単語を辞書で調べると「名」や「動」あるいは「形」といった、品詞を表す言葉が出てきます。

品詞とは単語を意味や特徴に合わせて分類したものです。

品詞の種類がわかれば、より効率的に辞書が使えるようになっていきます。

文章の柱となる体言

体言は文章の柱となる言葉で「-이/가、-은/는、-을/를」などの助詞と一緒になることで、主語目的語として使われます。

ものの名前から単位まで多様な名詞

명(名)と書かれている単語が名詞です。

「学校、勉強、恋愛」といった一般名詞もあれば、人名や地名のような固有名詞もあります。

一般的な名詞の例
사람, 사랑, 꽃, 하늘, 평화
固有名詞の例
한국, 일본, 서울, 도쿄

名詞はそれだけで意味を持ち、単独でも使用することができますが、依存名詞と呼ばれるものだけは別です。

依存名詞の例
것, 줄, 수, 바, 지, 듯, 채, 만큼

“내가 보낸 것”のように、것はそれを説明する他の言葉がないと意味が伝わりません。

ちなみに개(個)や회(回)など「単位」を意味する言葉も依存名詞です。

依存名詞は辞書に、의명(依名)と明記されます。

名詞の代わりに用いられる代名詞

代名詞は「これ、それ、あれ」のような言葉のことで、대(代)と記される語彙です。

代名詞にもいくつかの種類があります。

・人を指す代名詞
나, 저, 너, 당신, 우리, 이분, 그분, 누구, 아무, 어르신

・モノを指す代名詞
이것, 그것, 저것, 무엇

・空間を指す代名詞
여기, 거기, 저기, 어디

・時間を指す代名詞
이때, 그때, 저때, 언제

人やものを表す言葉だけを考えがちですが、場所や時間などを指す言葉も、りっぱな代名詞です。

数を表す言葉の数詞

数を表す数詞は、辞書には수(数)と明記されます。

数詞には「いち・に・さん」と数える漢数詞と、「一つ・二つ・三つ」と数えていく固有数詞があります。

漢数詞と固有数詞では、使い方が異なります。

用言がないと「どんな文章か」わからなくなる

結論を表す述語によく使われるのが「用言」です。

述語は「どうだ、どうする」を意味するので、これがないと何が言いたいのかわからない、結論のない文になってしまいます。

「どうする、どうなる」を表すのが動詞

動詞は行動や変化などを表し、辞書には동(動)と表示されます。

動詞の例
가다, 먹다, 만나다, 보내다, 공부하다, 사랑하다

文中では「どうする、どうなる」を意味する言葉として使われ、自動詞と他動詞があります。

「どうだ」を意味し、名詞を修飾する形容詞

形容詞は状態や状況を表す言葉で、형(形)と表示されます。

形容詞の例
덥다, 차갑다, 싱겁다, 빠르다, 있다, 좋다

ある名詞に対して、それが「どうなのか?」を意味するので、体言を修飾する言葉(連体形)として使われることもあります

ちなみに動詞も連体形になることはあるので、形容詞と区別して使えるようになりましょう。

最も基本になる「~です」の文に使われる이다

이다は「助詞」に分類されますが、使い方が動詞や形容詞と似ているため、用言の一つとして扱われています。

이다を使った文法
-입니다, -이에요/예요

이다は体言と組み合わせ、-입니다-이에요などに形を変えて使うことになります。

いわゆる「~です」という最も基本になる文ですね。

意味を強めたり付け加える修飾語

修飾語とは意味を付け足す言葉で、後に来る単語や文の内容を補足したり、意味を強めたりします。

「体言を修飾する」のが冠形詞

日本語の「連体詞」に相当し、辞書には관(冠)と表示されます。

冠形詞は体言を修飾するので、必ず名詞などの前に来ます。

冠形詞の例
옷, 책, 사람, 신발, 건물

この服、その本」といった指示語の他に「新しい靴、古い建物」といった言葉も、名詞に具体的なニュアンスをプラスしているのがわかると思います。

名詞を修飾するという点では動詞や形容詞の連体形と似ていますが、あくまで別の言葉です。

「用言を修飾する」のが副詞

辞書に부(副)と表示され、用言の意味を強めるのが副詞です。

動詞や形容詞に対して、それが具体的に(どのように)どうなのかを表現します。

副詞の例
빨리 가다, 너무 맵다, 엄청 싸다, 천천히 먹다, 깨끗이 청소하다

早く行く、すごく安い」など、もとの意味が強化されていることがわかると思います。

したがって「ゆっくり、綺麗に」といった言葉も副詞になります。

文章内で独自の役割を担う関係語と独立語

文章内の位置関係を決定づけるが、省略されることも多い助詞

助詞は조(助)と表示され、名詞や代名詞などと使います。

助詞によって組み合わさる言葉が主語にも目的語にもなるように、文章内での位置関係を決める大事な役割を持っています。

助詞の例
-이/가, -은/는, -을/를, -로, -에게, -에서

これ一つで「何、何、何から、何」といったことが左右されるわけですが、省略されることが多いという特徴もあります。

日本語にも助詞はあるので覚えやすいとは思いますが、基本的な組み合わせと使い方は押さえておきたいところです。

独立して使うことの多い感嘆詞

感嘆詞は감(感)で表示されます。

感動・応答・呼び掛けなどを表す時に使われ、それだけでも文として成立します。

感嘆詞の例
와!, 야!, 어이!, 자!, 응,

感嘆の文字通り、そこにどんな感情が入っているのかが重要なので、他の品詞とは全く役割が違うものの、難しい言葉ではないでしょう。

まとめ

1.文の柱となる体言
名詞
代名詞
数詞

2.結論を表す用言
動詞
形容詞
있다/없다
이다

3.体言や用言に意味を付け足す修飾語
名詞には冠形詞(連体詞)
動詞や形容詞には副詞

4.独自の役割を持つ関係語と独立語
文中の役割を決める助詞
感嘆詞は単独でも文が成り立つ

辞書を引く時は、単語の品詞にも目を向けるようにしてみましょう。