「これあれ」など、いくつかの候補や選択肢を表す時に使う表現といえば、-나です。

これらは文脈によってもニュアンスが変わることがありますが、どんな使い方をするのかを紹介していきます。

-나が苦手と感じている人は、ここで復習してみましょう。

選択肢の中から「どれか一つ」を選んで行動する

『もしくは』を端的に表現するのが「-나」

いくつかある選択肢の中から、どれか一つを選んで実行する時に使うのが、-나/이나です。

아침 일어나면 커피를 마셔요.
朝起きたら、お茶やコーヒーを飲みます
제주도 부산에 가 보고 싶어요.
私は済州島や釜山に行ってみたいです
지하철이나 버스를 타고 오면 돼요.
地下鉄やバスに乗って来ればいいですよ

名詞などの「体言」に対して用いられ、パッチムのある語彙には、-이나を組み合わせます。

日本語にすれば「~や」になることが多いですが、バスと地下鉄に同時には乗れないように、実際はそこから一つを選んで実行することになります。

動詞や形容詞なら「-거나」を使う

名詞ではなく動詞や形容詞などの「用言」と使いたい場合は、-거나を使うことになります。

쉬는 날은 운동하거나 친구를 만나요.
休みの日は運動したり、友達に会います
감기에 걸리면 목이 붓고 아프거나 열이 나요.
風邪をひくと喉が腫れて痛くなったり、熱が出ます

-나と同じく、その中からどれか一つが起こります。

風邪をひけば、喉の痛みと発熱が同時に来る場合もありますが、基本的には一つと考えましょう。

감기에 걸리면 약 먹고 거나 병원에 가거나 해요.
風邪をひいたら、薬飲んで寝るか病院に行くかします

-거나の後ろに하다を付けて、-거나 해요の形で使うこともあります。

「아니면」でも似たような表現はできる

選択肢を表す時に、必ず「-나」を使わなければいけないというわけではありません。

저는 보통 아메리카노 아니면 카페라테를 마셔요.
私はいつもアメリカーノもしくはカフェラテを飲みます
여기 오면 파전 아니면 부추전을 먹어야 해요.
ここに来たら、パジョンあるいはニラチヂミを食べるべきですよ

아니면でも似たような表現はできます。

친구들과 같이 식사하거나 차를 마시거나 아니면 노래방에 가거나 해요.
友達と一緒に食事したり、ビリヤードしたり、あるいはカラオケに行ったり…

こんな感じで-나と아니면を混ぜて使うこともできます。

どんな話し方をするかは、その人次第です。

どれか一つではなく全部OK?

どれにしても構わないというニュアンス

-나は「どれか一つ」だけではなく、どれでもOKというニュアンスになることもあります。

저는 고기 야채 다 좋아해요.
私は肉でも野菜でも、みんな好きです
불고기 비빔밥이 다 먹어요.
俺はプルコギでもビビンバでもなんでも食べますよ
야구 축구 운동을 잘해요.
野球でもサッカーでも運動が得意です

英語の「and」に近いと思いますが、選択肢というニュアンスではないですね。

どっちになっても構わないが「反対の意味」が並ぶ

-거나も「どれでも構わない」というようなニュアンスになる場合はあります。

비용이 거나 비싸거나 따지지는 않습니다.
費用が安いか高いかは問いません
그 사람이 거나거나 상관없습니다
彼がいてもいなくても関係ありません
눈이 거나거나 겨울의 한국은 추워요.
雪が降ろうが降るまいが、冬の韓国は寒いですよ

-(이)나と違うのは、反意語や相反する意味の言葉が並ぶということです。

そのため対立するどちらの状況になっても、関係なく物事が進んでいくという話になります。

제가 거나거나 달라질 것 없어요.
私がやろうがやるまいが、何も変わりません

反対の意味の言葉をつなげる時に、말거나(말다)を使うことも多いので、覚えておきましょう。

-거나は短縮して使うこともある

-거나は短縮して使うこともあります。

날씨가 상관없습니다.
寒かろうがなかろうが関係ありません
어떤 결과가 나오 최선을 다해서 열심히 해 봐요.
どんな結果になろうとも、一生懸命頑張って

-거나を-건にしただけですが、いずれにせよ「どちらでも関係ない」というようなニュアンスの文ですね。

疑問詞と使うとどうなる?

「-나」と疑問詞を組み合わせる

-나は疑問詞「いつ、だれ、どこ」と一緒に用いることもあります。

要は언제・누구・어디などと組み合わせるということですね。

거기는 언제나 사람이 많아요.
あそこはいつでも人がいっぱいです
출퇴근 시간에는 서울 시내 어디나 막혀요.
通退勤の時間はソウル市内のどこも混みます
이건 누구나 쉽게 할 수 있어요.
これは誰でも簡単にできますよ

ニュアンスは「どれでも構わない」の時と似てますね。

時期や場所、人に関係なくという意味合いになります。

ものに対して使う「아무거나」はなんでもよくない

不特定のものを意味する아무것の口語「아무거」に-나を付けたのが、아무거나です。

特に決まってないものを指すので、どんなものでも構わないという文になります。

しかし、なんでもいいと言いつつも、本当はそうではありません。

맥주는 어떤 걸로 드릴까요?
ビールは何になさいますか?
그냥 아무거나 주세요.
なんでも適当にください

仮にこう言えば、お店にあるビールの中で「この場に最もふさわしいものを適切に判断して持ってきてくれ」ということになります。

何食べたい?と聞かれて「なんでもいい」と答える女子の回答も、このパターンになります。

알아서 하다に近いですが、아무거나は慣用句に使っている表現ということも知っておきましょう。

疑問詞に「-거나」を用いたパターン

疑問詞と「-거나」を使ったケースもあります。

민지가 누구를 만나건 나한테 상관없는 일입니다.
ミンジが誰に会おうと俺には関係ないことです
용호는 어디에 가거나 주목 받아요.
ヨンホはどこに行っても関心を向けられます

こちらもやはり、何をしようが結果的には変わらないというニュアンスです。

를 먹거나 마실 때마다 명치 쪽이 아파요
何か食べる時や飲む時に、みぞおちのあたりが痛いです

ただしこういう文の場合は、意味合いが変わってきます。

「何かをした時に」という話なので、選択肢のニュアンスとして考えた方がいいでしょう。

間違えやすいケースにも注意

「~したりしなかったり」には別の文法を使う

「~したりしなかったり」という文は、間違えやすいケースです。

공부를 하다가 안 하다가 해서 실력이 들쭉날쭉합니다.
勉強したりしなかったりで、実力が上がり下がりしています

「途中でやめて、また勉強を始めて」を繰り返すので、-거나の意味合いとは変わってきます。
※들쭉날쭉하다=変動を繰り返し一定でない様子

병원은 갈 때안 갈 때 있어요.
病院は行ったり行かなかったりです

これも「~する時としない時がある」という話なので、-거나のニュアンスとはちょっと違いますね。

-나や-거나を使ってみよう

-나や-거나を使って、文を完成させてみましょう。
※解答はタップして確認

아침에는 을 먹어요.
朝はりんごやみかんを食べます
휴가는 여행을 갈 거에요.
休暇はアルバイトをしたり旅行に行くつもりです
낚시는 꼭 해요.
雨が降ろうが風が吹こうが、釣りは絶対やります
주말은
週末は映画を見たり、家で本を読んだりします

部屋が広いとか設備が良いとか、そんな宿じゃありません

まとめ

1.-나は名詞と使う

2.-거나は動詞や形容詞と使う

3.「~したりしなかったり」は別の文法で表現する

ニュアンスをいちいち頭で考えてると会話が遅れるので、ある程度理解できたらどんどん練習しましょう。