-아서/어서と-니까は、どちらも「~だから、~ので」といった表現に使う文法です。

ところがニュアンスが似ているために混同しやすく、どちらをどのように使えばよいのかわからない人も多いかと思います。

そこで今回は、これらの違いを解説していきます。

「-아서/어서」のニュアンス

理由や原因を表わす文

-아서/어서は、一般的な理由や原因を話す時に使われます。

쉬는 날이지만 아파서 그냥 집에 있었어요.
休みの日だけど具合が悪かったので、家にいました
감자가 필요해서 슈퍼로 갔다왔어요.
じゃがいもが必要だったので、スーパーに行ってきました
너무 더워서 운동 못 하겠에요.
暑すぎて、運動できそうにないです

前半の内容が後半の話の理由などになっているのがわかると思います。

難しく考えず、原因と結果がはっきりした話をすると思えばいいでしょう。

「-아서/어서」は客観的な話をする

-아서/어서は、事実に基づいた客観的な話をする時に使うのがポイントです。

사이즈가 너무 커서 저는 입을 수 없어요.
サイズが大きすぎて、私は着れません
큰 지진이 나서 건물이 무너졌습니다.
大きな地震がきて、建物が崩れました
태풍이 와서 비행기가 취소됐어요.
台風が来て、飛行機がキャンセルになりました

客観的な話というのは、誰が聞いても納得できるような話です。

だからこそ試験問題の作文などでは「-아서/어서」をよく使うと言えます。

「-니까」のニュアンス

行動や判断の基準を表す

-니까は、後ろにくる内容や行動の根拠や動機を表します。

오늘은 날싸가 추우니까 집에서 게임이라도 하려고요.
今日は寒いので、家でゲームでもしようかと思ってます
눈이 오니까 지하철를 타고 왔어요.
雪が降ってるから地下鉄で来たよ
난 인문계 나왔으니 수학을 잘 못해요.
私は文系を出たから数学が苦手です
※이공계(理工系)、인문계(人文系)

・寒いから「家でゲームでもしよう」と思っている
・雪が降ってるから「地下鉄に乗ろう」と判断した
・文系を出たから「数学が苦手」と考えている

-니까の前の内容が、それぞれの行動の「判断基準」になっています。

判断基準と言えば難しく聞こえるかもしれませんが、~だから自分はこう思うんだ・ああするんだという話をすると思ってください。

「-니까」は主観的な話をしている

-니까は、命令や勧誘の表現にもよく使われます。

날씨가 좋으니까 우리 놀러 가자.
天気がいいから遊びにいこうよ
비가 내리니까 우산을 가지고 가.
雨が降るから傘を持って行きなさい
바닥이 미끄러우니까 조심하세요.
床が滑るから気をつけてください

・天気がいいから「遊びに行こう」と誘った
・雨が降るから「傘を持って行け」と命令した
・床が滑るから「気をつけて」と警告した

これらも-니까の前の部分が、命令や勧誘の判断材料になっていることがわかると思います。

ところで「遊びに行こう、傘を持っていきなさい」というのは、話し手の個人的な考えです。

雨が降っていても「すぐそこだから傘はいらないや」と考える人はいるかもしれません。

つまり主観的な話をしていることになります。

「-아서/어서」と「-니까」の使い分け

命令や勧誘に「-아서/어서」は使えない

命令や勧誘は、個人の判断に基づいた表現です。

理由や原因を表すと言っても、命令や勧誘の文に-아서/어서は使えないので注意が必要です。

너무 배고파서 배달을 시키자.
すごいお腹すいてるから出前取ろうよ (×)
시간 없어서 빨리 와.
時間ないから早く来て (×)

たとえ同じ事実にもとづいたとしても、指示内容は人によって異なることもあるからです。

命令や勧誘には「-니까」を使おう

命令や勧誘には、-니까を使いましょう。

너무 배고프니까 배달을 시키자.
すごいお腹すいてるから出前取ろうよ
시간 없으나까 빨리 와.
時間ないから早く来て

ただし「時系列に沿った話」の時は、命令文に「-아서/어서」を使っても全く問題ありません。

얼른 가서 쉬어.
早く帰って休みなさい

この場合はニュアンスが変わるのでOKです。

まとめ

-아서/어서 -(으)니까
理由
原因
動機
判断基準
命令、勧誘に使えない 命令、勧誘にも使える
客観的 主観的

-아서/어서と-니까は、慣れるまでは使い分けを意識して練習しましょう。