「이、그、저」を日本語に訳すると、どのようになるでしょうか。

「この、その、あの」ですね。

日本語と韓国語には、こうした「何かを指し示す」ニュアンスを持った言葉が存在します。

ところが日本語と韓国語では、これらが同じような使い方をしないケースがあります。

そこで今回は、韓国語の「これ、それ、あれ」のニュアンスや使い方について解説していきます。

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韓国語の「この、その、あの」って?

「이、그、저」を使った会話例

이소룡-R

이 야채의 이름이 뭐예요?
この野菜の名前は何ですか?

김영주-L

이 야채는 ‘부추’예요.
この野菜は「ニラ」ですよ

이소룡-R

그럼 그 고기는 무슨 고기예요?
じゃあ、その肉は何の肉ですか?

김영주-L

이 고기는 양고기예요.
この肉は羊の肉ですよ

日本語の指示連体詞に相当する

「この○○、あの△△」のように、名詞の前に付けることで、特定のものを指し示す働きをします。

박기영-R

책은 무슨 책이에요?
この本は、何の本ですか?

박석중-R

사진은 누구예요?
その写真は誰ですか?

이소룡-R

 건물이 뭐예요?
あの建物は何ですか?

普段なにげなく使っている言葉なので、これだけなら難しくはないと思います。

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「이、그、저」の使い方

指し示すものとの位置関係が重要

「이、그、저」を使い分けるポイントは、指し示すものとの位置関係です。

이(これ)

이(この)は「話し手から近いもの」を指します。

그(その)

그(その)は「聞き手に近いもの」を指します。

つまり、聞き手から見れば「この」になります。

저(あの)

저(あの)は「話し手と聞き手のどちらからも遠いもの」を指します。

どの?は「어느」

「この、その、あの」がわからない、つまり「どの?」と言いたい時です。

양승희-L

어느 박스에 과자가 많이 있어요?
どの箱にお菓子がたくさんある?

김지성-L

어느 게 내 거야?
どれが俺の?

どの○○が(どれが)私の?」といった話をする時は、어느を使いましょう。

日本語と使い方が異なるケース

「目に見えない特定のもの」を指す場合です。

日本語では「あの」と言うところを、韓国語では그(その)を使います。

こういう場合、日本語を直訳すると「あの」と「その」がおかしくなるので、注意しましょう。

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指示代名詞などを使う場合も考え方は同じ

これ・それ・あれ「이것、그것、저것」

「これ、それ、あれ」といった、指示代名詞を使う場合です。

김대호-L

이거 얼마예요?
これいくらですか?

황수지-L

그거는 뭐야?
それ何?

정현주-L

저거 다시 한 번 보여 주세요.
あれもう一回見せてください
※お互いに見えているもの

距離感に対する感覚と使い分けは、「이、그、저」と同じと考えて構いません。

兵士-R

그거 어디 갔지?
「あれ」どこ行ったっけ?

兵士-L

그게 뭔데?
「あれ」ってなんだよ?

目に見えない「あれ」について話すのであれば、韓国語では「그것」ですね。

「これ、それ、あれ」の省略や短縮

「これ、それ、どれ」の省略や短縮形も、覚えておきましょう。

이것 그것 저것
이거 그거 저거
이것이 그것이 저것이
이게 그게 저게
이것은 그것은 저것은
이거는 그거는 저거는
이건 그건 저건

口語では、省略や短縮したものの方がよく使われます。

ここ・そこ・あそこ「여기、거기、저기」

場所や位置を示す「ここ、そこ、あそこ」も、同じ感覚で考えましょう。

최지현-R

여기에 있어요.
ここにあります

박석중-R

거기에 놓아 둬요.
そこに置いておいてくれ

김선아-R

저기에 보이는 게 서울타워예요.
あそこに見えるのがソウルタワーです

場所や位置が見えるなら、「이、그、저」と同じですね。

황수지-L

우리도 거기로 가자.
私たちもそこに行こう

見えない場所を示すなら、「そこ」になります。

정현주-L

커피는 어디에 있어요?
コーヒーはどこにありますか?

疑問文にする時は、どこかわからないので「어디」になります。

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「こ、そ、あ、ど」を使い分けよう

距離やイメージに応じて、適切な言葉を入れてみましょう。

1)
가:  무슨 사전이에요?

나: 그건 한영(韓英)사전이에요.

2)
가: 아까 사람이 누구예요?

나: 사람은 내 동생이에요.

3)
가:  고기에 뭐를 뿌렸어요?

나: (이 고기에) 후추를 뿌렸어요.

4)
가: 저거는 뭐예요?

나: 는 공기청정기예요.
※공기청정기=空気清浄器

5)
가: 지원씨는  자리에 있어요?

나: 오른 쪽 자리에 있어요.

まとめ

1.これは이

2.それは그

3.あれは저

4.頭の中の見えないものは그

5.이것・그것・저것なども、使い分けは同じ

이 쪽(こっち)なども、距離とイメージに対する使い分け同じです。

実際に「これ、あれ」などと、指さしたりしながら練習してみましょう。