留学、就職、結婚などで韓国に長く滞在している人にとって避けて通れない?のが、パソコンの買い替えではないでしょうか。
しかし「韓国製パソコンってどうなの?日本製を使ったらだめなの?」という人もいるでしょう。
そこで韓国のパソコンを使うメリットとデメリット、購入方法などをまとめてみました。
韓国製パソコンを使うメリット
キーボードが韓国語なのでハングルの入力が楽!
まずハングルが打てるキーボードになっているので、韓国語の入力が楽です!
わざわざ日本製のパソコンにハングルのキーボードシールを張らなくてもいいのは大きなメリットでしょう。
また言語の設定を変えれば、日本語の入力も可能になります。
大半はローマ字入力で日本語を打ち込むと思うので、キーボードにアルファベットさえ書いてあれば、日本語の文字入力は事足ります。
コンセントの形状を気にしなくてよい
韓国製パソコンであれば、コンセントの形状に気を使う必要もありません。
そのまま差し込めばOKです!
一方で日本のパソコンを韓国で使う場合は、韓国のコンセントに合った変換プラグを用意する必要があります。
AタイプをCタイプもしくはSEタイプに変換できるプラグを購入しましょう。
通販やネットバンク、大学のサイトを利用する際には必須?
韓国のオンラインショッピングやネットバンクは通販サイトや銀行のホームページが指定する補助プログラムなどをあらかじめインストールしなければならないことがあります。
ところが日本製のパソコンだと、これらのプログラムにうまく対応しない場合があります。
機種にもよりますが、その場合は一部の通販サイトやネットバンキングの利用が難しくなる場合があります。
ただ最近は通販や銀行のサイトも改良が進んでいて、韓国パソコン以外にも対応できるようになってきています。
韓国製パソコンのデメリット
日本のコンセントに合わせたプラグが必要
韓国製パソコンを日本で使う場合、メリットがそっくりデメリットに変わってしまいます。
まずコンセントの形状がそうですね。
韓国製パソコンを日本で使うためには日本のコンセントの形状にあった変換プラグを準備する必要が出てきます。
この場合は「CやSEタイプ」からAタイプに変換できるプラグを準備しましょう。
日本ではすぐに修理ができない
パソコンが故障してしまった場合、修理に出そうと思っても日本では難しくなります。
韓国では「A/S」と呼ばれるサービスセンターにパソコンを持って行き、修理を依頼することになります。
めったに壊れる物ではありませんが、万が一はあるかもしれません。
逆に日本のパソコンを韓国で使う時も、壊れたら帰国するまでは修理には出せなくなります。
韓国語がある程度できないと使えない?
そもそも韓国人向けのパソコンなので、言語はすべてハングルで表示されます。
設定変更すれば日本語でも使えますが、メニュー表示をたどっていける程度の語学力は必要になります。
ただ韓国でパソコンの購入を考えている時点で、それなりに韓国語を理解する力はあると思うので、デメリットというほどのことでもないでしょう。
パソコンの購入と言語設定
通販でパソコンを買うのが主流?
韓国では通販でパソコンを購入する人も多いです。
通販のいいところは、いちいち店に出向かなくても自宅にパソコンが届くことです。
また数あるパソコンの中からどれがいいか、じっくりと比べることもできます。
ただし初期設定を自分で行わなければならない上に、万が一届いたものが壊れていた場合、返品や交換に対応してもらう必要が出てきます。
直接お店に行って買うのが確実
韓国の通販を利用できない人は、お店に行って買うしかないでしょう。
お店で買うメリットは直接商品を確認できることと、販売店側で初期設定まで行ってくれることです。
하이마트やテクノマートなどの家電量販店、あるいは龍山などにある電機商店街(秋葉原のようなところ)などに行きましょう。
日本語入力機能を追加し、必要なら「OS」を日本語表示にする
パソコンを購入したら、自分が使いやすいようにカスタムしていく必要があります。
初期状態では韓国語と英語しか打ち込めないようになっているので、日本語が入力できるようにしましょう。
またパソコンのシステムを「日本語表示」に切り替えたい人は、あわせて変更しましょう。
韓国語表示のままで使える人は特に変更する必要はありません。
おすすめの韓国製パソコンは?
どんなパソコンを使っているの?
参考までに僕が使っているパソコンも紹介したいと思います。
メーカー:Samsung
CPU:Core i5 (3317U 1.7GHz)
画面:13インチ
メモリ:8GB
記憶装置:SSD 256GB(元々HDDでしたが、SSDに入れ換えました)
重量:1520g
価格:120万ウォンくらいで購入
2013年に購入したサムスンのノートブックで、当時はそこそこの軽さとスペックを備えていたと思います。
オンラインゲームをするのは難しいですが、youtube動画を再生し、Wordでレポートを作成しながら、ネットで調べものをするくらいなら平気です。
持ち歩くのにも便利な「13インチ」です。
ハードディスクをSSDに交換したり、CPUグリスを塗りなおすなど、多少の手は加えています。
日本人留学生が韓国パソコンを使うなら?
日本人留学生が韓国でパソコンを買うなら、大学生向けのノートパソコンがいいでしょう。
理由は値段とスペックが手頃であることと、持ち運びに便利だからです。
特に女性にはコンパクトな機種の方がいいと思います。
作業するなら画面サイズは大きい方が作業しやすいですが、大きすぎると持ち歩く時に大変になるし、画面の大きさは慣れれば気にならなくなります。
ちなみに13インチでA4ファイルくらいの大きさの画面になります。
韓国の大学生に人気のモデルは?
韓国の大学生に人気のノートパソコンを一つ紹介します。
LG電子から販売されている「LG gram」シリーズです。
スリムかつシンプルなデザインと、軽さが人気になっていますが、僕のパソコンよりもずっといいですね~。
同じ機種でもさらにスペックの高いモデルになると価格はさらに上がりますが、このくらいのモデルでも十分でしょう。
韓国で人気のノートパソコン、日本では買えないの?
「LG gram」シリーズは日本向けのモデルも販売されています。
スペックも十分で持ち運びもしやすい機種です。
韓国人と同じパソコンを使ってみたい人はこうした機種を検討してみるのもいいと思います。
使う場所や環境によってメリット・デメリットが変わってきますので、それらを把握した上でパソコンを購入するのであれば、韓国製パソコンを使うのもいいでしょう。
韓国製か日本製かどちらのパソコンを買うかは人それぞれですので、自分の使い方に合わせて選んでください。