「勘の鋭い人」
「空気の読める人」
「顔色をうかがう人」

こういった意味に使える「눈치」の表現を紹介していきます。

日本語に直訳できない言葉でもある눈치には、大きく2つの意味があります。

物事の本質を感じ取る「直観力」

気持ちを上手にくみ取る、察してあげる「洞察力」

눈치を一言で言うと洞察力です。

周りをよく観察し、「人が何をしたいのか、何を考えているか」を推察する能力とも言えます。

최지현-L

우리 먼저 갈게요.
私たち先に帰るね

이현빈-R

어디 가는데?
どこ行くんだよ

최지현-L

눈치 채봐.
察してあげなよ

최지현-L

은경씨는 둘이만 있고 싶은 거야.
ウンギョンさんは(彼と)二人きりになりたいんだよ

人の気持ちを察したり、くみ取ったりすることを「눈치를 채다」と言います。

こういうのは男性よりも女性の方が優れていることが多いと思います。

直感で何かに気づく、危険を察知する「野生の勘」

눈치は状況を「直感」で感じ取る時にも使います。

박기영-R

범인이 눈치를 챈 것 같습니다.
犯人が感づいたようです

警察が来るのを予感して、素早く逃走する犯人など・・・

雰囲気から何かに気づく、場の空気から何かを感じ取る「野生の勘」もまた눈치です。

勘がいい、勘が鋭い、直観力がある人

洞察力のある人は「人」をよく見ているので、他人の「ちょっとした変化」にも、すぐ気づくことができます。

너 요즘 남자친구 생겼나?
最近、彼氏できたのか?
아, 아닌데…
いや、違うけど…
(눈치가 빠르네… 어떻게 알았지.)
(勘がいいな…どうしてわかったんだろ)

勘の鋭い・察しがいいことを、눈치가 빠르다と言います。

つまり直感で恋人の浮気に気づく人は「눈치가 빠른 사람」です。

気が利く人と利かない人を表す韓国語

気配りが上手で心配りのできる「気が利く人」

人の気持ちをくみ取るのが上手な人は「気配りのできる人」だとも言えます。

눈치가 있는 여자는 남자들에게 인기 많아요.
気配りができる女性は、男性にモテますよ
눈치 있는 사람이 되는 방법이 없을까.
空気が読める人間になる方法ないかな

気が利く人、心配りができる人に対しては「눈치가 있다」と言ったりもします。

状況を察知することがうまいので、空気の読める人とも言えますね。

気が利かない・空気の読めない「鈍い人」

察するのが下手な人、変化に気がつかない、いわゆる「鈍い人」です。

넌 왜 이렇게 눈치 없어?
おなたはなんでそんなに鈍いの?
민숙이는 눈치가 없어서 문제야.
ミンスは気が利かないから困るんだ

空気の読めない人、気が利かない人には「눈치가 없다」と、バッサリいきましょう。

また鈍い人のことを「둔한 사람」と表現することもできます。

感情が表に出た「態度や雰囲気」

感情が顔や態度に出る、何か言いたそうな様子が見られる

눈치には「感情が表に出る」というニュアンスもあり、気持ちが表面に現れた「態度や雰囲気」を表します。

황수지-L

말을 안 해도 공부하라는 눈치가 보여요.
口には出さないけど「勉強しろ」って雰囲気だよ

김대호-L

계속 리필했더니 직원의 눈치가 보이네.
おかわりばっかりしてたら、店員が何か言いたそうだ
※리필=おかわり

눈치가 보이다で「態度がうかがえる、様子が見られる」という意味です。

態度や雰囲気に出ているだけで、言葉にはしていないことがポイントです。

周りの様子をうかがう、相手の顔色を気にする

人の顔色や態度を気にしたり、周りの様子をうかがったりしている場合。

김지성-R

더 이상 눈치만 보면서 살기 싫어요.
これ以上周りを気にしながら生きるのは嫌だ

김영주-R

눈치 보 말고, 먹고 싶은 거 마음껏 골라 봐요.
私に遠慮しなくていいから、食べたいものどんどん選んでいいよ

눈치를 보다で「態度をうかがう、様子を気にする」という意味になります。

눈치には顔色や機嫌といった個人の態度だけでなく、場の雰囲気や周りの人たちの目など、ニュアンスが広くなります。

雰囲気で訴える、アピールする

目で「わかってるよね?」と、訴える時をイメージしてみましょう。

あるいは表情やしぐさなどで、好意をアピールするような場面でもいいです。

최지현-L

아무리 눈치를 줘도 반응이 없어요.
いくらアピールしても、反応がないよ

박기영-L

그러지 말라고 눈치를 줬는데도 모르는 것 같더라고.
やめろと目で訴えたけど、わからなかったみたいだ

表情や目つき・態度などで、こちらの意図を訴える、アピールすることを「눈치를 주다」といいます。

しかし相手がそれに気がつかないようであれば、それもまた「눈치가 없다」となります。

さいごに

눈치とはいわば、言葉を使わない意志のやり取りです。

だからこそ「空気を読む力」のようなものが重要で、ここを押さえてしまえば、눈치を使った表現とニュアンスは理解しやすくなると思います。

空気が読めない人は、そのせいで損をすることも多いような気がしますが、物事に敏感になりすぎても疲れてしまいます。

なんでも「ほどほど」が一番です。