推測や推量を意味する文に使われることが多い「-것 같다」の文。

動詞や形容詞の連体形(-ㄴ/은など)と組み合わせ、「한 것 같다」のような形で使います。

-것 같다には「推測、比喩、意見」のニュアンスがあり、3つのうちどのニュアンスに当てはまるかを考えて使うのが大事です。

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過去形と「-것 같다」の意味

動詞で推量を表す時「~したようだ、~したみたい」

動詞の過去連体形「-ㄴ/은」と組み合わせたのが「-ㄴ 것 같다」です。

これで「~したようだ、~したみたい」と、推測の意味を表します。

이현빈-R

그 사람이 먼저 간 것 같아요.
あの人、先に帰ったんじゃないかな

김철수-R

누가 지나간 것 같아.
誰か通ったようだ

痕跡や状況証拠、人の行動などをもとに「すでに起こった出来事」を推察します。

최지현-R

남친이 저한테 관심이 없어진 것 같아요.
彼は私に関心がなくなったみたい

恋人の態度を見て「自分に興味がなくなったのかも」と話すのも、このパターンになります。

動詞で意見を表す時「~な気がする、~と思う」

「-ㄴ 것 같다」は、なんでも推測の意味というわけではありません。

강소영-L

오늘에 따라 화장이 잘 안 먹은 것 같아요.
今日に限って化粧のノリが悪い気がする

이소룡-L

뭔가 잊어버린 것 같은데…
何か忘れてると思うんだよな・・・

このように、自分の考えや思っていることを言う時もあります。

ただし、推測と同じくはっきりと断言するわけではないので、「~な気がする、~と思う」というニュアンスになります。

名詞や形容詞には「-았/었던」

名詞や形容詞で「過去の話」をしたい時は「-았/었던」を使います。

김대호-R

여기는 옛날에 공장이었던 것 같습니다.
ここは昔、工場だったみたいです

名詞には連体形がないので「이다」が加わります。

박석중-R

지난 여름이 엄청 더웠던 것 같아요.
去年の夏はすごい暑かったと思う

정현주-R

그 때는 바빴던 것 같습니다.
その時は忙しかったみたいです

-았/었던を使うのは、形容詞と動詞では「時間の概念」が違うからです。

ところで「-ㄴ 것 같다」が推測か意見かを、みんな考えながら話しているわけではありません。

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現在形と「-것 같다」の意味(形容詞や名詞)

憶測でものを言う

形容詞の連体形「-ㄴ/은」と組み合わせた「-ㄴ 것 같다」は、推測のニュアンスになります。

何らかの情報をもとに、今(ここ最近)の状況を想像しながら話します。

황수지-L

민수가 요즘 바쁜 것 같아요.
ミンスは最近忙しいみたい
(スケジュールが合わないなどの状況から)

김선아-L

식당이 사람이 많은 것 같아.
お店は人が多いみたい
(聞いただけで店の中を見てはいない)

自分で状況を確かめていないので、憶測での話になります。

直接見ていれば、「人が多い」と言えば済む話だからです。

自分の考えや感覚を伝える

形容詞の「-ㄴ 것 같다」には、感じていることを伝える表現もあります。

考えなどを伝える

個人の意見なので、内容は主観的(人によって意見が変わる)になります。

양승희-R

이거 맛있는 것 같네요.
これおいしいよね

兵士-R

수지가 정말 예쁜 것 같아요.
スジは本当にかわいいよね

한상우-R

그 여자는 기가 좀 센 것 같아.
彼女はちょっと気が強いよね

好きな食べ物や好みの異性のタイプなどは、みんな同じではないですね。

感じていることや感覚を伝える

自分がどう感じているかを表現する時にも使えます。

박석중-L

방이 좀 추운 것 같아.
部屋が少し寒いと気がする

김철수-L

펼 때 팔굽관절이 아픈 것 같습니다.
伸ばす時に、ひじ関節が痛むんです

他人にはわからない自分だけの感覚を伝える時にも使えるので、「痛い気がするんです」と医者に症状を訴えてもOKです。

名詞と使えば「~だと思う」

名詞には이다を使いますが、これに「-ㄴ」をつけて「인 것 같다」で使います。

양승희-R

저 여자는 20대 초반인 것 같아요.
あの女性は20代前半だと思う

박기영-R

교복을 입고 있는 걸 보니까 고등학생인 것 같습니다.
制服を着ているのを見ると、高校生だと思います

高校生かどうか確認を取っていないので、これも憶測で話をしていることになります。

「-것 같다」を形容詞や名詞と用いる時は、基本的には推測のニュアンスと考えていいでしょう。

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現在形と「-것 같다」の意味(動詞)

「比喩」は修飾に多用される

動詞の連体形と組み合わせた「-는 것 같다」には、「推測、比喩、意見」すべてのニュアンスが出てきます。

まず「~のように、~みたいだ」など、比喩の文に「-는 것 같다」を使う場合です。

김지성-R

둘이 사귀는 것 같아요.
二人とも付き合ってるみたい(に見える)

例えなので、付き合っているように見える、恋人同士のようだという意味ですね。

박기영-L

아직도 땅이 움직이는 것 같은 느낌이 있습니다.
まだ地面が動いているような感じがします

김영주-L

빙빙 도는 것 같이 어지럽고 균형을 서 있는 것도 힘들어요.
ぐるぐる回ってるみたいにフラフラして、立ってられないよ
※어지럽다=目まいがするような感覚、くらくら、ふらふら

比喩の文は「~같은、~같이」などの形で使うことの方も多いです。

直接見ていないので「推測」

「今もしくは最近の状況」について話をします。

김대호-R

비가 세차게 내리는 것 같아요.
雨が強く降っているようだね

최지현-R

민수는 요즘 열심히 공부하는 것 같아.
ミンスは最近熱心に勉強しているみたい

雨の音を聞いて「強く降っている」と判断したり、友人のテストの点数を見て「熱心に勉強してるんじゃないか」と考えたりなどです。

憶測での話は、形容詞の場合と同じく、自分の目で確認していないことがポイントです。

個人の「意見や考え」を表す

自分が見聞きしたものに対して「どう思うか」を表します。

内容は、話し手の立場から見た主観的なものになります。

황수지-L

내가 보기에는 삼순이가 밥을 많이 먹는 것 같아.
私が見るに、サムスンはごはんいっぱい食べるよね

小食の人からすれば、普通に食べる人が「大食い」に見えるかもしれません。

강소영-L

남친이 요리를 잘 하는 것 같아요.
彼は料理が上手なんです
※남친=남자친구、彼氏

彼女にとってはおいしい「彼の料理」も、他の人には「美味しくない」と感じるかもしれません。

どう感じるかはその人次第なので、あくまで「個人としての意見」を表すことになります。

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未来形と「-것 같다」の意味

動詞と形容詞どちらも「予想や推測」

「-ㄹ 것 같다」は、動詞と形容詞のどちらにも使います。

박석중-R

이 시간에 가면 사람이 많을 것 같아.
この時間に行くと、人が多そうだな

최지현-R

민경씨 실력이면 잘 할 수 있을 것 같아요.
ミンギョンさんの実力なら、ちゃんとできるんじゃないかな

兵士-R

하늘을 보니까 비가 올 것 같습니다.
空を見るかぎり、雨が降りそうです

「~そうだ、~じゃないかな」といった、予想や予測を表します。

知ってそう?わかりそう、わかるかも?

よく使う表現に「알 것 같다」がありますが、これには2つのニュアンスがあります。

推測や予想の話

一つは「推測や予想」の話をする場合です。

이현빈-L

소영이는 일본문화에 대해서 잘 알 것 같아요.
ソヨンは日本の文化について詳しいと思う

「知っているだろう、知ってると思う」という意味ですね。

可能性のニュアンス

「알 것 같다」には、あと少しで理解できそうといった可能性のニュアンスもあります。

강소영-L

그게 뭔지 알 것 같아.
それ何かわかるかも

이소룡-L

무슨 이야기인지 알 것 같아요.
何の話か、なんとなくわかるよ

要するに「なんとなくわかる、わかる気がする」という意味です。

可能性の話の場合、自分が主語になることが多いです。

推測か可能性かは、「誰の話なのか」にも注意してみましょう。

「아는 것 같다」と「알 것 같다」の違い

「아는 것 같다」と「알 것 같다」では、どう変わるのでしょうか。

아는 것 같다は、経験をもとにした「個人の意見」です。

황수지-R

수연이는 컴퓨터를 잘 아는 것 같아요.
スヨンはパソコンに詳しいよね
(私は詳しいと思う)

スヨンの技量や知識などを踏まえた上で「パソコンに詳しい」と話をしています。

しかし、話し手の考えにすぎないので、「詳しいと思う」というニュアンスになっています。

김선아-L

수연이는 이공계 출신이라 컴퓨터도 잘 알 것 같아요.
スヨンは理系出身だから、パソコンにも詳しいと思うよ
※이공계=理系、인문계=文系

알 것 같다の「予想」は、本人の技量を直接見たわけではありません。

そのため、憶測に基づいた「詳しいだろう、詳しそうだ」という話になります。

まとめ

動詞 形容詞
過去 -ㄴ/은 것 같다
(推測・意見)
-았/었던 것 같다
(推測・意見)
現在 -는 것 같다
(推測・意見・比喩)
-ㄴ/은 것 같다
(推測・意見)
未来 -ㄹ/을 것 같다
(予想・可能性)
-ㄹ/을 것 같다
(予想・推測)

「-것 같다」は、動詞や形容詞をどう組み合わせるかによっても意味が変わります。

会話の流れから判断する必要があるので、迷ったら「前後の文章」にも注目してみましょう。