화를 내다と화가 나다はどちらも「怒り」を表した表現ですが、この違いはなんでしょうか?
今回は「怒る」をテーマに、韓国語にはどんな表現があるのかを紹介していきます。
よく使われる「怒りの韓国語」を覚ていきましょう。
화가 나다と화를 내다の違いは?
화(火)は人の「エネルギー」を表す
いきなり風水のような話をしますが、화(火)は人間が活動する「エネルギーや力」を表わすと言われています。
エネルギーや力は普段、人間の体内で静かな状態を保っていますが、何かのきっかけで暴れだし、体内からあふれ出すことがあります。
この力があふれ出した状態が「怒り」です。
自分で感情をコントロールできない状態にあることがポイントです。
怒りが露になるのが「화가 나다」
理性を失っているから怒っているとも言えますが、怒りのエネルギー(感情)が表に現れた状態が화가 나다です。
日本語で言えば「怒りが露になる、腹が立つ」といったところでしょうか。
あの人いつも怒ってますよ
腹が立って悔しいことがあってもただ我慢するのが会社員だろうか?
血の気の多い人は常に怒っているイメージがありますが、エネルギーがあり余ってると考えれば、しっくりきますと思います。
怒りを露にするのは「화를 내다」
화를 내다は怒りの感情を表に出すことです。
つまり「怒りを露にする、腹を立てる」といったところですね。
そんなに怒らないでよ
普段怒らない人の方が、むしろ怖いらしいです
화가 나다が怒っている「状態」を表すのなら、화를 내다は怒る「行動」を表します。
화를 내다:怒りを露にする、腹を立てる
どちらも怒っていることに変わりはありませんが、こうした違いがあるということですね。
その他の怒りの表現
熱くなる、イライラする「열을 받다」
イライラしてきた時や熱くなった時に使える表現も紹介します。
普段やらないことするからイライラしてんじゃないのか?
挑発に乗らないようにしよう
「不器用な人が細かい作業をしている」
「パソコンが言うことをきかない」
こういう時はついイライラしがちです。
気持ちは熱くなっても、頭は常にクールを心がけましょう。
機嫌が悪く人に当たったりする時「성질을 내다、성질을 부리다」
ストレスや不満などが溜まって、機嫌が悪い時などはこれ。
課長は朝から機嫌が悪いから、近づかない方がいいよ
そんなことで友達に当たったらダメだよ
要するに「八つ当たり」ですね。
機嫌の悪い人に不用意に近づくと何が起こるかわからないので、距離をとっておきましょう。
ムカムカする「짜증이 나다、짜증을 내다」
짜증とは「むかっ腹」のことで、いわゆる「ムカつく」というニュアンスで使われます。
最近イライラして気分が悪いことが多いです
子供が寝起きが不機嫌になるんです
화と同じで짜증이 나다と짜증을 내다の2つがあります。
まあ、あまりいい言葉ではないですね。
機嫌がなおったり、怒りがおさまった時は?
自動詞なら「怒りが鎮まる」
怒るのとは反対に機嫌をなおすといった表現も一緒に覚えてしまいましょう。
いいかげん怒りがおさまったみたいだね
憤怒した国民の怒りは、まだ収まっていはいないようです
「怒りが鎮まる、おさまる」は화가 풀리다です。
また풀리다にはごちゃごちゃしたものが解消するというニュアンスがあります。
そのため「疲れが取れる、問題が解決する」といった時にも使います。
他動詞を使うなら「怒りを鎮める」
「怒りを鎮める、機嫌を直す」には화를 풀다を使います。
いいかげん機嫌なおしてくれないかな
どうすれば機嫌直してくれるかな?
풀다は他動詞で「問題を解く、解決する」といった時にも使われます。
화를 풀다:怒りを鎮める、機嫌を直す
풀다と풀리다にも他動詞と自動詞による助詞の違いがあるので注意しましょう。
怒っている人がいたら、とりあえず放っておきましょう!