못/지 못하다の違い

못で「~できない」という不可能を表現する場合、하다動詞と使うことはできません。

ところが、ちょっと工夫するだけで、これを可能にする方法があります。

そこで今回は、못を使った否定文について、その特長や応用など解説していきます。

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못の短い否定文の特徴

動詞と一緒に使うのが基本

動詞の前に못をつけるだけで、「~できない」という文を作ります。

최지현-R

현금이 부족해서 못 사요.
現金が足りなくて買えません

兵士-R

더 이상 못 걷겠습니다.
これ以上歩けません

組み合わさるのは「動詞のみ」が基本です。

하다動詞には使えない

하다動詞の前に「못」を置くことはできません。

김지성-L

아직은 못 퇴근해요.(×)
まだ帰れないよ

김대호-L

시간이 없어서 못 공부해요.(×)
時間がなくて勉強できないよ

こういう場合は、「-지 못하다」で表現することになります。

形容詞には使えない

形容詞にも「못」の否定文は使えません。

김영주-L

영희는 못 예쁘다.(×)
ヨンヒはかわいくない

박석중-L

오늘은 못 추워요.(×)
今日は寒くない

ただし形容詞でも特定の場合に限り、「-지 못하다」と一緒に使うことができます。

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長い否定文「-지 못하다」の特徴

短い否定文では使えない単語もOK

못の短い否定文では使えない하다動詞も、-지 못하다なら表現が可能です。

김지성-R

오후 7시까지는 퇴근하지 못해요.
午後7時までは帰れないよ

김대호-R

시간이 없어서 공부지 못해요.
時間がなくて勉強できないよ

ここまでは、못の否定文の基本的な使い方です。

-지 못하다を形容詞に使うパターンとは?

形容詞を「-지 못하다」と使うというのは、どんなケースでしょうか。

期待に対して「結果」が好ましいものではない場合に、形容詞でも-지 못하다を使うことがあります。

김영주-L

아이가 똑똑하지 못해요.
子供が賢くないんだよ

황수지-L

과일이 신선하지 못하네.
果物が新鮮じゃないね

이현빈-L

오늘 날씨가 좋지 못하구나.
今日は天気がよくないな

バカな子供を望む親はいませんし、野菜や果物は新鮮な方がいいに決まっています。

「天気が悪い」も通常なら、안の否定文を使いますね。

しかし「バーベキューを計画していた」など、その日の天候に期待していたのにがっかりとなれば、形容詞に못の否定文を使うことができるわけです。

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못にはこんな使い方もある

하다動詞は分解してしまおう

하다動詞を「못の短い否定文」で使う方法です。

하다動詞を分離して、その間に「못」を入れましょう。

박기영-R

아직 퇴근(을) 해요.
まだ帰れません

정현주-R

시간이 없어서 공부(를) 해요.
時間なくて勉強できないよ

こうすれば「못 하다」として表現することができます。

短い表現は口語で使われる傾向が強いため、못の否定文でも、このような使い方がよく見られます。

못を形容詞に使った例

못を形容詞に使った例として、こういうのもあります。

밑줄 친 부분의 과거형으로 알맞지 못한 것을 고르시오.
下線部の過去形としてふさわしくないものを選びなさい。

問題文の一部に、-지 못하다が使われているようなケースです。

正しく書かれているべきなのに、そうなってはいないものがあるというニュアンスです。

韓国語のテストを受ける時、問題用紙にこのような書き方があるか探してみるのもいいでしょう。

「못 하다」と「잘 하다」の考え方は同じ

못하다と못 하다でニュアンスが変わるように、잘하다잘 하다でも、意味合いは異なります。

못하다 못 하다
不得意
下手だ
不可能
できない
잘하다 잘 하다
得意
上手だ
可能
できる

못 하다が何かの理由で「うまくいかない、できない」なら、잘 하다は「事がうまく運ぶ、スムーズにいく」ことを意味します。

잘하다:いい点を取る、良い結果を出す
잘 하다:流れよく順調にこなす

したがって공부(勉強)と使えば、こんな違いがあると思ってください。

못の否定文を間接話法と使う

短い否定文を間接話法にする

「못」を間接話法で使う場合も押さえておきましょう。

못 + 間接話法

動詞(パッチムなし)
・못 가다 + -ㄴ다고 하다
= 못 간다고 해요
= 못 간대요

動詞(パッチムあり)
・못 먹다 + -는다고 하다
= 못 먹는다고 합니다
= 못 먹는답니다

動詞の前に못を置くだけ!

황수지-L

수연이가 내일은 못 간대요.
スヨンが「明日は行けない」って

박기영-L

피해자는 범인을 못 봤다고 합니다.
被害者は犯人を見ていないそうです

-다고 하다の前に못を置き、あとは「間接話法の基本的な使い方」に沿って、短縮などを行えばOKです。

長い否定文を間接話法にする

長い못の否定文を間接話法で使うとこうなります。

-지 못하다 + 間接話法

・사지 못하다 + -ㄴ다고 하다
= 사지 못한다고 해요
= 사지 못해요

・쓰지 못하다 + -는다고 하다
= 쓰지 못한다고 합니다
= 쓰지 못한답니다

이현빈-R

어제는 숙제를 하지 못했다고 하네요.
昨日は宿題できなかったんだって

박석중-R

갑자기 일이 생겨서 친구를 만나지 못했답니다.
急に仕事が入って、友達に会えなかったそうです

-지 못하다を「パッチムがない動詞の間接話法」に合わせて変えれば大丈夫です。

まとめ

1.못を하다動詞と使うなら分離しよう

2.形容詞+-지 못하다は、結果が期待以下の時

3.못を間接話法と使う時は、動詞のパターンを応用しよう

否定文を間接話法と一緒に使えるようになると、表現できることが増えるので、作文などでも有利になります。

안の否定文と合わせて、どんどん使ってみてください。