韓国の交通機関の基本的な利用方法と乗り換えのシステムについて解説していきます。

公共交通機関の利用は、旅行や留学生活において欠かせないものです。

どのようなシステムなのかを覚えて、ぜひ乗りこなせるようになりましょう!

ソウルの地下鉄

地下鉄は外国人もよく利用する、韓国のオーソドックスな交通機関です。

路線ごとに色分けがなされていて、他の路線に乗り換える際も案内表示に従って駅内を移動するだけなので、わかりやすくなっています。

ソウルの地下鉄の料金の仕組み

交通カード 現金
10㎞まで
₩1,250

交通カードの運賃
1350ウォン

10~50㎞
5㎞ごと₩100
50㎞超過
8㎞ごと₩100

運賃は「基本料金+目的地までの距離」で計算されます。

基本料金は現金の場合は1350ウォンで、T-moneyなど交通カードを利用する場合は100ウォン安くなります。

10kmまでを基本料金の区間とし、それを超えると距離に応じて100ウォンづつ加算されていきます。

例えば現金で25キロ先の駅まで地下鉄を利用した場合、運賃は1450ウォンということになります。

交通カードを用意しよう

交通カード(T-money、Cashbeeなど)はコンビニや空港などで購入することができ、価格は3000~4000ウォン程度です。

使い方は日本の交通カードと同じで、あらかじめある程度の金額をチャージしておく必要があります。

チャージは駅の乗車券販売機やコンビニのレジですることができます。

コンビニで交通カードを購入して、そのままチャージするのもいいでしょう。

地下鉄の時刻表アプリを入れておこう

地下鉄を利用する際は、スマートフォンに時刻表アプリをインストールしておくと便利です。

列車の出発時刻はもちろん、目的地までの所要時間や到着予定時刻なども出てくる、すぐれものです。

韓国に住んでいる人はもちろん、旅行者も必ず持っておきたいアプリの一つです。

改札口でのちょっとした裏ワザ

駅によっては改札が左右に分かれているところがありますが、もし反対のゲートに入ってしまった時は、すぐに改札を出ましょう。

そして本来通るべきだった改札を通過します。

実は5分以内に改札を出て、反対側に入れば料金はかからないようになっています。

ただし5分を過ぎてしまうと通常通りの運賃が発生してしまいますので気をつけましょう。

ソウルのバス

韓国のバスは怖いという人も多いですが、韓国人にとっては地下鉄と同じくポピュラーな乗り物です。

ソウルのバスは色によって種類や運行エリアが分かれている

韓国のバスは車体の色によって運行エリアが分かれています。

色は「赤、青、緑、黄」の四種類が基本です。

・広域バス(赤バス)
ソウル市と郊外や他の市町村を結ぶバスです。時には高速道路に入ることもあります。

・幹線バス(青バス)
ソウル市内の端から端まで行き来するばすで、5分に1本程度と本数も多いバスです。

・支線バス(緑バス)
幹線道路と地下鉄の駅などを結ぶバス。青バスほど広範囲ではないものの、主要な地点を往復します。

・循環バス(黄バス)
赤青緑ような往復型のバスと異なり、決まったエリアを巡回するバスです。

赤が運行エリアが一番広く、青>緑>黄の順に運行エリアが狭くなっていくイメージです。

ソウル市内で乗るのは、青か緑のバスが一番多いと思います。

深夜のみ走る特殊なバスもある

韓国のバスには変わった運行の仕方をするバスが2つあり、それがマウルバスと夜間バスです。

・マウルバス(緑など)
「村のバス」という名前の通り、町内を行き来するバスのことで、主に駅の周りを巡回しています。

・深夜バス(Nバス)
深夜0時~午前5時を基準にソウル市内を行き来するバス。
「N16」のようにNIGHTの「N」が番号の頭に付き、40~50分に1本程度の間隔で運行しています。

深夜バスのルートは青バスと同じですが、真夜中に走るため、30~50分に1本と本数は少なくなります。

深夜バスは、終電を逃した時の切り札です!

バスのルートはすべて番号で表示される

バスは基本的に決まった経路を往復し続け、ルートはすべて「番号」で表示されます。

そのためバスの上部に書かれたナンバーを見て、自分が乗るべきバスかどうかを見極めることになります。

とは言うものの、乗車口に向かって左の車体側面には、そのバスが通る主要地点が書かれているので、それらも判断材料として利用しましょう。

あるいは停留所に設置している経路図を参考にしてもいいですね。

バスの運賃も交通カードによる

バスの種類 カード 現金
幹線バス
支線バス
₩1200 ₩1,300
循環バス ₩1,100 ₩1,130
広域バス ₩2,300 ₩2,400
マウルバス ₩900 ₩1,000
深夜バス
(N~)
₩2,130 ₩2,250

地下鉄と同じく、交通カードでの利用で基本料金が安くなります。

深夜バスはタクシーの夜間料金と同じく、運賃は少し高めになります。

バスのルート検索アプリが便利!

地下鉄の時刻表アプリと同じく、バスにもルートや時刻を調べられるアプリがあります。

このアプリが特に役立つのは「終電を逃した時」です。

深夜バスを利用することになっても、カフェで休憩しながら停留所にバスが来る時間を調べるといったこともでるので、インストールしておくといいでしょう。

乗り換えのシステムと料金の仕組み

交通カードを持っていれば割引がきく

バスや地下鉄などを乗り継ぐ際に、交通カードを持っていれば割引が適用され、乗り換え時の基本料金がOFFになります。

乗り換えても距離に応じた追加料金しか発生しないので、バスや地下鉄を何回も乗り継ぐ人はそれだけ得することになります。

したがって韓国の交通機関を利用するなら、交通カードは必須といえるでしょう。

ただし乗り換えには条件があります。

バスは4回、地下鉄は1回まで

公共交通機関の乗り換え割引の条件は以下のようになっています。

– 10kmを基本料金区間とし、超過時は5kmごとに100ウォンづつ追加
– 乗り降りの際は必ずカードを端末にタッチする
– 乗り換えは4回まで
– 地下鉄は1回まで(2度目は適用外)
– 同じ番号のバスは適用外
– 乗り換えは30分以内(午後9時~午前7時の乗り換えは1時間以内)

例)地下鉄からバスに乗り換えた場合

地下鉄の基本料金 + バスの基本料金 + 距離に応じた追加分
実際の運賃

注意したいのは、地下鉄の乗車回数は1度だけという点。

地下鉄からバスに乗り換えた後、また地下鉄に乗る場合など、2度目の地下鉄の乗車時には基本料金が発生するということです。

つまりバス4回・地下鉄1回までは乗り換え料金の範囲内で利用できるということになります。

公共交通機関は乗り換えも含めて、できるかぎりお得に利用しましょう。