-고いくつもの話を並べていく「並列」の意味でよく使われますが、時間の流れに沿って順番に話をする時にも用います。
今回は-고を使った文の、もう一つのニュアンスとその使い方を練習してみましょう。
時間の流れに沿った話
行動の順番に沿って話をする
時系列に沿って話をする-고は、次のようなイメージです。
時間と話の流れ
①밥을 먹어요.
(ごはんを食べます)
②그리고 학교에 가요.
(それから学校に行きます)
①+②
↓↓↓
③밥을 먹고 학교에 가요.
(ごはんを食べてから学校に行きます)
1つの行動が終了してから、次の行動が始まる
前の動作が終わり、그리고(そして、それから)、次の行動に入っていきます。
それらを一つの文にしたような感じですね。
時系列の「-고」は動詞のみと使う
並列の-고とニュアンスは違っても、基本的な使い方は同じです。
動詞 + -고
보다 + -고 = 보고
먹다 + -고 = 먹고
입다 + -고 = 입고
끝나다 + -고 = 끝나고
식사하다 + -고 = 식사하고
ただし時系列の話の場合、組み合わせは動詞のみとなります。

テレビを見てからシャワーを浴びます
(보다)

お昼は食べて来てください
(먹다)

レポートを全部整理してから寝ました
(정리하다)
並列の-고とは分けて考えながら練習してみましょう。
時系列の「-고」の注意点
前後の内容を入れ替えできない
いくつもの話を並べるのと違い、文の前後を入れ替えることはできません。

会議を終えて家に帰ります

車を使わずに遊びに行きました

台風のニュースを見て友達に連絡しました
前後の内容を入れ替えると内容が事実と異なってしまったり、そもそも文が成り立たなることもあるからです。
主語がバラバラではいけない
主語が常に一つになるよう気を付けましょう。

私はとんかつを食べて、同僚はカレーを食べました (並列)

ウンギョンさんは焼酎を飲んで、ジスさんはビールを飲みました (並列)
主語が異なると並列の-고になるので、ニュアンスの違う文に変わってしまいます。
「-고」にしてみよう
動詞を-고に変えてみましょう。

タクシーに乗って病院に行きます
(타다)

事故の知らせを聞いて驚きました
(듣다)

いつもバッグを持ち歩いてます
(들다)

大学院を卒業して就職しました
(졸업하다)

しっかり戸締りをしてから寝ます
(문단속하다)

火を止めて10分程度待ちます
(끄다)

昨日はお風呂入ってからすぐ寝ました
(씻다)

部屋に荷物を置いてきます
(놓다)
※答えはタップしてチェックできます
まず何をしてその次にどうするのかを考えながら文を作ってみましょう。