「もう帰らないと」
「もう行かなきゃ」

こんな感じのことを言いたい時って、結構あるではないかと思います。

今回は「~しなきゃ、~しないと」という意味の、-아/어야지(요)の文について解説していきます。

-아/어야지の文のニュアンス

「~してこそ…だ」を略した文と考えよう

-아/어야지は「-아/어야 ~다」の後半部分が省略されたと考えると、わかりやすいのではないかと思います。

수박은 소금을 뿌려야 맛있어요.
スイカは塩を振らないと美味しくないよ

スイカは塩を振ってこそ美味しいしんだよという文です。

この中の「美味しいんだよ」部分が省略し、文を変化させます。

수박은 소금을 뿌려야지.
スイカは塩を振らないと

こういう文章を作るようなイメージで考えるといいでしょう。

ところで二つの文はどちらも、スイカは塩を振らないと美味しくないという意味にもなります。

したがって、まずは「-아/어야 ~」の文を押さえてから、-아/어야지の練習をするといいでしょう。

どんな意図が省略されているかはわからない

実際にどんな内容が隠れているか(省略されているか)は、話し手によって異なってきます。

고롯케는 소스로 먹어야지.
コロッケにはソースだろ

コロッケは「ソースで食べてこそうまい」というニュアンスなので、言い換えれば「醤油では美味しくない」という意味にもなります。

このくらいであれば、後半にどんな文が省略されているのかは大体想像がつくと思います。

しかし次の文のような場合はどうでしょう。

내일은 일찍 일어나야지…
明日は早起きしないと…

この「早起きしないと…」の後には、どんな文が入ると思いますか。

「遅刻しちゃう」となることもあれば、「メイクに時間がかかって大変」という話が来るかもしれません。

省略された内容は本人にしかわからないこともあるため、話の流れを見ながら意味を判断していくことになります。

-아/어야지のこんな使い方

自分の「意図や考え」が後から語ることも

話し手の意図が後から語られると、-아/어야지のニュアンスがつかみやすいと思います。

이제 집으로 가야지.
もう家に帰らないと
안 그러면 막차를 놓칠 거야.
じゃなきゃ終電に遅れちゃう

帰らなきゃいけないという話の後に、その理由が語られています。

こんな感じで一度文を区切り、その後に詳しいことが出てくれば、その人が「なぜ~しなければいけないのか」を考える必要は無くなるでしょう。

-아/어야を2回使うと最強!

-아/어야지の後に、さらに「-아/어야」を使うことで意味を強調します。

냉면에는 식초를 넣어야지. 그래야 맛있는 거야.
冷麺には酢だろ。じゃなきゃうまくない

「冷麺には酢を入れるべきで、だからこそうまいんだ」というニュアンスです。

-아/어야を2回使うことで、条件をより強くアピールできます。

つまりこの人にとっては「冷麺に酢を入れないことはあり得ない」という非常に強い意味になります。

独り言で「-아/어야지」を使う場合もある

ところで、独り言で「-아/어야지」を使うこともよくあります。

화장을 지워야지…
メイクを落とさないと

独り言で「そうそう、~しないと」と言うことは、日本人にもあると思います。

それが韓国人の場合は、こんな感じになるってことですね。

이따가 디저트를 먹어야지~♪
後でデザート食べるんだ~♪

鼻歌を歌いながらかどうかはわかりませんが、それだけ「デザートを楽しみにしていること」を表しています。

同じ文法でも、本人の気持ち次第でニュアンスが変わるということも覚えておきましょう。

過去形の-았/었야지

すべきことをしない人に説教

-아/어야지を過去形にして使うと、「~すべきだった、~であるべきだった」という文になります。

상처가 가법지는 않네요.
傷が深いですね
일찍 치료를 받았어야죠.
もっと早く治療を受けるべきでしょう
심하게 다친 겁니까?
そんなにひどいんですか?
좀 더 늦었으면 큰 일날 뻔했어요.
もう少し遅かったら大変なことになってましたよ

「なんでもっと早く治療を受けなかったの?」という話ですが、治療は早く受けれることに越したことはありません。

やるべきことをやらなかった人に対して「どうしてやらなかったんだ?」と問い詰めるようなニュアンスです。

やらなかったことに対して文句を言う

-아/어야지の過去形は、時には文句にもなります。

왜 늦었어?
なんで遅れたの?
길이 막혀 가지고 게다가 지하철을 하나 놓쳤거든. 
道路は混んでるし、さらに地下鉄一本逃したんだ
그럼 문자라도 보냈어야지.
ならメールくらいしてよ
30분이나 기다렸잖아.
30分も待ったじゃん

「連絡してくれれば、30分もただ待たずに済んだのに」と文句を言っています。

遅れた彼に連絡する義務はないものの、連絡くらいすべきじゃんというのが彼女の主張です。

説教にせよ文句にせよ、相手がすべきことをしなかったという思いは同じです。

まとめ

1.-아/어야 ~다の「~다」が省略されたと考える

2.省略された部分には「話し手の意図」が含まれている

3.省略された内容は本人にしかわからない

4.過去形と使う「-았/었야지」は説教や文句にも使う

まずは独り言から、-아/어야지の練習をしてみましょう。