韓国語で「どちら様ですか」と言いたい時、すぐに思いつくのは누구を使った表現だと思います。
もちろんこれも正しいのですが、他にも「どちら様」を意味する韓国語があります。
※サンプル音声がある場合、例文の横のスピーカーのマークを押すと音声が再生されます。
組織や団体をたずねる時は「어디」
누구はあくまで「個人」に対して使う言葉で、対象が「組織や団体」の場合は表現も変わってきます。

保険料が最も安い会社はどこですか?

これはどこの製品かわかりますか?

アメリカでもっとも有名は企業といえばどこでしょうか?
ここでの어디は企業や会社について質問しているのであって、場所をたずねているわけではないですね。
電話対応でうっかり間違えないようにしよう
「誰」はそれが個人か団体かで使う語彙が変わるわけですが、電話対応の場合も同じようなことが言えます。

失礼ですがどちら様ですか?

ところでどなたでしょうか?

あのどちら様でしょうか?
누구ではなく어디を使うのは、仕事の場合は「企業の一員」として電話をかけることも多いからですね。
つまりどこの会社や企業を代表して電話をかけてきているのかを聞いているわけです。

今電話をおかけになっている方のお名前をお伺いしてもよろしいですか?
もちろん누구を使ってダメと言うわけではないので、うまく使い分けるといいでしょう。
電話で「어디」と言っても本当に場所を聞いている場合もあるので、あくまで状況に合わせて的確に判断してください。