ㄴとㄹのパッチムは、韓国語の中でも「比較的発音が難しい」と言われています。

そのため、これらの発音を苦手とする外国人は多いです。

そこで、ㄴやㄹのパッチムの発音がうまくできるようになるための練習法を紹介していきます。

ㄴとㄹパッチムが苦手だという人は、練習の一つとして参考にしてください。

ㄴやㄹは舌の先端部を意識

舌が前歯の裏から離れていく

ㄴやㄹは「歯槽音」といい、舌の先端と前歯の裏を使って発音します。

まずは調音に使われる舌の動きを体感するために、「ㄴ+母音」の組み合わせで声を出してみましょう。

나,나,나,나,나

舌が前歯の裏に付いたり離れたりというサイクルを繰り返しますが、動きを確認できたでしょうか?

同じようにㄹもやってみます。

라,라,라,라,라

ㄴと同じく舌が前歯の裏へと動いていきます。

ㄹは若干、舌が横に広がるので、前歯だけでなく八重歯の裏付近にまで舌が当たる人もいると思います。

ㄴパッチムの練習

舌の動きを確認したら、今度はパッチムの動きを確認しましょう。

舌が前歯の裏についた状態で発声を止めます。

①舌が前歯の裏につく

②舌が歯から離れながら「나」を発音

③再び舌が前歯の裏にくっつきㄴパッチムになる

「舌が前歯から離れて、またくっつく」という動きをしっかりと意識しましょう。

ㄹパッチムの練習

同じように舌の動きを意識しながら、ㄹでもやってみます。

①前歯の裏側に舌が触れる

②舌が歯から離れていきながら「라」の発音

③舌が再び前歯の裏にくいてㄹパッチム

早さは必要ないので、1つ1つのサイクルをきちんとこなしながら、舌の動きを確認しましょう。

どうしても苦手な人はどうする?

ㄴパッチムができない

どうしても苦手は人は、次のようにやってみましょう。

①舌を前歯で軽く噛みます。

②「①の状態」を維持したまま「ん~」と言います。

ㄴパッチムができない人は、舌が歯の裏から離れてしまっていることが多いです。

そのため、歯の裏に舌を付けるという動きを身につけるために、わざと極端な動作を行います。

ㄹパッチムができない

ㄹパッチムが苦手は人は、次のようにやってみましょう。

①舌を前歯で軽く噛みます。

②「①の状態」を維持したまま「으~」と声を出します。

ㄴとㄹのパッチムの発音は、舌を絶対に歯から離さないことがポイントです。

これでパッチムの発音ができるようになるというよりは、調音時の舌の状態を意識するための練習ととらえてください。

ㄴとㄹの特徴

このような練習の仕方ができるのは、ㄴは鼻から、ㄹは口の横から空気が逃げていくからです。

他の子音と違い、空気の逃げ道があるからこそ可能だと言えます。

試しに、鼻をつまんだ状態で「ん~」と言ってみましょう。

声が出ないはずです。

ㄴやㄹパッチムの単語で練習

単語や助詞「은/는」を加えた言葉

ㄴパッチムを単語で練習してみましょう。

単語だけでもいいし、名詞に助詞を付け足した状態で発音しても構いません。

연탄

반반

많은

いずれも「舌が前歯の裏にくっついていく動き」を意識します。

早くやる必要はありませんので、正確さを重視して発音しましょう。

単語や助詞「을/를」を加えた言葉

ㄹパッチムも同じく、単語や助詞を付け足した言葉で練習してみましょう。

칼국수

막걸리

ㄴとㄹは発音の位置が同じなので、パッチムの発音になる時は舌が前歯の裏にくることを意識しましょう。

助詞「를」が苦手な人は?

音を分けて発音してみよう

助詞-을/를の発音が苦手な人は、音を分けて発音するところからやってみましょう。

1.르のみを発音
舌が前歯の裏に付いた状態から、下がっていきます。

2.ㄹパッチムのみを発音
舌が歯の裏へと上がっていきながら「으」とうなれば、ㄹパッチムです。

3.1と2続けて発音
1と2、つまり「르+으」を繰り返すことで、를となります。

くどいようですが、パッチムの際に舌は絶対に歯の裏から離してはいけません。

これだけ強調しても、舌が離れる人はたくさんいます。

ㄹは一番難しい発音?

ㄹやラなど「r」の音は生物学的に一番難しい発音だと言われています。

日本語でも、子供が最後に発音できるようになる音が「ラ行」だそうです。

体が未発達で、舌の長さが十分でない子供は特にこの傾向が強く、ラ行をタ行で発音してしまうこともあります。

ドラマでも、「네」と言っているのに「데」に近い発音になっている俳優、女優もいたりするので、注意して見てみるのもいいでしょう。

ㄴとㄹパッチムのポイント

ㄴやㄹパッチムのコツは「舌の動き」。

「パッチムの時は舌が前歯の裏につく」
「歯の裏から舌が付いたり離れたりする動きを意識する」

口の中の動きを意識しながら、練習してみましょう。

ちなみに人間は酔っ払って「ろれつが回らない状態」になると、ラ行が最初に言えなくなるそうです。