無料の韓国語辞書アプリの代表といえば、Naver辞書とDaum辞書。
韓国語を学んでいる人で、このどちらか、あるいは両方をスマートフォンに入れている人は多いかと思います。
そこで、Naver辞書とDaum辞書の特徴や使い方や、使用時の注意点を解説していきます。
Naver辞書の使い方
Naver日本語辞書
インストールしていない韓国語学習者はいないと言いえる辞書アプリです。
辞書を立ち上げたら「日韓辞書」を選び、調べたい単語を入力します。
Naver辞書は何種類もの辞書機能を使うことができますが、主に使うのは「日本語辞典」になります。
「걷다」と打ち込むと、このように出てきます。
意味の解説と例文、そして걷다を使ったことわざなど、無難な構成になっています。
しかし、発音や活用形などは一切出てきません。
Naver国語辞典
発音や活用形を確認したい場合は、国語辞典(韓韓辞典)を使いましょう。
国語辞書で걷다と入力すると、候補が表示されました。
ここから、自分が調べている単語を選び、詳細を見ていきます。
こちらには、発音の仕方と活用形が表示されています。
また、スピーカーマークをタッチすると、単語の発音を聞くことができます。
説明がハングルで書かれていても問題ない人は、国語辞典を使った方がいいです。
ここでは例文を見たいので、「例文を見る」をタッチします。
いろんな例文が出てきます。
この例文の豊富さが、国語辞書の強みです。
ただし、外国人が見ることを前提には作っていないため、それなりの韓国語スキルが必要になります。
Daum辞書の使い方
Daum日本語辞典
Naver辞書アプリとならんで、メジャーな辞書アプリです。
使用するのはNaver辞書と同じく、日本語辞典と国語辞典です。
日本語辞書を選び、걷다を調べてみます。
基本的にはNaver辞書と似た作りになっています。
예문(例文)ボタンをタッチすることで辞書の例文を見ることができるのも同じです。
活用や発音が表示されていないのも、Naver辞書と一緒ですね。
しかし、日本語辞典でも例文の量は豊富です。
Naverの日本語辞書よりも例文が豊富にそろっているのが、Daum辞書の強みとも言えます。
Daum韓国語辞書
韓国語辞書で걷다を調べます。
国語辞書なので、発音や活用形も表示されます。
ただし、説明はすべてハングルになります。
こちらも、例文はかなりの量になっています。
それなりに韓国語がわかっていないと大変ですが、あえて難しい例文にもチャレンジするという人にはいいかもしれません。
日本語辞書と韓国語辞書をうまく使い分けることが、無料辞書を活用するポイントになります。
Naver辞書とDaum辞書を比較すると
Naver辞書 | Daum辞書 | ||
日本語辞書 | 韓国語辞書 | 日本語辞書 | 韓国語辞書 |
説明は日本語 | 説明はハングル | 説明は日本語 | 説明はハングル |
発音、活用形が非表示 | 発音、活用形も表示 | 発音、活用形が非表示 | 発音、活用形も表示 |
Naverの日本語辞書は画面が見やすい作りになっているので、使い勝手はいいと思います。
一方で、例文などの中身ならDaum辞書がリードしている印象です。
しかし、必要な機能はそろっているので、どちらを使っても大きな差はないと思います。
自分が使いやすいと思うものを選んでいけばいいでしょう。
無料辞書アプリを使う時の注意点
NaverやDaumの無料辞書アプリは、収録されている単語の数や意味、例文なども有料の辞書とほぼ同じで高機能です。
「じゃあ無料で十分なんじゃないの?」
「わざわざお金払ってまで辞書を買う必要なんてないじゃん」
しかし、無料ゆえのデメリットもあります。
機能に制限のない「有料辞書」にはかなわない
Naver辞書やDaum辞書の「日本語辞書」には、発音や活用形の表記がないように、一部の機能が不足しています。
これらを知りたければ、いちいち国語辞書に切り替える必要があります。
一つの辞書で「まとめて調べたい」と思ったら、やっぱり有料の辞書です。
より高い機能や使い勝手を求めると、有料版にはかないません。
運営会社の都合で使えなくなることも
無料辞書は、運営会社の経営事情などにも左右されます。
もし、運営会社が「もう無料辞書のサービスはやめる」と言えば、アプリが使えなくなってしまうのです。
日本人向けの「Naver韓国語辞書アプリ」がなくなったのがいい例です。
ネットにつながっていないと使えない
無料辞書アプリの致命的な弱点です。
無料辞書アプリは、運営会社のサーバーにアクセスして辞書データを表示するため、ネットにつながらない状態では使えなくなります。
たとえネットにつながったとしても、電波の状態が悪ければキチンと表示されなくなります。
まとめ
無料辞書は、メリット・デメリットをきちんと理解した上で、賢く使っていきましょう。
とは言っても、辞書は語学を学んでいる間は、ずっと使い続けるものです。
長く使うことを考えたら、決して高い買い物にはならないと思います。