命令形や勧誘形の文と組み合わせた間接話法についてです。

-라고や-자고の使った表現と、ありがちなミスや注意点を解説していきます。

命令や勧誘の間接話法が得意でない人は、自分が苦手とする部分を確認してみましょう。

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命令文の間接話法

指示(~しなさい)の基本は「-라고 하다」

命令文の間接話法は、動詞の語幹(다を除いた部分)に、-라고 하다を組み合わせて使います。

김지성-R

부장님이 일본에 출장을 가라고 해요.
部長が日本に出張に行けと言ってます

황수지-R

이 옷을 입으라고 했어요.
この服を着ろって言ってました

語幹にパッチムがある場合は、-라고の前に「으」が入ります。

최지현-L

내일은 8시까지 라고 들었어요.
明日は8時まで来いって聞いたよ

また、-라고 하다の「하다」を、他の単語に変えて表現することもできます。

命令の間接話法でよくやるミス

命令文の「~라」を、そのまま「-라고 하다」にすればよいと勘違いしてしまうためか、起こりやすいミスがあります。

김대호-R

어머니가 매일 공부하라고 해요.
母さんが毎日勉強しろって言うんだよ(

김대호-L

어머니가 매일 공부해라고 해요.
母さんが毎日勉強しろって言うんだよ(×

하다動詞の命令形「~해라」を、そのまま「라고 하다」にしてしまいがちです。

해라고ではなく「하라고」になります。

短縮形は래요

短縮形は「래요や랍니다」となります。

通常の形

강소영-R

빨리 찾으라고 해요.
早く探せって

이소룡-R

아침 6시에 일어나라고 합니다.
朝6時に起きろと言ってました

短縮形

강소영-L

빨리 찾으래요.
早く探せって

이소룡-L

아침 6시에 일어나랍니다.
朝6時に起きろと言ってました

短縮形も含めて、命令の間接話法は「名詞の間接話法」と同じように見えても、意味は全く違います。

混同しないよう、注意しましょう。

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命令文の種類と応用

「~するな」という禁止

命令文は「指示」だけではありません。

「禁止」を表す文、つまり「~するな」という文を間接話法にすることもあります。

兵士-R

일본에 태풍이 오니까 여행 가지 말라고 해요.
日本に台風が来るから、旅行には行くなと言ってます

김대호-R

이 시간에 전화하지 말라고 홍났어요.
この時間に電話するなと怒られたよ

禁止の間接話法は、動詞の語幹に-지 말라고 하다が付きます。

김선아-L

늦은 시간에 혼자 밖에 나가지 말래요.
遅い時間に、一人で外出するなって

また、-지 말라고 하다を短縮形にすると、-지 말래요になります。

「~してくれ」という依頼

命令の中でも「依頼」を表す時、つまり「~してくれ」という文を、間接話法にした場合です。

박석중-R

용산까지 가달라고 해요.
龍山まで行ってくれと言ってます

강소영-R

손님이 방 청소를 저녁에 해달라고 해요.
お客様が部屋の掃除は夕方にしてくれと言ってます

「~してください」という依頼の文は、-달라고 하다と組み合わせます。

김영주-L

빨리 전해달래요.
早く伝えてくれって

-달라고 하다の短縮形は、-달래요となります。

ちなみに命令の間接話法の中でも、주라고と달라고は、学習者がややこしくなりやすい部分です。

敬語表現が組み合わさった命令

~しなさいという「指示」を間接話法にする場合、誰の発言かによっては「敬語」を組み合わせることもあります。

정현주-R

의사가 거기에 앉으시라고 했어요.
お医者さんが、そこにお座りくださいと言いました

이현빈-L

선생님이 이 책을 읽어보라고 하셨어요.
先生が、この本を読んでみろとおっしゃいました

目上の人に対しての命令文:-라고 하다
目上の人から命令文:-라고 하

間接話法と敬語の組み合わせでは、-라고 하다のどの部分に「-시」が入るのかがポイントになります。

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勧誘文の間接話法

基本は「-자고 하다」

動詞の語幹に「-자」をつけた、-자고 하다が基本となります。

양승희-L

같이 일본에 여행 가자고 해요.
一緒に日本に旅行に行こうって

김선아-R

오늘은 같이 점심을 먹자고 합니다.
今日は一緒にお昼食べようって言ってます

命令文の間接話法のように、文によって달라고を使ったりというのもないので、覚えやすいのではないかと思います。

短縮形は재요

通常の形と短縮形を比べてみましょう。

通常の形

김선아-R

친구가 강남에서 만나자고 해요.
友達が江南で会おうって言ってるよ

양승희-R

도서관에서 공부하자고 합니다.
図書館で勉強しようって言ってます

短縮形

김선아-L

친구가 강남에서 만나쟤요.
友達が江南で会おうって言ってるよ

양승희-L

도서관에서 공부하쟤요.
図書館で勉強しようって言ってます

勧誘文の間接話法の短縮形も、他に比べればさほど難しくはないと思います。

勧誘の伝聞でありがちなミス

勧誘の間接話法でミスをしがちなのが、「禁止の勧誘」です。

兵士-L

여름에는 낮에 밖으로 나가지 마자고 해요.
夏は、昼間は外に出ないようにしようって(×

박석중-L

유통기간이 지난 우유를 마시지 마자고 합니다.
賞味期限の過ぎた牛乳は飲まないようにしようとのことです(×

禁止の命令文は「-지 마요」などで使うことも多いため、-지 마자고 해요と間違えてしまうのです。

兵士-R

여름에는 낮에 밖으로 나가지 말자고 해요.
夏は、昼間は外に出ないようにしようって(

박석중-R

유통기간이 지난 우유를 마시지 말자고 합니다.
賞味期限の過ぎた牛乳は飲まないようにしようとのことです(

禁止の文の原型は-지 말다で、これに-자고 하다が付いて、-지 말자고 하다となります。

組み合わさる言葉の原型がどんなものかを、普段からしっかり押さえておくことが重要です。

間接話法が難しい理由

間接話法は「伝聞」の意味として使われることが多いですが、話相手に対する「伝達」の命令として使われることもあります。

한상우-L

(친구가) 같이 놀러 가자고 해요.
(友達が)一緒に遊びに行こうって言ってるんです

勧誘の「伝聞」としてのニュアンスなので、友達が「一緒に遊びに行こうと言っている」話を、相手に伝えているだけです。

한상우-R

(친구한테) 같이 놀러 가자고 해요.
(友達に)一緒に遊びに行こうって言ってよ

しかしこうなると、友達に「一緒に遊びに行こう」って言えという命令文です。

同じ文でも、伝聞なのか命令かを、話の流れで判断しなければいけないわけです。

ニュアンスをきちんとらえるかが、間接話法を使いこなすポイントになります。

まとめ

1.命令文は-라고 하다が基本
短縮は-래요

2. 命令文は指示、禁止、依頼によっても変わる
指示:-라고 해요(-래요)
禁止:-지 말라고 해요(-지 말래요)
依頼:-달라고 해요(-달래요)

3. 勧誘文は-자고 하다が基本
短縮は-쟤요

なんだかんだ言っても、間接話法は慣れしかないので、少しづつ練習していきましょう。