連体形の-ㄴ/은と것を組み合わせてみましょう。

-는 것の文のような感じで、過去の話について言い方を変えたのが、-ㄴ/은 것です。

것を使った表現を使いこなして、さらにレベルアップしましょう。

直訳が難しい「~したこと・もの」

「~したこと、~したもの」のような言い方

-ㄴ 것は「~したこと、~したもの」のような表現によく用いられます。

過去にあったことやものを表す

제가 이 글을 썼어요.
私がこの文章を書きました

言い回しを変えてみる
↓↓↓

이 글은 제가 쓴 겁니다.
この文章は私が書いたものです

文章を書いたという行動から「書いたもの」のように話のメインになるものが変化します。

過去の動作の対象や結果などを表す「~したもの」

文型は動詞を-ㄴ/은にして、そこに것を付け足しましょう。

動詞 + -ㄴ/은 것

사다 + -ㄴ/은 것 = 산 것
쓰다 + -ㄴ/은 것 = 쓴 것

먹다 + -ㄴ/은 것 = 먹은 것
읽다 + -ㄴ/은 것 = 읽은 것

돕다 + -ㄴ/은 것 = 도운 것
듣다 + -ㄴ/은 것 = 들은 것
놀다 + -ㄴ/은 것 = 논 것

基本的には過去の成果物などを表すことが多いでしょう。

그건 제가 한국에서 보낸 겁니다.
それは私が韓国から送ったものです
(보내다)
이 옷은 작년에 일본에서 거예요.
この服は去年日本で買ったものです
(사다)
저거는 16세기 레오나르도 다 빈치가 그린 겁니다.
あれは16世紀レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものです
(그리다)

語幹のパッチムがあるかどうかで文型が変わり、文末で使用する場合は-요と-ㅂ니다を使い分けてあげます。

그 사진은 홍콩에 여행 갔을 때 찍은 거예요.
その写真は香港に旅行に行った時に撮ったものです
(찍다)
이 편지는 10년전에 친구한테 받은 거예요.
この手紙は10年前に友達からもらったものです
(받다)
그 중에서 마음에 든 것 있어요?
その中で気に入ったものはありましたか?
(들다)

動詞の-ㄴ/은がわからないと文が作れないので、苦手な人は合わせて復習しましょう。

「-ㄴ/은 것」のニュアンスが複雑になるのはなぜ?

過去の行動や事実「~したこと」を意味することもある

-ㄴ/은 것は「行動そのものや結果、状況を表すこともあります。

배고파서 배달을 시킨 거예요.
お腹が空いたので出前を頼んだんです
감기는 다 나은 거예요?
風邪はもう治ったんですか?
더 이상 만나기 싫어서 헤어진 거예요.
これ以上会うのが嫌で別れたんです
복권에 당첨된 처음이에요.
宝くじに当たったのは初めてです

過去のできごとなどを話すわけですが、事実について説明するようなイメージで考えるといいと思います。

形容詞「~なもの」と混同しやすい

-ㄴ/은 것は形容詞と用いることもあります。

매운를 좋아해서 매일 먹어요.
私は辛いものが好きで毎日食べます
가방은 가벼운이 좋을 거예요.
バッグは軽い物がいいと思います
이거는 그렇게 비싼 아냐.
これはそんな高いものじゃないよ

ただし形容詞を使った場合、文型は同じように見えてもニュアンスが異なります。

形容詞では「~なのもの」になり、動詞なら「~したもの、したこと」のようなイメージで考えるといいでしょう。

迷ったら形容詞の-ㄴ/은を見直してみることもおすすめします。

口語と文語で使い方が変わる?

口語では変化したものをよく使う

것は話し言葉と書き言葉で形が変わりますが、-ㄴ/은 것を使う場合も同様です。

書き言葉

제가 읽은이 그 책입니다.
私が読んだのはその本ではありません
제가 중에서 가장 재미있는 영화였어요.
私が見た中で一番面白い映画でした

거や건など、것の部分が様々な形に変化します。

話し言葉

어제 먹은 하나도 기억이 안 나요.
昨日食べたものが一つも思い出せません
확인된 이게 다예요?
確認できたのはこれで全部ですか?

口語と文語の違いを押さえるのはもちろん、自由に使い分けができるように練習してみましょう。

口語と文語の違いを一覧にすると?

것の口語と文語を簡単にまとめると次のようになります。

文語 口語
것이
것은 거는/건
것을 거를/걸

-는 것とかでも同じような使い方はできるので、것と助詞の組み合わせを変えたりしながら、いろんなパターンの例文を作ってみるのもいいでしょう。

-ㄴ/은 것はいろんなパターンの文に触れながら、少しづつ慣れていきましょう。