間違いやミスによって望んでいた結果が得られなかったり、よくないことが起こった時、よく「失敗した」と言います。
ところで失敗を韓国語で表現しようとすると、실수と실패の2つが出てきます。
실수と실패はミスの度合いによって区別すると考えている人は多いとか思います。
失敗のほとんどは실수하다になる
실수ってどういう意味?
실수は間違いやミスを意味し、問題につながる行動などを指します。
必要なデータを消してしまうヘマをやらかしました
人の失敗はもちろん、自分のミスも許せない人です
海外から戻られる際は誤って禁止されている物を持ち込まないよう気を付けてください
最もよく使うのは「仕事でヘマをした、ミスを犯した」といったケースではないでしょうか。
間違いとは言っても、軽いミスのようなイメージです。
やらかした時の話や失敗談にも使える
日本では失敗と呼べるようなものでも、韓国では失敗と言わないこともあります。
それは単なるミスで大したことないから心配しないでください
私昨日飲み会で変なことしなかった?
酒を飲んでやらかした話が一つ二つじゃありません
酔っぱらって醜態をさらしたといった「失敗談」について話す時にも실수を使います。
とりあえず何かやらかしたら실수と覚えておきましょう。
思うような結果にならなかった時は실패하다
실패のニュアンスは?
실패(失敗)は物事をやり損ね、満足する結果が得られないことをいいます。
お店を始めたいけど失敗するかもしれないと心配する人も多いそうです
料理初心者でも失敗せずに美味しいスープ餅を作る方法をシェアします
最初の結婚に失敗後、しばらく一人でいましたが2年前に再婚しました
予定していた計画や思い描いていた理想に対して、その通りにならなかった時に用るので、料理に失敗した場合も실패です。
仮に結婚に失敗したと言えば「思っていたものと違う、こんなはずじゃなかったのに」と後悔したり、離婚してしまった時に使うことになります。
「失敗」の感覚は日本語と同じ
실패は間違いやミスを指すわけではありません。
しかし「こうあるべき」というものから外れた時に失敗と表現するのは日本語も同じです。
政府の経済政策が失敗に終わり、批判が相次いでいます
新しい通信網とサービスを構築する事業は失敗する可能性も指摘されています
失敗からも学べることがたくさんあるから、恐れずにチャレンジしてください
실패는 성공의 어머니(失敗は成功のもと)とはよく言いますが、うまくいかないことがあっても、どんどん次にチャレンジした者の勝ちです。
失敗の大小で表現を使い分けたい時は?
ちょっとしたヘマから重大なミスまで間違いをやらかした時
軽率な行動や不注意が問題になった時に실수を使うわけですが、失敗の大小で言葉を使い分けたい時はどんな表現を用いればいいでしょうか。
それが私の人生で一番の失敗だったと思います
ささいなミスも見逃さず、完璧にできるよう努力してください
重大なミスをしてしまいましたが、どうすればいいですか?
どの程度のミスなのかを表す言葉を付け足すことで、失敗の大きさを表現することができます。
작은 실수:小さなミス
큰 실수:大きな間違い
엄청난 실수:とてつもない過失
실패と似た意味の망했다もよく使う
失敗を意味する表現として、망했다もよく使われます。
チーズケーキ作ろうとしたけど完全に失敗しました
準備もしっかりして面接受けたのにダメでした
あのパン屋6か月で潰れたそうだけど、それだけ経済的に大変なんだろうね
ニュアンスは실패하다と大きく変わりはありませんが、スラングのような言葉でもあるので、より日常的に使うことが多いかもしれません。
本人にとって大事な局面で物事が失敗に終わった時にも망했다を使うことができます。
韓国語の失敗は실수が실패につながっていくようなイメージでとらえると、理解しやすくなるかもしれません。
失敗を恐れず、いろいろ練習してみましょう。