「白いワイシャツ」
「開放的な部屋」
「うれしそうな表情」
名詞に新たな意味をつけ加えるため、形を変えた動詞や形容詞を「連体形」といいます。
用言が連体形になると-는や-ㄴ/은などになりますが、一見すると同じ形もあるため混同しやすくなります。
動詞の連体形は「現在、過去、未来」で考える
現在には「-는」で『~している』を使う
現在について話す時には-는を使います。

そこで話をしている人がスヨンです

これは私がよく食べるラーメンです
「~している」というニュアンスになるものが多く、文形はパッチムの有無にかかわらず、語幹に-는が付きます。
過去の話は「-ㄴ/은」で『~した』になる
過去の話をする時には-ㄴ/은を用い、すでに「~した」という意味になります。

さっき電話で話した人は誰なんですか?

朝にパンと一緒に食べたヨーグルトです
語幹のパッチムの有無で「-ㄴ」と「-은」を使い分けます。
未来の話の「-ㄹ/을」は『~する』ニュアンス
未来の話には-ㄹ/을を使い、これから「~する」というニュアンスです。

一緒に話す人がいなくて、寂しがってるんじゃない?

二番目が生まれた時は、毎日ゆっくりごはん食べる余裕がなかったです
パッチムがない動詞には「-ㄹ」を用い、パッチムがある動詞には「-을」を付けます。
動詞による修飾は「現在、過去、未来」の3つに分けて考えることができるので、ニュアンスが区別しやすいと思います。
形容詞の連体形は時制で区別しない
「-ㄴ/은」は現在と過去の区別がない
形容詞による修飾は、語幹に-ㄴ/-은を付けます。
現在の話

よい週末をお過ごしください

暗いところで本を見ると目が悪くなりますよ
過去の話

キャンプに行って家族で楽しい時間を過ごしました

私は暗いところでも読書をしたけど、視力は下がらなかったです
語幹のパッチムの有無で「-ㄴ」と「-은」を使い分けますが、現在と過去どちらも同じ形になります。
形容詞は「どうだ」という事実を表すだけ
形容詞による修飾が動詞のように過去と現在を区別しないのは、形容詞が状態や属性などを表す言葉だからです。
属性や状態は、時間に左右されるものではありません。
基本的に中身は変わらないのが形容詞の特性で、動詞と形容詞の-ㄴ/은を区別するポイントにもなります。
過去でも未来でも「黒いものは黒い、白いものは白い」のです。
「-ㄹ/을」は未来ではなく『推測』になる?
形容詞も未来形の-ㄹ/을で使うことはあります。

部屋が暑い場合、エアコンから大きな音がする場合があります

申請者が多くない場合、講義が中止になることもあります
先のことについて話すので「~であろう」という感じのニュアンスといえばいいでしょうか。
-ㄴ/은にしても話が通じないわけではないので、形容詞を-ㄹ/을にして使う機会は少ないかもしれません。
連体形の否定文にも違いが出る
動詞の「-지 않다」と使う場合
用言の連体形が否定文になる際、どのように変化するのかも押さえておきましょう。

まだ全部食べてない料理も下げてどうするの
(過去形)

飽きないゲームはないかな
(現在形)

ソウルの住宅の値段が下がらない理由は一体何でしょうか?
(未来形)
過去形:-지 않다に「-은」が付いて-지 않은
現在形:-지 않다に「-는」が付いて-지 않는
未来形:-지 않다に「-을」が付いて-지 않을
動詞の連体形は、否定文でも「現在、過去、未来」の3つに分けて文型を作りましょう。
形容詞の「-지 않다」と使う
形容詞も文型は肯定文と原則的には同じです。

高くないノートパソコンでおすすめはありますか
(状態)

今年の春は去年みたいに肌寒くはないと思うよ
(推測)
状態:-지 않다に「-은」が付いて-지 않은
推測:-지 않다に「-을」が付いて-지 않을
形容詞の連体形は否定文になっても、-ㄴ/은と-ㄹ/을になります。
否定文も動詞と形容詞の文形に則りながら、練習してみましょう。
まとめ
時制 | 動詞 | 形容詞 |
---|---|---|
過去 | -ㄴ/은 | -ㄴ/은 |
現在 | -는 | |
未来 | -ㄹ/을 | -ㄹ/을 |
連体形はそれぞれのニュアンスをうまくとらえながら、使い分けていきましょう。