「すみません」
「ごめんなさい」
「申し訳ありません」
こうした言葉は初級の段階で学習するものの頻繁に使う言葉ではないので、覚えているようでも案外出てこないものがあると思います
そこで韓国語の謝罪の表現をまとめてみました。
謝罪の表現でよく使う미안하다と죄송하다
「遅れてごめんなさい」には미안해요?
通常の「ごめんなさい」の感覚で使う言葉が미안하다です。
遅れてごめんさない。すごい待ったでしょ?
いえ、僕もさっき来たところです
待ち合わせに遅れることは誰にでもあることなので、こういう表現はすぐ出てくるようになっておきたいところでしょう。
また時間が経ってから「過ぎたこと」に対して謝る時は過去形にして使うこともあります。
さっきはごめんね
ごめんなさい。返事が遅れました
ちなみに답には「答え、返事」という意味がありますが、대답は口頭での受け答えであるのに対して、답장は文書や手紙、メールなどの返事を意味することが多いです。
「申し訳ありません」には죄송합니다
미안하다よりも丁寧に謝罪の気持ちを表現したい時には죄송하다です。
すみません、私のミスです
すいません、以後気を付けます
昨日は本当に申し訳ありましせんでした
죄송하다もやはり過去形にして使うことはあります。
ちなみに시정하다は「悪いところは直して、再びこういうことがないようにする」という意味ですが、普段使うことはあまりないかもしれません。
미안하다や죄송하다を接続表現と組み合わせる
-ㄴ데요と使う「悪いんですが、申し訳ないですが」
미안하다や죄송하다は接続表現と一緒に使うことも多いです。
悪いけどこれ明日までにできるかな?
すみませんが、水を一杯いただけますか?
すみません、国民銀行がどこかご存知ですか?
いわゆる「悪いんだけど…」と話を切り出す時ですね。
頼みごとや断りの話をする時はもちろん、知らない人に話しかける時に使われることもあります。
-지만と一緒に「悪いんだけど、申し訳ないけど」
-지만ともよく組み合わせるので、これも一緒に覚えてしまいましょう。
悪いんだけど、その日は約束があるんです
申し訳ありませんが、もう一度おっしゃってください
申し訳ありませんが、捜査にご協力をお願いします
-지만と-ㄴ데요どちらを用いても、表現のニュアンスとしては大きく変わりません。
使い方そのものが日本語と韓国語で似ているので、そこまで難しくはないでしょう。
その他の謝罪の表現にはどんなものがある?
「恐縮です」には송구스럽다
その他の謝罪の表現として「恐縮です」のような言い方もあります。
こうしてお手紙でご相談差し上げまして恐縮です
恐縮ではありますが、一言申し上げます
송구스럽다はかなり固い表現でもあるので、普段使うことはないかもしれません。
ちなみに韓国の時代劇では「申し訳ありません」という意味で송구하옵니다という言葉が出てきたりします。
「公の場面」でよく見られる사과드립니다
公式的な場面でよく使われる表現が사과です。
ご不便を感じているお客様に、心からお詫び申し上げます
会員の皆様に深く謝罪申し上げます
こうした表現は記者会見や謝罪文などで目にする機会が多いかもしれません。
사과해のような言い方とは違う、ちょっと固い表現ですね。
잘못했어요はあまり使わない?
「過ちを犯す、間違いをしでかす」といった意味の잘못하다を使って謝ることもあります。
ごめん、俺が悪かったよ
私が悪かった。たのむ助けてくれ
ピンチに陥った悪役が言いそうなセリフもあります。
しかし実際に「잘못했어요」と言ってるのを耳にすることはまずない気がします。
日本人は何かしてもらった時に「すいません」と言うことが多いですが、韓国人は「ありがとう」と答えます。
日本語の感覚をそのまま韓国語にしないよう、ちょっとだけ気をつけましょう。