プレゼントは誰に何をあげるのかも大事ですが、どんな言葉を添えるかも大切です。

贈り物は普段からするものではないので日常的に使う言葉は少ないものの、いざって時のために覚えておきたい表現などを集めてみました。

韓国語でプレゼントをあげる予定のある人はさっそく覚えてみましょう。

メッセージにはどんなことを書けばいい?気を付けるべきことは?

赤い字でメッセージを書いてはいけない

まずメッセージカードを書く際に気をつけるべきこととして、赤い字で書くことは控えましょう。

赤い色で名前を書くと死んだ人を意味することになるからですが、これは戸籍に亡くなった人の名前を赤字で書いたことに由来します。

したがってメッセージカードには赤い字は厳禁と覚えておきましょう。

普通に黒いペンで書くのが無難です。

メッセージの内容は「3つの流れ」を意識しよう

メッセージカードには特にこう書けという決まりはないので、基本的には好きなことを書けばOKです。

しかし書き方や内容で迷っているのであれば、手紙の「三つの流れ」に沿っていくといいでしょう。

3つとは「挨拶・本文・結び」を言います。

メッセージの例

오빠에게
オッパへ

생일 축하해요.
誕生日おめでとう
(挨拶)

파란 타이가 잘 어울릴 것 같아서 골라봤는데 마음에 들었으면 좋겠네요.
青いネクタイが似合うと思って選んだんだけど、気に入ってもらえるといいな
(本文)

앞으로도 좋은 일만 가득하기를 바랄게요!
これからも、いいことがたくさんありますように!
(結び)

수연이가 
スヨンより

例えばこんな感じで流れを意識しながら「おめでとう」などの言葉を入れていきましょう。

これだけでもそれらしいメッセージカードが書けると思います。

「~さんへ、~より」など、DeerやFromを使い分けよう

「○○さんへ、△△より」の部分は相手の立場によって変わります。

敬語を使うべき相手には丁寧に書くべきだし、親しい人になら親近感のある書き方がいいでしょう。

相手の立場 ~さんへ ~より
目上の人 ~귀하
~님께
~드림
~올림
一般的な場合 ~씨께 ~로부터
親しい人
後輩など
~에게 ~가

「~より」と書く部分はパッチムの有無にも注意しましょう。

수연올림
수연로부터
수연

パッチムがある名前の場合、接尾語の-이を入れて「수연이가」のようになります。

メッセージ以外にも使っている「三つの流れ」

メッセージは三つの順番に沿って書けばよいという話をしましたが、メッセージ以外にも同じことが言えます。

大学の論文やレポートであれば「序論、本論、結論」に分けて内容を構成していきます。

あるいは電話をかけた時も「もしもし」という挨拶から始まり、要件を伝えた後、最後に「じゃあまた」と電話を切るのも、三つの順番を経ていると言えます。

みんな無意識のうちにやっていることなので、メッセージも何を書こうかと緊張せず、楽な気持ちで書いてみましょう。

プレゼントを渡すときの言葉

好きな人に気持ちを伝えながら渡す

プレゼントとメッセージカードを準備したら、あとは渡すだけです。

ここで一言添えましょう。

이건 제 마음입니다. 받아주세요.
これは私の気持ちです。受け取ってください

相手の誕生日や何かのイベントでプレゼントをするような時。

渡しながら気持ちを伝えるような状況があれば、こんな感じのことを言ってもいいかもしれません。

恋人、付き合っている人に渡す

すでに付き合っている人にプレゼントをする場合、時にはこういう渡し方をすることもありえます。

오늘은 크리스마스선물을 챙겼거든요.
今日はクリスマスのプレゼント用意したんだ
좀 일찍 주는 거 아니에요?
少し早いんじゃない?
크리스마스는 내가 바쁘잖아요, 그래서 미리 주는 거예요.
クリスマスは私が忙しいじゃん、だから前倒しであげるの

챙기다は「用意する、支度する」という意味で、プレゼントを準備するという時にも使えます。

お断りしたい時、受け取りたくない時は?

時には断られることだってあるでしょう。

あるいは受け取りを拒否したいことだってあるかもしれません。

미안한데 그건 못 받아요.
悪いけど、それは受け取れないよ

受け取れない時、拒否したい時は못 받아요でお断りしましょう。

죄송한데 그건 받아드릴 수 없어요.
申し訳ないけど、それは受け取れません

받아드리다には「受け入れる」という意味がありますが、否定文なら「ごめんなさい」という意思表示になります。

誕生日、クリスマス、バレンタイン、その他の記念日など。

プレゼントやメッセージはいつ送るかはわからないので、基本的な表現だけでも押さえておくといいと思います。

안녕?
뭐해?
ㅋㅋㅋ

ちなみにこれも、メッセージの三つの流れからなる文です。