-아서/어서は「理由」を説明する時によく使われる文法です。
ところがこの文法には「順番」のニュアンスもあり、時間の流れに沿った行動や出来事について話す時にも用いられます。
時系列に沿って話をする
順番を意味する「-아서/어서」のニュアンス
-아서/어서はある動作をして、そこから次の行動が始まる時に使われます。
順番に話をするって?
①사무실에 가요.
事務室に行きます
②그래서 물어 보세요.
そうして聞いてください
①+②
↓↓↓
③사무실에 가서 물어 보세요.
事務室に行って聞いてください
事務室に行き、そこから次の行動である「質問」が始まる
前の出来事が次の動作や状態のきっかけになるので、何かをして「それが次にどうなるか」を意識してみましょう。
順番の「-아서/어서」はニュアンスが一つじゃない?
順番のニュアンスでは動詞のみと組み合わせます。
動詞 + -아서/어서/여서
사다 + -아서 = 사서
찾다 + -아서 = 찾아서
만나다 + -아서 = 만나서
입다 + -어서 = 입어서
새우다 + -어서 = 새워서
운동하다 + 여서 = 운동해서
공부하다 + 여서 = 공부해서
文型は理由を表す時と同じですが、順番の-아서/어서はざっくり言うと「手段や方法」について話します。
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」である
はやく来てごはん食べなさい
(오다)
病院に行ってワクチンを打ってもらうつもりです
(가다)
友達に会って一緒にご飯食べて映画も見ました
(만나다)
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」以外である
徹夜で作業をしました
(새우다)
韓国語と日本語を混ぜて話しました
(섞다)
これは職人が時間と手間をかけて作った家具です
(들이다)
하다動詞である
一生懸命運動して痩せました
(운동하다)
1週間だけ勉強して試験に合格しました
(공부하다)
一生懸命働いてお金をたくさん稼ぎたいです
(일하다)
「作業のために徹夜した、試験に合格するために勉強した」など、それぞれ後半の内容のための手段になっていることがわかると思います。
順番の「-아서/어서」のここに注目しよう
理由を表す文法と考えることもできる?
順番の-아서/어서も大きな視点で見ると、理由を表す文法とも言えます。
じゃがいもを揚げて作った料理です
お金をおろして新しいバッグを買いました
中国産を国産と偽って販売すれば捕まります
友達を呼んで引っ越し祝いをしようと思います
「バッグを買うためにお金を下した、引っ越い祝のために友人を呼ぶ」など、前半の行動は後半の内容の理由を表すと考えこともできるからです。
ただ-아서/어서は日本語にすると「~して」になるため、-고と間違えやすくなります。
-아서/어서と-고を混同しないためには前後の関連性にも注目してみましょう。
形容詞と使うと「理由」になる
順番を意味する場合の-아서/어서を形容詞と使ってはいけません。
お腹がいっぱいでこれ以上食べれません (理由)
会社と家が遠くて毎日早く起きます (理由)
形容詞と組み合わさると、理由を意味する文になってしまいます。
文のニュアンスが変わってしまうので注意しましょう。
-아서/어서はちょっとややこしい文法かもしれませんが、ちょっとづつ練習しましょう。