-겠を使って可能性や能力などを表現するパターンを紹介していきます。
予定や推測の表現と比べると、使う機会はやや低いかもしれませんが、表現力アップのために練習してみましょう。
可能性について話す時のニュアンス
可能性がない、もしくは極端に低いことを強調する
-겠は「可能性がゼロ、もしくは限りなく低いこと」を表すことがあります。
古くなったパソコンなのに誰が使うの?
たとえタダで譲るとしても、古いパソコンであれば誰も欲しい人はいないかもしれません。
つまり「誰も使わないだろう」という意味になります。
そんなダサい服、誰が着るの?
こちらも「絶対に着ない」という話をしていますが、それだけ実現の可能性が低いことがわかると思います。
みんなが避けること、嫌がることも表現できる
-겠を使って「みんなが避けることや嫌がること」も表現できます。
こんな気持ち悪いの誰が食べるの?
そのまま訳すれば「誰が食べるんだ?」という文ですが、質問をしているのではなく「食べる人はいないだろう」というニュアンスです。
つまり誰も食べたがらないという話になります。
汚い、きつい、おまけに給料少ない、そんな仕事誰がやるの?
3Kと呼ばれる類の仕事につきものですが、これも「誰もやりたがらない」というニュアンスですね。
누가 -겠어?のようなパターンで文を作りながら練習してみるのもいいでしょう。
韓国語で「3K労働」をなんて言う?
「きつい、汚い、危険」いわゆる3Kを韓国語では「3D」と言います。
dirty:더럽다
dangerous:위험하다
英語の頭文字を取って、3K労働は「3D직업」と言います。
英語の頭文字を取るという、ちょっと変わったパターンですね。
能力について話す時のニュアンス
その気になれば「できそうな気がする」こと
能力について話す場合は「できそうだ、成立しそうだ」という可能性に近いニュアンスになります。
このズボンに2人は入りそうだな
2人くらい入りそうなズボンがあるかはともかく、それだけサイズが大きいということです。
その程度なら私にもできるよ
その気になれば「このくらいことはできるだろう」という話です。
その本を読んで成功できるんなら、みんな金持ちになれるな
ポイントは想像や仮定で話すことです。
あくまで「~だろう」という内容になり、文によっては比喩のようなニュアンスになることもあります。
いくら頑張ってもできないこと、能力が追いつかないこと
反対に「できないだろう、無理だろう」という否定の文もあります。
こんなの私一人でどうしろっていうの
一人でどうしろと?という話は、言い換えれば「一人では無理だ」という意味ですね。
仕事の量が多すぎて自分だけではとても手が回らない状況を想像してみれば、使う場面がイメージしやすいかと思います。
そんなこと俺が知るわけないだろ
こちらは「どう頑張っても知りようがない」というニュアンス。
つまり「自分にわかるはずがない」という話です。
場面や話す人の意図をイメージすると、内容を理解しやすくなります。
直訳できないような文も多いですが、ぜひマスターしてください。