「泳いでいるように見える」
「あの人のようになりたい」

あるものを他の何かに例えることを比喩といいますが、韓国語で使う比喩の表現には、처럼や같은などがあります。

今回は韓国語の比喩の表現とその使い分けについて、話していきたいと思います。

같은や같이を使った比喩

体言を修飾する「같은」

「同じ、同じような」という意味の같다を連体形にしたのが같은です。

어린이 같은 하지 마.
子供っぽいことしないで
당신 같은 사람은 진짜 최악이야.
あんたみたいな人は本当最低

子供みたいな「行為、行動」
あなたみたいな「人、人間」

どれも같은の後ろに名詞が続いていて「~のような○○」という文になっています。

저도 선생님 같은 중국어를 잘하는 사람이 되겠습니다.
私も先生のような中国語が上手い人になります

また같은の直後に来るのが“영어 잘 하는 사람”のように、単語ではない場合もあります。

用言を修飾する「같이」

같이も같다を変形させたものです。

動詞や形容詞など前に置くことで「~のように、~みたいに」という意味を付け加えることができます。

같이 하얀 흰색이 특징이에요.
雪のように白い色が特徴です
피부가 가죽같이 딱딱하고 메말라요.
皮膚が革のようにカチカチで潤いがありません
외국인같이 생긴 얼굴이지만 영어를 하나도 못해요.
外国人みたいな顔ですけど、英語が全くできません

「雪のように」白い
「革のように」固い
「外国人みたに」生まれた

それぞれ「白い、固い、生まれた」といった言葉に、新しい意味が加わっているのがわかると思います。

처럼を用いた比喩の文

처럼は姿形や見た目が似ていることが原則

처럼も같이と同じく用言を修飾する言葉で、「~みたい」という意味で使われます。

저 사람은 중국사람처럼 보이네요.
あの人は中国人のように見えますね
내가 하는 처럼 해 봐요.
私のようにやってみて

「中国人のように」見える
「私がやるように」やってみる

使い方は같이と同じく、動詞や形容詞が後ろに来ます。

原則通りには使われておらず、처럼と같이にほぼ違いはない

같이と처럼には原則として、次のような違いがあります。

같이  처럼
 性質や特性が似ている 外見や様子などが似ている

ところが実際は原則通りには使われないことは多く、ほぼ違いがない状態になっています。

미치 살아 있는 처럼 보이네요.
まるで生きているように見えるね
나도 지현씨처럼 멋진 남자친구를 만나고 싶어요.
私もジヒョンさんのようにカッコイイ彼氏が欲しい

外見や様子などを例えるはずの처럼が抽象的な内容に対して使われることも多く、같다とニュアンスに違いありません。

というわけで같이と처럼は、細かいことを気にせず使ってください。

入れ替えることができる比喩の表現

처럼と같이は似たような意味になるので入れ替えができる

같이と처럼はニュアンスが似ているので、入れ替えることができます。

같이を使う

바다같이 넓고 깊은 마음을 가집시다.
海のように広く、深い心を持ちましょう
저는 매일같이 영어를 공부해요.
私は毎日のように、英語を勉強しています

처럼を使う

바다처럼 넓고 깊은 마음으로 지켜 봅시다.
海のように広く、深い心で見守ってあげましょう
저는 매일처럼 영어로 뉴스를 보는 게 아침 습관이에요.
私は毎日のように、英語のニュースを見るのが朝の習慣です

これは같이と처럼がどちらも用言を修飾し、事実上同じニュアンスになるからです。

같은と처럼を置き換えることはできない

似たような比喩の表現でも、같은と처럼は入れ替えはできません。

고기 같은 거 안 먹어요.
僕は肉とかは食べないですよ (ㅇ)
고기 처럼 거 안 먹어요.
僕は肉とかは食べないですよ (×)

처럼が動詞や形容詞を修飾するのに対し、같은は名詞を修飾する言葉だからです。

같은と처럼が入れ替わってるように見えるのはなぜ?

次の文は같은と처럼が入れ替わっているように見えますが、なぜでしょうか?

효진이 같은 요리 잘하는 사람이 되고 싶어요.
ヒョジンのような料理がうまい人になりたいです
효진이처럼 요리 잘하는 사람이 되고 싶어요.
ヒョジンみたいに料理がうまい人になりたいです

これは修飾する言葉が違うからです。

같은:ヒョジンのような、料理がうまい「人」
처럼:ヒョジンのように、料理が「上手な」

名詞(사람)と動詞(잘하는)に対して意味を付け足しているので、入れ替わったように見えるわけです。

같이と처럼を入れ替えられないケースがある

같이と처럼を入れ替えらることができないケースもあります。

-는 바와 같이「~の通り」に처럼を使うには一工夫必要

「見ての通り、ご覧のように」といった文に用いる、-는 바와 같이という文法において、같이と처럼をそのまま入れ替えることできません。

여러분이 아시는 바와 같이 이 도자기는 가짜입니다.
みなさんご存知のように、この陶瓷器は偽物です
여러분이 아시는 것처럼 이 그림은 진짜입니다.
みなさんご存知のように、この絵は本物です

この場合はちょっと工夫する必要があります。

もし처럼を使いたいなら、-는 것처럼にしてあげましょう。

-와/과 같이「~と同じように」

「~と同じように」という意味の-와/과 같이の場合も、같이と처럼を入れ替えることはできません。

이 그림(과) 같이 그리세요.
この絵と同じように描いてください (ㅇ)
이 그림(과) 처럼 그려 보세요.
この絵のように描いてみてください (×)
이 그림처럼 그려 보세요.
この絵のように描いてみてください (ㅇ)

그림(과)と같이の間に「スペース」があるのがポイントです。

これがもし그림같이(絵のように)くっついているのであれば、처럼と入れ替えてもOKです。

「一緒に、共に」を表す같이

「~と一緒に、~と共に」という意味の같이も、처럼と入れ替えることはできません。

랑 같이 가요.
俺と一緒に行こうよ (ㅇ)
랑 처럼 가요.
俺と一緒に行こうよ (×)

そもそも같이の意味が違うので、처럼と入れ替えたら謎の文になります。

時間を表す言葉を強調する

같이は「時間を表す言葉」について、意味を強調する場合もあります。

혼잡하는 시간대를 피하려고 새벽같이 출발했어요.
混雑する時間帯を避けるのに夜明け前早くに出発しました (ㅇ)
혼잡하는 시간대를 피하려고 새벽처럼 출발했어요.
混雑する時間帯を避けるのに夜明け前早くに出発しました (×)

처럼には元々このような意味や使い方はないので、これも入れ替えはできないケースです。

같이と처럼の入れ替えができない条件を除けば、比喩の表現はある程度パターンが決まってきます。

どれをより多く使うかは、周りの人たちの話し方などを見ながら覚えていきましょう。