「今日は晴れると思うよ」
「明日は雨が降ると思う」

こんな感じの話をしたい時に便利なのが-ㄹ 것이다です。

-ㄹ 것이다には予定や計画を話す時に用いられますが、もう一つ別のニュアンスがあります。

推測に基づいた話をする

他人についての話になったら?

-ㄹ 것이다には自分が今後何をするつもりか、その時考えていることについて話すというのがあります。

ところでもしこれが「他人のこと」についての話題だったらどうでしょう。

人のことはわからない

自分の話
나는 백화점에 갈 거예요.
私はデパートに行くつもりです

他の人の話になったら?
↓↓↓

他人の話
그는 백화점에 갈 거예요.
彼はデパートに行くと思います

人のことはその人にしかわからない

人のことはその人にしかわかりません。

つまり自分から見て「こうするだろう」という話になるので、推量や憶測で話をすることになります。

第三者を主語にした話になる

推測の-ㄹ 것이다では自分(我々)以外が主語になります。

動詞/形容詞 + -(으)ㄹ 것이다

오다 + -ㄹ 것이다 = 올 거예요
바쁘다 + -ㄹ 것이다 = 바쁠 거예요
따뜻하다 + -ㄹ 것이다 = 따뜻할 거예요

먹다 + -ㄹ 것이다 = 먹을 거예요
없다 + -ㄹ 것이다 = 없을 거예요

만들다 + -ㄹ 것이다 = 만들 거예요
듣다 + -ㄹ 것이다 = 들을 거예요
춥다 + -ㄹ 것이다 = 추울 거예요

-ㅂ니다体で話す時は「-ㄹ 겁니다」
タメ口で話すのなら「-ㄹ 거야」

語幹にパッチムがなければ-ㄹ 거예요を、パッチムがあれば-을 거예요を使いましょう。

パッチムなし

이따가 비가 올 거예요.
この後、雨が降ると思います
(오다)
내일은 눈이 안 내릴 거예요.
明日は雪が降らないと思います
(내리다)
연필씨는 여기서 버스를 탈 겁니다.
ヨンピルさんはここからバスに乗るはずです
(타다)

パッチムあり

수연씨는 집에 있을 거에요.
スヨンさんは家にいると思いますよ
(있다)
자리는 거의 없을 겁니다.
座席はほとんどないと思います
(없다)
민수씨는 오늘도 혼자 저녁을 먹을 거예요.
ミンスさんは今日も一人で夕食を取ると思います
(먹다)

具体的なものから抽象的なものまで、比較的なんでも主語になります。

変格活用の用言など

不規則活用の語彙も変化の仕方は自分の予定について話す時と同じです。

ㄹパッチムの語彙

그 카페라테는 매우 달 거예요.
そのカフェラテはすごい甘いと思います
(달다)

ㄷパッチムの語彙の一部

오빠는 집에서 음악을 들 거예요.
お兄ちゃんは家で音楽を聞くと思います
(듣다)

ㅂパッチムの語彙

올해 여름은 작년보다 더울 겁니다.
今年の夏は去年より暑いと思います
(덥다)

活用形がどのようになるかは辞書で調べられるので、わからない単語はその都度確認しながら練習しましょう。

推測の「-ㄹ 것이다」にはこんな使い方もある

名詞には「이다」を使おう

-ㄹ 것이다を名詞と使いたい場合は-이다を加えましょう。

저 사람은 외국인일 거예요.
あの人は外国人だと思います
그 사람도 대학생일 거예요.
その人も大学生だと思います
저기는 중국식당일 겁니다.
あれは中華料理店だと思います

-이다は名詞を他の文法と一緒に使う時の定番なので必ず覚えてください。

形容詞にも使えるので表現できることは多い

推測のニュアンスになると形容詞と-ㄹ 것이다を使うこともできます。

주말은 날씨가 좋을 거예요.
週末は天気がいいと思います
그 바지는 나한테는 클 거야.
そのズボンは俺には大きそうだよ
올해 겨울은 따뜻할 겁니다.
今年の冬は暖かいと思います

形容詞を使った時は無条件に予想のニュアンスになります。

過去のことについて推測する

-ㄹ 것이다を使って、すでに起こったことを推測しながら話すこともあります。

단수는 이미 복구됐을 겁니다.
断水はすでに復旧しているはずです
팀원들은 1시간전에 도착했을 거예요.
チームのメンバー達は1時間前に到着してると思います
그 때 너는 태어나지 았을 거야.
その時、お前は生まれていないはずだぞ

過去形の-았/었/였と組み合わせることで「~だっただろう、すでに~だろう」のようなニュアンスになります。

推測の-ㄹ 것이다も予定のニュアンスと同じく、ぜひマスターしてください。