推測、憶測

-겠を使った「推測のニュアンス」について話していきます。

これは「未来」を表す場合と並んで、使用頻度も高い表現です。

また、-ㄹ 거예요を使った推測のニュアンスとの違いも解説していきます。

「-겠」の推測や憶測の文

これからのことを予測・予想する

未来のことを予想して話す時に使います。

平たく言えば、これから起こりそうなことや可能性についての話をします。

한상우-R

구름이 많은 걸 보니까 비가 오겠네.
雲が多いのを見ると、雨が降りそうだね

정현주-R

방학이니까 주말에는 가족들이 많겠네요.
学校は休みの時期だから、週末は家族連れが多そうだね

「この後雨が降るだろう、雨が降りそうだ
「今週末は、家族連れがたくさんいそうだ

どちらも、予測や予想にもとづいた話になっています。

状況や状態を想像して話す

未来のことでなくても「-겠」を使うことはあります。

これは「自分が知らない部分」を、想像しながら話す時です。

이현빈-L

지금 서울이 엄청 춥겠어요.
今、ソウルはすごい寒そうだね

황수지-L

저거 맛있겠네요.
あれ、おいしそうだね

ソウルの気温がマイナス10度という予報を見て「寒そうだ」と話をしてみたり、料理の味について「おいしそう」と話をする。

しかし、ソウルにいるわけでも、料理を食べたわけでもありません。

自分は直接体験していないことがポイントです。

「-겠」と「-것 같다」は同じ?

-것 같다も推測や憶測を表すことがありますが、-겠とどう違うのでしょうか?

박석중-R

비가 올 것 같아요.
雨が降るかなと思います

김선아-R

그거 맛있을 것 같아요.
それ美味しいそうだと思います

-것 같다は「~な気がする」というように、ハッキリと断言しない言い方です。

そのため「雨が降るような気がする、たぶん美味しいと思う」のように、ぼんやりと話をします。

박석중-L

비가 오겠어요.
雨が降りそうです

김선아-L

그거 맛있겠어요.
それ美味しそうです

-겠はやわらかい言い方ではあるもの、ある程度意見をしっかり伝えます。

そのため、-것 같다よりも確実性が増します。

時制と文型を使い分けよう

「過去の推測」は動詞と形容詞で同じ

すでに起こったことを推察しながら話すのが、過去の推測です。

김대호-R

아침에 출발했다면 이미 도착했겠네.
朝に出発したなら、もう着いてるだろうね
(動詞)

김철수-R

새벽에 출발했으니까 이제 꼭대기까지 올라갔겠네.
夜中に出発したから、今頃は頂上に登っただろうね
(動詞)

박기영-R

쉬는 날도 없어 가지고 많이 힘들었겠어요.
休みもないし、すごい大変だったろうね
(形容詞)

ことが起こったであろう時間よりも後に話をしているので、過去形に「-겠」が付いて「-았/었겠」になります。

この場合は、動詞と形容詞どちらも同じような文型になります。

動詞の「現在の推測」は進行形と組み合わせる

動詞の現在形に「-겠」をつけて「비가 오겠다」にしても、(この後)雨が降るだろうのような、未来を予想する内容になってしまいす。

そのため、現在の状況を推測する文にしたいのなら、現在進行形に「-겠」をつけましょう。

김영주-L

비가 고 있겠네.
雨が降っているだろうね

이현빈-L

차를 운전하고 있겠네요.
運転中だろうね

こうすれば「今、雨が降っているだろう」という文の出来上がりです。

形容詞は「現在か未来か」を文脈から判断する

形容詞に「-겠」がついた場合、現在の話なのか、ずっと後のことを言っているのかは、文の流れから判断する必要があります。

これは、形容詞が「状態や属性」を表すからです。

兵士-R

(오늘은) 사람이 많겠다.
(今日は)人が多そうだ

兵士-L

(다음 주는) 사람이 많겠다.
(来週は)人が多そうだ

今は人が多いだろう」
来週は人が多そうだ」

「사람이 많겠다」だけでは、どちらの意味なのか区別できません。

そのため「今日は、来週は」といった、他の部分から読み取っていく必要があります。

予想・推測の-겠の文型を整理すると?

動詞と形容詞で「-겠」を使った推測のパターンを表にすると、こんな感じになります。

時制 動詞 形容詞
過去 -았/었+겠
現在 -고 있겠다 -겠
未来 -겠

これらを話の内容に応じて、使い分けていきましょう。

「-겠」と「-ㄹ 거예요」の推測はどう違うの?

「-겠」は主観的な判断

主観的な意見や判断には、-겠を使います。

양승희-R

그 영화 재미있겠다.
その映画面白そうだね

최지현-R

30도라면 많이 덥겠네요.
30度なら暑そうだね

「面白い、おいしい」といった、感覚的なことは人によって基準が違うので、客観的とは言えません。

気温が30度でも暑いかどうかは、人によって変わってきます。

「-ㄹ 거예요」は客観的な意見

-ㄹ 거예요は、客観的な判断による話に使われます。

강소영-L

계속 직진하면 건너편에 은행이 보일을 거야.
まっすぐ行けば、向かいに銀行が見えるはずだよ

김선아-L

손님이 많이 있으니까 맛집일 거예요. 
お客がたくさんいるから、きっとおいしいお店だよ

銀行がどこにあるかというのは誰が見ても同じだし、お客さんがたくさんいれば「おいしいお店である」といったように、みんなが納得できる理由があるはずです。

このように、客観的な事実や一般的な認識に基づいた話には「-ㄹ 거예요」を使うことになります。

つまり、確実性で見れば「-것 같다 < -겠 < -ㄹ 것이다」となるわけです。

まとめ

1.推測の「겠」の使い方
直接見聞きしていないことを憶測で話す(現在、過去)
これから起こることを予想する(未来)

2.動詞と形容詞は時制によっても使い方が変わる

3.推測における「-겠」と「-ㄹ 거예요」の違い
「-겠」は主観的
「-ㄹ 거예요」は客観的

「~します」といった話しをする時の「-겠」とは、別に考えて練習しましょう。