韓国語の動詞と形容詞は、日本語と少し扱いが違うため、難しく感じる人もいると思います。

しかしポイントを押さえれば、これらは簡単に区別できるようになります。

今回は韓国語の「動詞と形容詞の違い」について話していきます。

韓国語の形容詞って何?

「状態や属性」を表すのが形容詞

形容詞は「赤い」や「暑い」のような、状態や属性を表す言葉です。

属性とか言うと難しく聞こえるかもしれませんが、要はそれがどういうものかを説明するのが形容詞です。

이 귤은 맛이 셔요.
このみかんは味がすっぱいです
거기서 파는 과자는 다 달아요.
そこで売ってるお菓子はみんな甘いです

こんな感じで形容詞は「どういう状態、どんなものか」を表すことになります。

物理的なものについて表す

形容詞は名詞がどんな状態かを説明する言葉なので、名詞と形容詞の内容が一致するという特徴があります。

난 혜미씨보다 머리가 길어요.
私はヘミさんよりも髪が長いです
청소를 못해서 방이 조금 더러워요.
掃除ができなくて、部屋が少し汚いです

「髪の毛=長い」
「部屋=汚い」

物理的な状態は形容詞で表現されるものの代表ですが、名詞と形容詞の中身が同じであることがわかると思います。

抽象的なものについて

形容詞が示すものには「抽象的なもの」もあります。

兵士-R

나는 조금 배고파요.
俺は少し腹が減ったよ

이현빈-R

김치가 엄청 매워요.
キムチがすごい辛いです

김지성-R

요리를 하는 데 소금이 부족해요.
料理をするのに塩が足りないよ

「腹が減っている」のは俺自身
「辛い」のはキムチ
「足りない」のは塩

これも考え方は同じなので「名詞=形容詞」という図式が成り立ちます。

名詞を修飾する連体形での使用

形容詞は名詞を修飾する言葉として使うこともあります。

양승희-L

하얀 노트북이 있어요.
白いノートパソコンがあります

修飾とは名詞に新たな意味を付け足すことですが、ノートパソコンに「白い」という情報が加わっていますね。

こういう使い方をすることもあるため、名詞を修飾するのが形容詞などと言われたりもします。

形容詞で名詞を修飾する時は、-ㄴ/은の形にして使うのが基本になります。

韓国語の動詞はどういう言葉?

「動き」を表すのが動詞?

動詞は「走る」や「食べる」のように、動きなどを表す言葉です。

文字通り行動を表す言葉は動きやアクションを伴うものが多く、イメージもしやすいと思います。

이소룡-R

나는 9시까지 공부할게요.
9時まで勉強するよ

강소영-R

얼마 전에 개봉된 ‘미션 임파서블’을 봤어?
こないだ開封された「ミッション・イン・ポッシブル」見た?

ただ「動作や行動」にばかり目が行きがちです。

目立った動きがなくても「何かしらの変化」が起こっていれば、それも動詞になります。

変化を表す言葉も動詞である

時間の経過によって、部分的あるいは全体的に変わったところが見られる場合。

動作や行動に比べると、イメージしにくくなるかもしれません。

황수지-L

일이 몇시에 끝나요?
仕事何時に終わる?

김대호-L

시간이 금방 지나가요.
時間があっという間に過ぎます

「仕事が終わる」
「時間が過ぎる」

これらは動作というよりも「状態が変化している」と言った方がいいですね。

このように動詞は「どうなるのか」を表すこともあります。

したがって動きや変化を意味するのが動詞と考えましょう。

動詞と形容詞は本質的には同じ?

ところで気づいたでしょうか?

「終わるのは仕事
「過ぎるのは時間

動詞も名詞について説明していることに変わりはありません。

形容詞と動詞はどちらも、名詞に意味を付け加えるという本質的な部分は同じなんです。

だから「用言」として扱われるわけですが、2つの違いはどこにあるのでしょうか。

形容詞と動詞の違いはどこにある?

「変化の有無」に注目しよう

形容詞は「それがどういうものか」を表すのに対し、動詞は「どう変わるのか、どう動くのか」を意味すると言いました。

つまり、次のように考えると区別しやすくなります。

・何も変化がなければ「形容詞」
・動きや変化があれば「動詞」

이현빈-R

사과가 빨개요.
リンゴが赤いですね

이현빈-L

사과가 빨개져요.
りんごが赤くなる

りんごが「赤いまま」なら形容詞ですが、「赤くなる」と色が変われば動詞です。

「動きや変化の有無」に注目すれば、用言を連体形にする時も迷わなくなるでしょう。

하다がつく動詞と形容詞

하다動詞や하다形容詞も、考え方は同じです。

박기영-R

바빠서 식사할 시간도 없어요.
忙しくて食事する時間もありません
(動詞)

박석중-R

시간이 조금 더 필요합니다.
時間がもう少し必要です
(形容詞)

動詞は動きや変化があるのに対し、形容詞にはそれがないですね。

최지현-L

머리카락이 길어져서 빗과 머리끈이 필요해졌어요.
髪が伸びて、櫛とヘアゴムが必要になりました
(形容詞→動詞)

しかし何かが「必要でない状態」から「必要な状況」に変わったら、これも変化です。

こういう場合は、形容詞を動詞に変えて使うことになります。

状態の変化には、形容詞を動詞に変えて使うことがあることも覚えておきましょう。

動詞と形容詞の区別がややこしい言葉

動詞と形容詞の区別が難しいものも存在します。

박석중-R

길이 막혀가지고 30분 정도 늦을 거에요.
道が混んでて30分くらい遅れると思う

김대호-R

1년 동안 키가 하나도 안 컸어요.
ここ1年で背が全く伸びなかったよ

늦다や크다は「遅い、大きい」という、状態を表す形容詞です。

ところが「遅れる、大きくなる」のように変化を表現することもあります。

残念ながらこういうケースはそのまま覚えるしかないでしょう。

まとめ

1.形容詞の特徴
状態や属性を表す

2.動詞の特徴
動きや変化を表す

3.形容詞と動詞の違いは「動きや変化」の有無
変化や動きがあれば動詞
変化や動きがなければ形容詞

4.区別が難しい語彙もある
크다:大きくなる
늦다:遅れる

動詞と形容詞の区別は日本語にも共通する部分があると思います。