過去に「~したことがある」ことを表す韓国語を使ってみましょう。

いわゆる過去の経験について話す文法です。

「-ㄴ 적이 있다」の基本的な使い方

過去の経験を表すとは?

-ㄴ 적이 있다/없다は過去に経験があるかないかを話す時に使います。

韓国語で「~したことある」

①스페인어를 공부했어요.
スペイン語を勉強しました

그런 경험이 있어요.
そういう経験があります

①+②
↓↓↓

③스페인어를 공부한 적이 있어요.
スペイン語を勉強したことがあります

~した経験や過去があることを意味する

こんな感じで過去の経験について話せば、日本語の「~したことある」のようなニュアンスになります。

動詞を「-ㄴ 적이 있다」にする

-ㄴ 적이 있다は動詞と組み合わせましょう。

動詞 + -ㄴ 적이 있다/없다

사다 + -ㄴ 적 = 산 적 있다
쓰다 + -ㄴ 적 = 쓴 적 있다

먹다 + -은 적 = 먹은 적 있다
읽다 + -은 적 = 읽은 적 있다

돕다 + -ㄴ/은 적 = 도운 적 있다
듣다 + -ㄴ/은 적 = 들은 적 있다
놀다 + -ㄴ/은 적 = 논 적 있다

文型の作り方は「-ㄴ/은」が基本になります。

난 그 사람을 TV에서 적이 있어요.
僕はその人をテレビで見たことあります
예전에 고시원에서 적이 있어요.
以前コシウォンに住んだことがあります

-ㄴ 적이 없다にすれば「~したことない」という意味になります。

난 친구랑 싸운 적이 없어요.
僕は友達とケンカしたことがありません
여기는 연예인들이 많이 사는 동네지만 실제로 만난 적이 없어요.
ここは芸能人がたくさん住んでる地域ですが、実際に会ったことありません

「-ㄴ 적이 있다/없다」を使ったちょっとしたテクニック

期間や回数などを限定して話す

「~したことあるか、ないか」をすべて、生まれてから今までの経験に基づいて話す必要はありません。

대학교 때 영어로 된 논문을 읽은 적이 있습니다.
大学の時、英語で書かれた論文を読んだことがあります
이 회사에 취직해서 칼퇴근한 적이 없네요.
この会社に就職して、定時に退勤したことないなあ
지금 회사를 다니면서 야근한 적이 한 번도 없어요.
今の会社に勤めてて、残業したことは一度もないです

例えば期間や回数を限定して、その中で「あるかないか」を話すこともできます。

「-아/어 보다」など他の文法と一緒に使う

-ㄴ 적이 있다/없다を他の文法と組み合わせてみましょう。

이 음악을 들은 적이 없는 것 같아요.
この音楽を聞いたことはない気がします
난 제주도에 가 본 적이 있어요.
私は済州島に行ったことがあります
나보다 키가 작은 남자랑 사귀어 본 적 없어요.
自分よりも背が低い男性と付き合ったことないです

特に-아/어 보다は「~してみる」という経験を表す文法なので、一緒に組み合わせて使うことも多いです。

身に覚えのないことや疑惑を否定したりする

-ㄴ 적이 없다は過去の経験を否定するので、身に覚えのないことや疑惑を否定したりする時にも使えます。

전 그런 말을 적 없어요.
そんなこと言った覚えはないです
그런 적이 없습니다.
そんなことはしてません
난 그 사람이랑 통화한 적은 없어요.
私はその人と電話した覚えはありません

本当に記憶にないのか、嘘をついているのかはともかく、自分は「やってない」と否定するのはドラマなどでも出てきます。

まずは自分が過去にやったことのあるスポーツや勉強などから話をしてみましょう。