맞히다と맞추다は使い方を間違えやすい言葉です。

韓国人もややこしくなることがよくあるくらい、ニュアンスや意味を混同しやすいからですが、맞히다と맞추다の違いについて解説していきます。

맞히다の使い方

「答えを当てる」ニュアンス

맞히다はなぞなぞやテストの問題などに「正解する」といった時に使います。

10문제중 7개를 맞혔습니다.
10問中7つ当たりました
맞히기가 힘든 수수께끼예요.
正解するのが難しいなぞなぞです
어려운 문제도 한 번에 다 맞혔어요.
難しい問題も一回で全て正解しました

ここでは알아맞히다も基本的に同じ意味と考えて構いません。

ポイントは正解かどうかです。

「ものをぶつける、当てる」の意味

あるものを他の何かに当てる時にも맞히다を使うことがあります。

열 발중 여덟 발을 맞혔습니다.
10発中8発当てました
화살 10개를 다 과녁에 맞혔네요.
矢10本をすべて的に当てましたね
표적이 움직이면 맞히기가 어려워집니다.
標的が動くと当てるのが難しくなります

銃や弓矢を撃って「的に当てる」といった場合も、重要なことは「当たったか、外れたか」です。

ど真ん中に命中させたか、少しずれたかではありません。

맞추다の使い方

基準と「照らし合わせる、比較する」ニュアンス

맞추다は2つ以上のものを並べて「比較する時」に使います。

답안지와 정답을 맞춰서 확인해 봐요.
回答用紙と答えを照らし合わせて確認してみなよ
남자친구랑 스케줄을 맞춰 봤더니 다음 주는 하루밖에 못 만나요.
彼とスケジュールを確認しれみたら来週は1日しか会えません
리스트와 잘 맞춰서 빠진 게 없는지 확인해 봐요.
リストとよく照合して、足りないものがないか確認して

比べることで、どこが異なるのか・何が違うのかを確かめます。

比較した時に異なる部分が見つかれば、そこを修正したり、一致させたりもします。

したがって「テストの答え合わせ」もこのパターンに当てはまります。

あるべきところに「当てはめる」ニュアンス

お互いに離れているものを本来あるべきところに持って行くような時にも、맞추다を使います

이 퍼즐을 3분 안에 맞춰 보세요.
このパズルを3分で完成させてください
분해했던 부품들을 다시 맞춥니다.
分解していた部品をまた組み合わせます

ジグソーパズルを想像してみてください。

ピースの納まるべき場所は決まっていて、そこにパズルを持って行くようなイメージです。

깨어진 유리잔을 다시 맞출 수는 없어요.
割れたグラスを元に合わせることはできません

本来の位置や場所が決まっていて、そこにピースや回答を合わせられるかどうかがポイントです。

맞추다と맞치다を間違えるパターンは?

正解の「数字」と一致させる?

ロトなどの宝くじ、あるいは競馬をイメージしてみましょう。

くじや競馬は数字を当てる、いわば「クイズ」のようなものです。

숫자를 맞히면 거액을 얻을 수 있습니다.
数字を当てると大金をもらえます (ㅇ)

これはあらかじめ正解が決まっているものではありません。

抽選結果が出るまでどうなるかはわからないので、当たるか外れるかの맞히다を使います。

숫자를 맞추면 거액을 얻을 수 있어요.
数字を当てると大金をもらえます (x)

ところが「大当たりの数字」と一致させると勘違いしやすいため、こういう間違いが起こってしまいます。

번호를 맞춰 봤는데 안 맞았어요.
番号を確認してみたけど当たらなかったよ (ㅇ)

ただし当選番号を確認するのであれば、予想した数字を結果と照らし合わせるので맞추다になります。

ど真ん中を「本来の場所」と勘違いしていまう

射撃やダーツを想像してみてください。

的に当たりさえすれば命中ですが、ど真ん中が「弾や矢が飛んでいくべき場所」と思ってしまうのではないでしょうか。

나라면 표적에 잘 맞힐 수 있어.
俺なら的にちゃんと当てられるぞ (ㅇ)
나라면 표적에 다 맞출 수 있어.
俺だったら的に全部当てられるぞ (x)

的の中央に弾や矢をもっていくと勘違いしてしまうわけですが、パズルのピースをはめるのとは違うので、弾を当てる時は맞히다です。

合言葉を確認するのは맞히다でしょうか?맞추다でしょうか?ㅋㅋ