「緊張する」の韓国語には긴장하다と긴장되다がありますが、どちらを使えばいいか迷ってしまうことってありませんか。
そこでこれらの違いや使い分けについて話していきます。
また他にも「緊張する」の意味で使える韓国語も紹介していきます。
同じ「緊張する」でも何が違うの?
緊張していることを話すのなら긴장하다
긴장하다は緊張している状態を話す時に使います。
今すごい緊張してます
試験の前日は緊張して眠れません
面接を受けるとすごい緊張して頭が真っ白になります
会場に現れた二人は緊張した表情で舞台に上がりました
緊張は自分でコントロールできるものではありません。
自分か他の誰かかは関係なく、単に緊張していることを表すだけです。
緊張してどうにかなることを強調する긴장되다
되다には周りの影響によってある状態に変化するニュアンスがありますが、緊張した状態に変わっていくのが긴장되다です。
明日面接受けるんだけど、すごい緊張するなあ
病院に来るとなぜか緊張するんですよね
すごい緊張して、頭がよく回らなかったよ
面接を受けたり、あるいは病院に来るなどして、何か「緊張してきた!」って時に使うイメージです。
すでに緊張している状態というよりは緊張していくことに対する表現と考えてみましょう
どちらも意味に変わりはないけど…
긴장하다と긴장되다はどちらも緊張していることに変わりはないですが、場面によってどちらを使うか、ある程度の傾向はあります。
そんなに緊張しないで気楽に話してください
誰かに「緊張しないで」と言う時など、否定文には긴장하다を使います。
緊張してか、うまく話せませんでした
すごい緊張して集中できません
緊張していたことを理由にするなら、긴장하다や긴장되다と肯定文を組み合わせる傾向があります。
ただどちらを選んだから間違いということでもないので、気にせず使いましょう。
「緊張する」の韓国語は他にもある
떨다は긴장하다と同じような意味
体を震わせるという意味の떨다も、긴장하다と同じようなニュアンスで使うことができます。
緊張しないで、自信持ってやりなよ
恐れずに勇敢に行動しろ
下手に騒がないで大人しくしてなさい
떨지 말다で「緊張しない、怖がらない」という意味になりますが、떨지 말고のパターンで覚えてしまってもいいでしょう。
ちなみに유난 떨지 말다には「大騒ぎしない、変に怖がったりしない」というニュアンスがあります。
떨리다は긴장되다のような意味
体が震えるという意味の떨리다は、긴장되다のようなニュアンスで使われます。
緊張しすぎて眠れそうにないです
緊張して顔を見れそうにないです
いざ会ったら緊張して話ができなかったです
緊張して体が震える、ガクガクのブルブルになった状態です。
好きな俳優や歌手に会ったら、こうなってしまうかもしれないですね。
떨리다は肯定文、떨다は否定文に使おう
떨다や떨리다も使い方に一定の傾向はあります。
みんな緊張しないでいつも通りやってね
心臓が震えておかしくなりそうでした
緊張しすぎて失神するところでした
否定文には긴장하다の方をよく使い、긴장되다は肯定文に用いることが多いです。
したがって「떨리다は肯定文に、떨다は否定文に」と覚えてしまってもいいでしょう。
語学は使い方やニュアンスを頭で理解することも必要ですが、結局は体で覚えないと習得したとは言えません。
どんどん「見て、聞いて、話す、書く」といった練習をしていきましょう。