진짜と정말は、どちらも「本当」を意味する言葉です。
同じようなニュアンスで使うことが多いため、入れ替えができるのですが、場合によってはそれがまずいケースもあります。
そこで진짜と정말の違いや「本当」を意味する韓国語の使い分けなどについて解説していきます。
「本当」を意味する韓国語にはどんなものがある?
진짜と정말の本来のニュアンス
진짜と정말の本来の意味を簡単に言うと、次のようになります。
정말:嘘や偽りがない
진짜?と聞けば「本当のことを言ってるんだね?」というニュアンスになり、정말?なら「その言葉に嘘や偽りはないんだね?」となります。
早い話、聞き方が違います。
意味としては同じようなことを言っていても、そこにたどり着くまでのアプローチが異なるの진짜と정말です。
진짜と정말を使い分けるべき状況もある
ニュアンスがほぼ似ていると言っても、진짜と정말を使い分けないといけない時はあります。
目上の人と話す場合や公の場などです。

これは本当に大事な案件です

あそこは本当にいいものだけ売っています
진짜には「マジ」のような、くだけたニュアンスもあります。
友達との会話と違い、仕事の場では使用を控えた方がいいでしょう。
数学でよく使う참も「本当」を意味する
진짜や정말の他に、本当を意味する言葉として「참」もあります。
참には理にかなっていて正しいことを意味し、数学の「真偽を問う問題」などによく使われます。

次の公式は真か?偽か?
다음 공식은 참인가 거짓인가?
1.(x+y)² = x²+2xy+y²
2.(x-y)² = x²-2xy+y²
3.(x²+y)² = x⁴+2xy+y⁴
真偽と言えば難しく聞こえるかもしれませんが、物事としてちゃんと成り立つかどうかと考えてみましょう。
数学で참が使われるのは、公式や法則が成立するかを問う問題があるからですね。
진짜や정말以外にも「本当」を意味する言葉はあるの?
次の文にはどんな言葉が入るか考えてみましょう。
ただし진짜と정말を使ってはいけません。

あの人の話は本当です

賄賂を受け取ったという疑惑は本当ですか?
直訳すると「事実なの?」となります。
진짜や정말も間違いではないですが、こういう言い方も覚えておきましょう。
진짜や정말はどんな時に使う?
「事実かどうか」を確認をする
話が本当なのか、事実について確認したい時に、진짜や정말が用いられることがあります。

ついこの前キム・ジソプさんが結婚したようですよ

本当にキム・ジソプさんが結婚したの?
疑問文に用いられますが、どちらも意味に変わりはありません。
「本当であること」を主張する
진짜や정말を肯定文に使うと、疑問文とはニュアンスが逆になります。

あなた昨日風邪ひきましたって、会社さぼったでしょ?

嘘じゃないよ。昨日は本当に具合が悪かったんだよ
この場合、自分の話が「本当だよ」とアピールすることになります。
「本当に、すごく」意味を強める言葉として使う
진짜や정말は、後ろに来る言葉の意味を強めることもあります。

これすごい面白いから、ちょっと見てみて

中国語が本当に上手ですけど、どちらで習われたんですか?
話を強調する時に「すごい、マジで、本当に」という言葉が入るのは、日本語も同じですね。
참もニュアンスを強める時に使われる
ちなみに「참」も意味を強める時に使うことがあります。

今日は本当に天気がいいですね

雪嶽山は景色がすごく綺麗です
こういうケースであれば「진짜、정말、참」どれもを使っても同じということですね。
また참も公の場でも使える語彙です。
まとめ
1.本当を意味する韓国語
진짜
정말
참
사실
2.진짜と정말に事実上ニュアンスの差はない
3.話相手や場面によって진짜と정말は使い分ける
4.ニュアンスを強める言葉として使うこともある
自分が使いそうなものはパターンとして覚えてしまいましょう。