普段の会話で「~だけど、~なのに」といった言い回しは、みんなよく使うと思います。

韓国語でもこうした言葉は使用頻度が高く、マスターしておきたい必須表現です。

今回は韓国語の「~けど、~のに」を覚えて表現力アップを目指しましょう。

前置きについて話す

「그런데」で分けていた文をまとめてしまう

-ㄴ데は前置きについて話す時に使います。

前置きを表すとは?

①날씨가 좋아요.
天気がいいです

그런데 놀러 안 가요?
なのに遊びに行かないの?

①+②
↓↓↓

③날씨가 좋은데 놀러 안 가요?
天気がいいのに遊びに行かないの?

前に来る内容をきっかけに次の話が展開されます。

前置きになる話を그런데を使って文を2つに分けることもできますが、そこまで長くもないのなら、話を一つにまとめてしまいましょう。

動詞と形容詞では文型が違う

-ㄴ데は組み合わせる言葉によって、語幹につける形が変化します。

形容詞/動詞 + -ㄴ데/-은데/-는데

크다 + -는데 = 큰데
이다 + -는데 = 인데
좋다 + -는데 = 좋은데
예쁘다 + -는데 = 예쁜데

보다 + -는데 = 보는데
먹다 + -는데 = 먹는데
있다 + -는데 = 있는데
좋아하다 + -는데 = 좋아하는데

샀다 + -는데 = 샀는데
봤다 + -는데 = 봤는데
읽었다 + -는데 = 읽었는데

이다は形容詞と同じく-ㄴ데
있다/없다は動詞と同じく-는데

形容詞や名詞と組み合わせる

키가 큰데 운동신경이 안 좋아요.
背は高いけど、運動神経がよくないです
(크다)
이 옷이 예쁜데 이거를 사는 게 어때요?
この服かわいいけど、これを買うのはどうですか?
(예쁘다)
아직 7살인데 엄청 똑똑해요.
まだ7歳だけど、すごい賢いです
(7살이다)

形容詞や名詞(-이다)と組み合わせる時は、パッチムの有無に合わせて-ㄴ데/은데を組み合わせましょう。

動詞や있다/없다などと組み合わせる

강남에서 영화를 보는데 같이 볼래요?
江南で映画を見るんだけど、一緒に見ますか?
(보다)
벌써 30분이나 기다리는데 친구가 안 와요.
もう30分も待ってるのに、友達がまだ来ません
(기다리다)
집에 고양이가 있는데 이름이 ‘마사루’예요.
家に子猫がいるんだけど名前は「マサル」です
(있다)

動詞や있다/없다などの場合は-는데を使います。

組み合わせの仕方は連体形と似ているので、文型で迷ったら連体形に戻ってみましょう。

過去形と組み合わせるとどうなる

過去形の場合は品詞に関係なく、動詞に近い使い方になります。

어제 돼지갈비를 먹었는데 너무 맛있었어요.
昨日デジカルビを食べたんだけど、すごいおいしかったです
박물관에 가 봤는데 쉬는 날이었어요.
博物館に行ってみたけど、休みの日でした
온라인으로 옷을 구매했는데 사이즈가 좀 작아요.
オンラインで服を購入したけど、サイズが少し小さいです

過去形の-았/었に-는데を付けましょう。

よくある疑問や覚えておきたい使い方

「-지만」と「-ㄴ데は」どこが違うのか?

-ㄴ데は日本語にすると「~けど」のような文になることが多いので、-지만とどこが違うのかと思う人もいるのではないでしょうか。

방이 넓지만 값이 비싸요.
部屋は広いけど家賃が高いです

-지만は逆説を表すので、必ず前後の内容が反対になります。

공간이 넓은데 안 비싸서 여기로 했어요.
スペースは広いけど高くないのでここにしました

しかし-ㄴ데は前置きなので、後半の話が必ず反対の内容になる必要はありません。

그런데に続く内容は必ず逆説になるとは限らないわけです。

会話では「-요」が付くこともある

会話では-ㄴ데に-요が付くことがあります。

신곡이 나왔는데 너무 좋은 노래예요.
新曲が出たんだけど、すごいいい曲です
찌개는 조금 매운데 정말 먹을 수 있어요?
チゲは少し辛いけど、本当に食べれますか?
편지를 받았는데 아직 안 읽었습니다.
手紙をもらったんだけど、まだ読んでません

友達の中にもこういう話し方をする人は結構いるのではないでしょうか。

他の文法と組み合わせて使おう

表現力アップのために-ㄴ데を他の文法と使ってみましょう。

식사하러 가는데 같이 갈래요?
食事に行くんだけど一緒にどう?
스페인어를 공부하고 싶은데 좋은 책이 있어요?
スペイン語を勉強したいんだけど、いい本はありますか?
중국어 책을 사려고 하는데 어디서 사면 될까요?
中国語の本を買おうと思うんだけど、どこで買えばいいかな?

例えばこんな感じで、これまで覚えた文法に-ㄴ데を組み合わせれば、表現できることが増えていきます。

-ㄴ데は使い勝手もいいので、いろんな文法と組み合わせながら練習してみましょう。