韓国語を独学で勉強している人の悩みといえば、どうやって勉強すればいいかわからないではないでしょうか?
自分でいろいろ工夫しながらも「それが正しいのか不安になる」という人はどのように勉強をしていくべきなのでしょうか。
今回は初心者が陥りがちな、絶対にやってはいけない勉強や学習の優先順位について話していきます。
話せるようになりたい人が「絶対にやってはいけないこと」は?
教科書にルビをふる、ルビを追いかける
これはみんなが言っていることで、外国語を学ぶ上での「基本中の基本」です。
ルビをふってはいけない理由はあちこちで言われているので、ここで細かいことは言いませんが、ルビに頼ってるうちはうまくなりません!
話せるようになりたい人はこのくらいの気合いは必要です。
すぐ翻訳機に頼って、自分で文章を考えない
最近は翻訳機やアプリが充実して便利になってきていますが、これらにばかり頼るのもいかがなものでしょうか。
話せるようになるというのは、自分の言葉で文章を作り出せるということです。
補助的に翻訳機を使うのをダメだとは言いませんが、使い過ぎはよくありません。
計算機を使えば暗算ができなくなっていくように、翻訳機に頼るほど語学力はつかなくなります。
間隔を空けない、少しでもいいから毎日続ける
なかなか勉強時間を確保できない人もいると思います。
これは避けられないことなので、仕方のない部分はあります。
しかし全く勉強してない期間が続くと、せっかく覚えたことや練習したことも忘れてしまいます。
1日5分でも構わないので、何もしない日を作らない、勉強は毎日続けましょう。
書いてばかりで声をださないのもよくない
会話と読み書きのバランスを意識しよう
よくありがちな勉強が「ひたすら書く」ことです。
韓国語は日本語と文法や語順が似ているため、簡単な挨拶や基礎文法などは書きながらどんどん覚えていけます。
語学は「聞く、話す、書く、読む」4つの能力をすべて上げていくこと、つまりバランスが重要になります。
つい読み書きに偏ってしまいがちな人は「会話>読み書き」を意識して勉強しましょう。
音読の時間を多めにとろう
会話の練習をしようにも、独学の人は「ネイティブと話ができる時間」が少ないと思います。
基本的には読み書きよりも音読により多くの時間を当てます。
初心者はじっくり考えて文章を書いたら、声を出してそれを読んでみましょう。
音読もやり方は一つだけではない
音読というと教科書の例文をひたすら読むと思っていないでしょうか。
あるいは「先に頭の中で作った文章」を一度声にして、それから書いてもいいですね。
やり方に決まりはないですが、必ず「音として表現すること」をどこかで取り入れましょう。
難易度を無視した勉強はしない
簡単なものから練習し、徐々に難しいものに取り組む
語学は段階を踏んで、徐々にレベルアップしていくことが大事です。
簡単なものから難しいものに
文法:初級 → 中級 → 上級
語彙:固有語 → 漢字語
表現:単語 → 句 → 文章
※固有語とは韓国語独自の言葉で、漢字語は漢字ベースの語彙です
「初級 → 中級 → 上級」の流れで文法を学ぶ。
こういうのは何も特別なことではないのですが、うっかりこの原則から外れてしまうケースがあります。
「K-popで勉強」は逆効果なの?
K-popが好きな人はK-popを勉強に用いたいと考えていると思います。
自分の興味のある分野から入れば、モチベーションの維持にも役立ちます。
歌詞には実際の会話に使うには難しい表現があったりします。
また曲に合わせて声を出すので、基本の発音やイントネーションから外れてしまうことも多いです。
語彙や文法も初級レベルのものだけが出てくるわけではないので、初心者には難易度が高くなります。
バラードであれば取り組みやすい曲もあるかもしれませんが、個人差もあり無理に歌で勉強する必要はないと思います。
自分が興味のあること、好きなことなら覚えやすいというのは否定しませんが、難易度を無視すると理解できないまま終わります。
K-popを勉強に取り込みたいなら、中級以上になってからでも十分です。
漢字語よりも固有語を覚えよう
初級から中級のうちは固有語を積極的に覚えるようにしましょう。
というのも日常会話では漢字語よりも固有語を使うことの方が多いからです。
준비하다よりも챙기다
「学校、病院、会社」のように初級レベルで使う漢字語はありますが、基本的には固有語を優先しましょう。
上級レベルや試験問題になれば、嫌でも漢字語は出てきます。
語学はレベルや順番を意識するだけでも学習の効率は上がります。
勉強の仕方で悩んでいる人は勉強する内容や優先順位を見直してみましょう。