醤油でなくコチュジャンで？韓国の刺身の食べ方と定番のメニュー

韓国料理といえば、サムギョプサルやプルコギといった「肉中心のメニュー」を思い浮かべることが多いと思います。

日本よりも肉を食べることは多いからですが、韓国でも魚はそれなりに消費されています。

その代表が회(刺身)ですが、ソウル市内でおいしい刺身が食べられるところを紹介したいと思います。

鷺梁津（ノリャンジン）の水産市場とは？

地下鉄1号線、9号線の鷺梁津(노량진)駅から徒歩5分の距離に水産市場があります。

ここはソウル市内の水産市場の中でも、かなりの規模で「刺身を食べに行くなら鷺梁津」と言ってもいいくらいの所です。

日本に例えるなら、築地や豊洲のようなところと思えばいいかもしれません。

韓国で海鮮物がおいしいところといえば、釜山など海沿いにある都市が有名ですが、ソウルから釜山に行くのは大変です。

しかし鷺梁津なら、わざわざ釜山まで行かなくても刺身が食べられます！

水産市場は2016年に新しくできた建物に移転しており、1階は競売や小売りのエリアになっています。

ここにはたくさんの海産物が並んでいて、それらを見て回るだけでも楽しめると思います。

市場は床が濡れているので、滑らないように気をつけましょう。

また二階は食堂がたくさん並んでいて食事も可能です。

市場の中にあるお店は正月や秋夕といった特別な時でもない限り、大抵は営業しています。

24時くらいまではお店も開いてるので、食事をするには十分でしょう。

夕方から出かけて行って一杯やるといったこともできるわけです。

おおまかに言うと一階で自分が食べたいものを選んで購入し、それを2階のお店に持ち込むという流れになります。
※最初から二階の食堂に行って注文しても構いません

購入した魚はその場でさばいてくれるので、人数に合わせて値段を交渉してみるといいでしょう。

4~5人くらいで行って「1人当たり15000ウォンくらいで、このネタとあれを盛り合わせに入れてほしい」といったように予算などを伝えてもいいと思います。

量と金額はある程度、融通を効かしてくれます。

刺身はついどれも食べたくなってしまうかもしれませんが、その時期の旬のものを食べるのがいいと思います。

冬でならぶりをメインにするといった感じで、盛り合わせの中身を選んでみましょう。

一階で魚を購入すると、二階の食堂に案内してもらえます。

何をどのくらい食べるかにもよりますが、盛り付けはこんな感じになります。

刺身は醤油とわさびで食べてもいいですが、韓国ではコチュジャンのたれがつきもの。

サムギョプサルのように刺身をサンチュに包んで食べるのが韓国のスタイルです。

刺身の後は매운탕と言って「あら鍋」のようなものを食べるのが定番です。

辛いものが苦手は人にはちょっと大変かもしれませんが、シメで飲むスープは最高です！

鍋は辛めなので、辛い物が苦手な辛さ抑えめで注文してみるといいのではないでしょうか。

一人では食べれる量にも限界があるので、何人かで行く方がいいでしょう。

また매운탕や飲み物は一階で購入した刺身と違い、食堂で注文することになります。

つまり刺身とは別に飲み食いした分の金額がかかるということですね。

激安というのではありませんが、そこそこの値段で新鮮なものが食べれるという感じに考えておくといいと思います。