未来形などに出てくる「-겠」を使った表現。
-겠一つでいくつものニュアンスがあるため、ややこしく感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで-겠の文にはどんなパターンがあるのか、大まかに分類してみました。
未来の出来事や今後の予定など
未来のことについて話す
未来のことについて話す、-겠の基本とも言える表現です。

まもなく10時になります

ドアが閉まります。一歩お下がりください
これから起こることなどを話しますが、自分のことではなく周囲がどうなるのかといった「予告」のニュアンスです。
やろうとしていることを表す
自分がやろうと思っていることなどを、話す時にも「-겠」を使います。

航空券と宿は私が調べてみます

一生懸命練習して、必ず優勝します
話す人の意志や考えなどを表します。
自分が主語になる文で使われることが多く、決意表明などもこのパターンになります。
推測や可能性、能力などを表す
推測・憶測で話をする
-겠は推測していることを表す場合もあります。

週末の春川は観光客が集まりそうです

私が思うにソウルより東京の方がずっと暑そうです
予想や推察にもとづいた話をしますが、これも未来の表現ともによく使われます。
確実ではないことについて話すので、「~だろう」というニュアンスになります。
可能性や能力を表す
時には「能力や可能性」の話をすることもあります。

品質が悪い上、値段も高いのに、そんなもの誰が買うの?

こんな難しい問題、解けないに決まってるだろ
「誰もしないだろう」とか「誰ができるんだ?」といった、可能性が低かったり、能力が追いつかないことについて話すことが多いです。
直訳できないケースが出てくるのも特徴です。
遠回しな表現や内容を強調する時
ソフトな表現や控えめな言葉づかいをする
柔らかな物腰で、丁寧に話す時に使います。

こちらに取り皿を二ついただけますか?

この文を一度読んでみていただけますか?
お願いや命令の文も、-겠が付くだけで表現は格段にソフトになります。
内容を強調する時にも使う
話の内容を強調する時にも、-겠が使われます。

早く治るといいですね

歳をとってからの運動がどれだけ大変でしょうか
病が早く治れば「とても喜ばしいことだ」
歳を取ると運動が「ものすごく大変だ」
いずれもニュアンスをうまくとらえる必要がありますが、-겠にはこういう使い方もあります。
まとめ
1.未来のことについて話す
2.推測していることを話す
3.能力や可能性について話す
4.柔らかな物腰で丁寧に話す
5.内容を強調して話す
-겠の表現は、文全体からどういう意味なのかをうまく判断しましょう。