仕事や業務において、要件の確認は欠かせないものです。

特に窓口や電話で対応に当たっている人は必須とも言えるのではないでしょうか。

また逆にこちらが要件を伝えなければならない場合もあるかもしれません。

今回はそんな要件や目的の確認に使われることの多い表現を紹介します。

韓国語で「何の用ですか?」を表す

「무슨 일、어떤 일」は文字通り覚えやすい

ニュアンスも簡単で最も覚えやすいのが무슨 일です。

무슨 일로 오셨어요?
どんな用で来られたんですか?
어떤 일이십니까?
どんなご用ですか?

文字通り「どんな用事」なのかを意味する表現です。

また似たような表現に어쩐 일というのもあります。

여기까지 어쩐 일이세요?
こんなとこまで何の用ですか?

어쩐 일は要件をたずねる意味もありますが、他に「何事だ、どうしたんだ」といったように驚きなどの感情を交えながら話す時にも用いられます。

「용건」は簡単だけど少しトゲのある言い方?

直訳に近い、もっと簡単な表現もあります。

용건이 뭡니까?
要件は何ですか?
용건이 무엇인지 말씀하세요.
要件は何なのかおしゃってください
간단히 용건만 여쭤보겠습니다.
簡単に要件だけお尋ねします

여쭤보다は물어보다の敬語表現です。

気分や口調、言い方によっては不機嫌な印象を与えてしまうこともあるので、使う時は少し気をつけましょう。

今日はどうされました?本日はどうしました?

大抵の外国人はほぼ確実に間違える?

次のやり取りをみてください。

어떻게 오셨어요?
どうされました?
지하철로 왔어요.
地下鉄で来ました
그게 아니고 어디가 아프시냐고요?
そうじゃなくて、どこがよくないんですか?

「어떻게 오셨어요?」をそのまま文面通りにとらえたことで、おかしな回答になってしまいました。

そのため質問の仕方を変えて、再度話を聞きなおしています。

病院だけじゃなく役場や郵便局、銀行も同じ

役場や郵便局などの受付窓口でも、同じような聞き方をされることはよくあります。

その場合は「どんな用件で来たのか」を聞かれているということですね。

銀行なら「口座開設や送金がしたい」とか、郵便局なら「どこかに荷物を送りたい」といった要件を伝えればいいことになります。

決して「バスで来ました」とか言わないようにしましょう。

受け付けで聞かれることはある程度決まっているので、スムーズに要件を伝えられるよう練習してみましょう。