「ダイエットしようと思って」
「引っ越しするのに大変」
「~するのに、~しようと」を韓国語で表現すると、-려고 하다、-느라고、-고자 하다の3つが出てきます。
どれも使い方やニュアンスが異なるわけですが、どのように使い分けるのでしょうか。
「-려고 하다」のニュアンスは?
行動の目的や何かをやろうとする意思を表す
「~しようと思って」という文によく使われるのが-려고 하다です。
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年次の申請したそうですね
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久々に旅行に行こうと思ってるんです
旅行に行くために休暇を申請したわけですが、-려고 하다が行動の目的を表していることがわかると思います。
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眠そうだけど、昨日は夜遅かったの?
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勉強しようと早く起きたんです
-려고 하다は하다を省いたり、代わりに他の言葉を入れて表現することもあります。
やったかやらないかはどうでもいい
-려고 하다のポイントはこれからやろうと思っていることです。
そのため時間が経ってから「何かをしようとした」という話をすることもあります。
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運動しようと早起きしたけど、雨が降ってたからやめました
起きた時点では運動しようという意志があるだけで、まだ運動を始めてはいません。
したがって早起きしたけど「やっぱりやらなかった」という文になってもいいわけです。
実際に何かをやったかどうかではなく、その時やるつもりかどうかが重要であることを押さえておきましょう。
「-느라고」ってどういう文?
ある行動や状態の「理由」を表す「~するのに」
-느라고も「~するのに」という文章によく使います。
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最近は引っ越しでバタバタです
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ゲームしてたのでまともに寝てません
引っ越しをするために忙しかった、ゲームをして睡眠不足になった等、-느라고は後ろに来る内容の理由や原因を表します。
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これまで試験の準備お疲れさまでした
また「고」を省いた、-느라の形で使うこともよくあります。
行動した「結果」どうなったのか
-느라고で大事なことは実際に行動したかどうかです。
「忙しいのは、引っ越し作業に追われていたから」
「寝ていないのは、ゲームをしていたから」
「ねぎらいの言葉は、これまでの試験準備に対して」
先ほどの例はどれも、何かをした結果を表しています。
意味 | 前の内容 | |
---|---|---|
-려고 하다 | 目的 | まだ行動していない |
-느라고 | 原因 | 実際に行動した |
-려고 하다は「これから何かをする」のに対し、-느라고は「どんな行動をしたのか」が語られているわけです。
2つの違いがわからなくなったら、この点を比べてみましょう。
「-고자 하다」って何?
「~しようと、~するつもり」という文になるけど
-고자 하다も「~しようと、~するつもり」と訳すことができる文法です。
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今年からは運営方針を変えようと思います
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イベントは明後日の午後6時きっかりに始めたいと思います
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これから研究結果について発表したいと思います
-려고 하다と同じく「これからすること」を表すので、特に差はないように見えます。
これから何をするのかを宣言する
-려고 하다は「勉強するつもりで早起きした」のように、やろうという意志を表すだけで、実際にやるかやらないかは別の話です。
しかし-고자 하다は確実にやります。
つまりこれから何をするのかを宣言すると言えます。
そのため表現も固く、限られた場面でしか使われない傾向があります。
単なる意思表示とは違うのが-고자 하다です。
普段の会話では-려고 하다と-느라고を使うことの方が多いかもしれません。