形容詞に続いて動詞の連体形を練習してみましょう。

連体形とは「走っている人」のように、名詞の前に意味を付け加える言葉のことです。

動詞を連体形にする場合、どのような使い方をするのでしょうか。

動詞の連体形って?

動詞が名詞の前に来るとどうなる?

動詞は動きや変化を表す言葉ですが、動詞を使って名詞を修飾すると次のようになります。

動詞の連体形って?

通常の動詞の文「○○が~する」
저는 커피를 마셔요.
私はコーヒーを飲みます

動詞の位置を変える
↓↓↓

連体形の動詞の文「~している○○」
제가 마시는 커피예요.
私が飲んでるコーヒーです

動詞を名詞の前に置くことによって、その特徴や性質を表す言葉に変化します。

連体形「-는」の作り方

語幹にパッチムがあろうがなかろうが、すべて-는をつけるだけです。

動詞 + -는

가다 + -는 = 가
마시다 + -는 = 마시
공부하다 + -는 = 공부하
좋아하다 + -는 = 좋아하

먹다 + -는 = 먹
잡다 + -는 = 잡

살다 + -는 = 사
팔다 + -는 = 파

-는は日本語なら「~している」というニュアンスの文が多いでしょう。

지금은 쉬는 시간조차 아까워요.
今は休んでる時間すら惜しいです
(쉬다)
먹는 시간이 있으면 자고 싶어요.
ごはん食べてる時間があるなら寝たいです
(먹다)
외국어 학습은 매일 공부하는 습관이 중요합니다.
外国語学習は毎日勉強する習慣が大事です
(공부하다)

語幹にパッチムがある場合、먹는[멍는]のように発音が変化します。

ㄹパッチムの動詞はㄹがなくなる

語幹にㄹパッチムがある語彙の場合、パッチムが脱落したところに-는が付きます。

어떤 집에 사는 사람일까?
どんな家に住んでいる人だろうね?
(살다)
저렴한 빵을 파는 빵집입니다.
安いパンを売ってるパン屋です
(팔다)

これらの変化はㄹ脱落と呼ばれますが、このような活用の仕方をするのは-ㅂ니다や-세요などもそうですね。

「는」の様々なニュアンスや注意点

なんでも「~している」になるとは限らない

-는が性質や特性などを表すと言ってもニュアンスは様々で、なんでも「~している」になるとは限りません。

노래는 못하지만 춤을 잘 추는 사람이에요.
歌は下手だけどダンスの得意な人です
모르는 있으면 언제나 물어보세요.
わからないことがあればいつでも聞いてください
그냥 아는 사람이에요.
ただの知り合いです

こうした表現は日本語で考えると難しくなるかもしれません。

駅でよく見かける表示も連体形

갈아타는
乗り換え口

나가는
出口

駅でよく見かける表示は「みんなが乗り換えに利用している場所、出口となっている所」のような解釈をしてもいいですが、こういうものだと思ってそのまま覚えてしまいましょう。

進行中あるいは持続的な動作などを表す

連体形には現在進行のようなニュアンスもあります。

내가 다니는 학원은 종로에 있습니다.
俺が通っている塾は鍾路にあります
저 신문을 보는 사람이 누구예요?
あの新聞を見ている人は誰ですか?
우리 회사에서 가장 많이 팔리는 제품입니다.
わが社で最も売れている製品です

この場合は「今、もしくは最近~している」という意味になります。

있다と없다は特別な語彙

있다や없다は形容詞ですが扱いは動詞に近く、連体形には-는を使います。

맛있는 한국요리를 먹고 싶어요.
美味しい韓国料理が食べたいです
재미없는 내용이었고 시간 낭비였습니다.
つまらない内容で時間の無駄でした
가방에 있는 물건을 다시 한번 확인했어요?
バッグの中にあるものをもう一度確認しましたか?

있다と없다は特別な例として覚えておきましょう。

形容詞と同じく名詞と前後の順番を入れ替えたりしながら、いろいろ練習してみてください。