでしょう。
韓国語能力試験の対策本は種類も豊富です。
アプリは予期せぬ不具合でプログラムが急停止するといったことが起こらないとも限らないので、模擬試験として問題を解く場合はノートなどに回答をメモしておくのが無難かもしれません。
いいことづくめではないことも踏まえた上でうまく活用してください。