「そのままの自分」
「ありのままの姿」
こんな感じの表現によく使われるのが、그대로と그냥です。
これらはどんなニュアンス持っていて、どのように使い分けるのかを解説していきます。
見た目が前と変わらないのが그대로
姿や形、見た目がそのままで変化がない
그대로は外見や見た目などに変化がない時に用います。
パソコンの画面がそのまま止まっちいました
この町は10年前のままだね
パソコンやスマホの画面がフリーズしたり、久しぶりに見た町の風景が昔のままだった時。
あるいは久々に会った友人の姿が変わっていないなど、前と比べて変化がない時に使います。
また그대로は歴史的に価値のある建築物や文化遺産などがそのまま維持されている場合にも使えます。
1500年前の昔の姿が、そのまま残っています
古い建造物は補修工事を行うことがあるとしても、元の姿に変化を加えていなければ그대로となります。
「このまま」や「あのまま」にも変化する
그대로を「そのまま」とするように、このままやあのままも同じように使うことができます。
このまま治療しなかったら危ないかもしれないですよ
あれを本当にあのままほっとくんですか?
그대로を이대로や저대로にするだけです。
場に応じて「이、그、저」を使い分けてみましょう。
中身が変わらなくても그대로
構成や質、機能が同じである
그대로は中身に変化がない場合にも使うことができます。
3階にあった事務所は、そのまま5階に移転しました
事務所の場所は変わっても機能や役割などは移転前と同じであるように、前と変わったところがないという本質的な部分は同じですね、
他人の論文を写し書きしたらだめだよ
그대로は宿題などをそのまま写した場合にも使えます。
ただし同じ内容をちゃんと写していないとだめで、劣化コピーでは그대로とは言いません。
精神的なものや目に見えない中身に対して用いる
姿形など「目に見えるもの」だけが中身とは限りません。
一人の女性の気持ちが、そのまま込められた歌です
人の心や気持ちなどを歌詞にしたからと言って、それらが変化するわけではないですね。
言葉通りに受け取ってはだめだよ
言葉どおりそのままとらえるなという話ですが「相手の発言=こちらが受け取った内容」となれば、それも그대로です。
「そのまま動くな」のニュアンス
「動くな」という表現に그대로が使われることがあります。
ここから動かないで大人しく待ってて
그대로 있어は「その状態を維持する」という意味です。
つまり「あちこち行かないでそこにいなさい」というニュアンスですが、子供に「じっとしていなさい」という意味で使う時もあります。
警察が犯人などに警告する時の꼼짝마や움직이지마とは違った使い方です。
そのまま何もしないなら그냥
特別なことはせず「そのまま、まっすぐ」
그냥は「何もしない」という意味で使います。
昨日は飲み会が終わってすぐ家に帰ったよ
二次会などに行かず「そのまま帰った」ように特別なアクションや行動を起こしたりしないことがポイントです。
そのままずっと行くと左手に地下鉄の駅があります
「そのままずっと行く」なら、曲がらずにまっすぐ進むというニュアンスになります。
余計なことはせず「手を加えない、手をつけない」
그냥何もしないので「手を加えない、手を付けない」という意味にもなります。
これはどこに置こうか?
そのままこっちに持ってきて
余計なことは一切しないで「そのまま持ってきて」というニュアンスですね。
何もしない「理由はない、なんとなく」
그냥は「特に理由はないけど、なんとなく」という意味でも使えます。
休みなのに何してる?
家で休んでる
なんとなく家で「ぼーっとしてる、休んでいる」といった時には그냥が便利です。
特別なことは何もしていないからですね。
「ありのまま、素のまま」はどう表現する?
그냥と그대로のどちらを使っても問題なし?
ここまでの話を踏まえた上で「素のままの自分、ありのままの姿」は、どう言えばいいでしょうか。
ありのままのあなたが好きです
ただそのままの自分を表現すればいいんです
飾っていない、ありのままの姿を表現したかったんです
그대로と그냥どちらを使っても問題ありません。
・何もしていない、飾っていない그냥
どちらを使ってもニュアンスに大きな差が出ないからです。
그냥と그대로のどちらを使う?
次のようなケースでは그냥と그대로のどちらを使うでしょうか。
出る時、部屋の鍵はどうすればいいですか?
そのまま部屋に置いていって結構です
※答えはタップして見れます。
ホテルなどでチェックアウトする際に部屋のキーをフロントに返すのではなく「そのまま部屋に置いて行っていい」という場合です。
鍵を持ってフロントに行くなど、特別なことをするわけではありません。
何もせずそのまま部屋に置いていくので「그냥」を使います。