動詞の連体形は現在・過去・未来のどのニュアンスで用いるかによって形が変化します。
「-는は現在」
「-ㄴ/은は過去」
そして未来のことを表すのが-ㄹ/을です。
今回は動詞を-ㄹ/을に変えた表現を練習してみましょう。
これから「~する」を表す
「どうする」を表す言葉
名詞に「どうする」の意味を付け加えるのが、連体形の-ㄹ/을です。
動詞の-ㄹ/을が意味するもの
通常の動詞の文「○○が~する」
식사 후에 약을 먹어요.
食事の後に薬を飲みます
動詞を名詞の前に置く
↓↓↓
順番が変わった文「~する○○」
식사 후에 먹을 약이에요.
食事の後に飲む薬です
食後に薬を飲むという話から、食後に「飲む薬」のように表現が変わる
「これから~するための○○」というニュアンスの文に用いられ、名詞に重点を置いた表現になるのが特徴です。
「-ㄹ/을」の使い方
-ㄹ/을も動詞の語幹と組み合わせます。
動詞 + -ㄹ/을
보다 + -ㄹ/을 = 볼
주다 + -ㄹ/을 = 줄
하다 + -ㄹ/을 = 할
입다 + -ㄹ/을 = 입을
넣다 + -ㄹ/을 = 넣을
살다 + -ㄹ/을 = 살
듣다 + -ㄹ/을 = 들을
돕다 + -ㄹ/을 = 도울
語幹にパッチムがない
これは後で家に帰って飲むビールです
(마시다)
友達の家の引っ越し祝いにあげるプレゼントを探そうと思います
(주다)
これは明日までに覚える単語です
(외우다)
パッチムのない動詞は-ㄹを付けましょう。
語幹にパッチムがある
人が多くてどこにも座る場所がないですね
(앉다)
これは味噌チゲに入れる材料です
(넣다)
遊びに行く時に着る服がないので、新しいものが欲しいです
(입다)
語幹にパッチムがある時は-을を使います。
変格活用の動詞と使う場合
不規則活用の動詞はパッチムの種類に合わせて使い分けます。
ㄹパッチムの語彙
国民すべてに「知る権利」があります
(알다)
다を除いたところに名詞が続きます。
ㄷパッチムの語彙の一部
地下鉄に乗る時に聴く曲が入った音楽プレーヤーです
(듣다)
ㄷがㄹに変化した後、-을を使います。
ㅂパッチムの語彙の一部
これ以上彼を助ける人はいないと思います
(돕다)
ㅂパッチムが우になったところに-ㄹが入ります。
とは言っても돕다以外に使うことはまずないでしょう。
よく使う言葉とややこしくなりやすい表現
そのまま覚えてしまいたい表現
-ㄹ/을を使った表現の中には、そのまま覚えてしまう方がいい場合もあります。
ちょっとお話したいことが
やることが多くて忙しいです
英語を習いたいけど、忙しくてそんな時間はありません
いちいち文型などを考えなくても、こうした言葉がすぐに出てくるようになっておきたいところです。
「-ㄹ 때」も連体形の表現の一つ
-ㄹ/을と組み合わせることの多い名詞の一つに때があります。
レントゲンを撮る時は息をがまんしてください
ログインする時にIDとパスワードを入力してください
運動する時は準備運動からしましょう
動詞と때を組み合わせれば「~する時」になります。
つまり-ㄹ 때も-ㄹ/을の表現の一つであるわけです。
現在形との違いがない場合もある
-ㄹ/을も組み合わせる名詞によっては、現在形-는と同じようなニュアンスになるケースもあります。
最近忙しくてごはんを食べる時間がないです
最近忙しくてごはんを食べ(て)る時間がないです
この場合「食べようとする時間」がないのか、それとも「食べている時間」がないのか。
同じ文ではないものの、どちらも「食事のための時間を取れない」のは一緒です。
もしこういうパターンに出くわした時はいちいち悩まずに、どんどん話していく方がいいでしょう。
드릴 말씀のような表現は定型文として丸暗記してしまいましょう。