「~とよく言われます」
「~と言われました」
受け身の表現の一つに-아/어지다がありますが、「~と言われる」を말해지다とは言いません。
そこで「~と言われます」のようなニュアンスに使える表現を紹介していきます。
「~를 듣다」を使った表現
私がまわりから「~だ」と言われる
「~だと言われる」によく使う表現が소리를 듣다です。
소리には話という意味もあり「~という話を聞く」のような言い方を使って表現します。
よくそう言われます
자주や많이と一緒に使えば回数が増えるので、結果的に「よく言われる」というニュアンスになります。
あるいは頻度を減らして、가끔などと一緒に使っていいですね。
時々お母さんに似てるって言われるんです
なんで英語を勉強するんだってよく言われます
ところで소리를 듣다は間接話法とセットになることが多いです。
-다는 소리=-다고 하는 소리
-냐는 소리=-냐고 하는 소리
間接話法と使う時はこうした表現の一部が省略されていると考えましょう。
また소리の他に이야기や말などを使って表現することもあります。
第三者が周囲から「~だ」と言われる
自分ではなく他の誰かが「~と言われる」と言いたい時は、その第三者を主語にしましょう。
ヨンジュは小さい頃、神童と言われたそうです
サンウは外国人みたいって言われるのが嫌なんだってさ
母は若いころ美人だとよく言われたそうです
こうした使い方は「~と言われる」には必須なので、ぜひ覚えてください。
文によっては「~と言われる」にはならない
소리를 듣다が必ず「~と言われる」という意味になるとは限りません。
あのスーパーは売場が広くて利用しやすいという話を聞きました
私もそういう話はよく耳にしました
ここでは自分が聞いたことについて話しているだけなので、受け身とは異なります。
こうしたニュアンスは状況に合わせてうまく判断しましょう。
「-라고 하다」を使った表現
まわりが私に「~だ」と言う
「~だと言われる」の韓国語として他に、-라고 하다や-다고 하다を使った表現もあります。
彼女にいつも「やせろ」って言われるんだ
私は周りから年齢の割に若く見えるって言われます
休暇で家に帰るたびに母にいつ結婚するんだ?って言われます
これらは他人が自分に対して何と言うのかを表現するのがポイントです。
みんなが彼に「~だ」と言う
-라고 하다や-다고 하다を使って、他人が周りから「~と言われる」を表すこともできます。
ヨンジュはお店に行く度に店員に身分証見せてくれと言われるそうだよ
童顔だからじゃないかな
間接話法を使った文は直訳で解釈しないことも多くなります。
ユジンはみんなからかわいいって言われるよ
韓国の人口は5000万人と言われています
こういう表現があるから間接話法が難しくなるんじゃないかと思います。
いずれにせよ、まわりがその人に対して何と言ってるのかを考えながら練習してみましょう。
「~と言われる」の応用や使い分け
語彙や順番を入れ替えて文を作る
使う語彙やその順番を入れ替えると、表現できることが一気に増えます。
中学の時、勉強しろって言われるのが一番嫌だったよ
말にも話や言葉という意味があるので、소리の代わりの使ってもいいですね。
食事中にスマホを見るなって怒られました
間接話法を使えば、説教や悪口として言われたことも表現できます。
女の子が言われたらうれしい言葉です
あるいはこういう言い方も可能です。
直訳が難しい表現も使えるようになると、さらにレベルアップできると思います。
受け身にはどちらを使うべき?
ここまで「~と言われる」の韓国語として、二つの表現を紹介しました。
-라고 하다:誰かが(周りが)言う
これらはどんな基準で使い分ければいいのか、そのポイントです。
お母さんにしょっちゅう小言を言われます
듣다(自分が聞く)を使っているので、小言を言われることで「私はいい気分じゃない」と自分自身に意識が向いています。
お母さんにいつも小言を言われるんです
하다(他人が言う)を使うことで、小言に対する不満があり「細かいことは言わないでくれ」と意識が母の行動に向いています。
迷ったら話し手の感情がどちらに向いているかで判断してみるといいでしょう。
韓国語にも受け身の表現はあるものの、日本語のような言い方をしない場合も多いです。
映画やドラマを見ることがあれば、字幕がどのように付けられているかにも注目してみましょう。
参考になる会話がたくさん出てくると思います。