아서と니까の違いを斬る

-아서/어서と-(으)니까の違いと使い分けについて解説していきます。

「理由や原因」といったニュアンスが似ているために混同しやすい文法ですが、両者の使い方で決定的に違うのは、命令や勧誘の表現の時です。

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-아서/어서は意味が1つだけではない

理由、原因を表わす時

「理由や原因」を話す場合に、一般的に使われる文法です。

-아서/어서の前で語られる内容が、後ろにつづく文の理由などになっています。

女子3-R

요즘 바빠서 일본어 공부 못 해요.
最近忙しくて、日本語の勉強ができないよ

女子4-R

그 사람이 부자라서 만나는 거 아니거든요.
彼がお金持ちだから付き合ってわけじゃないですよ

男子2-R

재료가 필요해서 슈퍼까지 왔어요.
材料が要るから、スーパーまできました

못を使った「できない」の原因や理由になることもあります。

-아서/어서の前にくるのが名詞の場合は-(이)라서、하다の場合は해서になります。

行動の順序、時系列に沿った話

時間の流れに沿って、話をする時にも아/어서が使われます。

デブ-L

오늘은 학식 가서 냉면 먹었어요.
今日は学食に行って冷麺を食べました

女子1-L

친구랑 만나서 같이 밥 먹으려고요.
友達と会って一緒にごはん食べつもりだよ

「冷麺を食べる、ごはんを食べる」のは、「学食に行く、友達に会う」という行動の後にそのまま続いています。

時間の流れに沿って状況や行動が変化するので、この場合は「理由」とは全く異なります。

ただし、どちらの意味にしても「-아서/어서」は事実に基づいた客観的な話をしているのがポイントです。

過去形と一緒には使わない

外国人にありがちなミスですが、-아서/어서を過去形と一緒に使うことはできません。

女子3-R

학교에 가서 친구를 만났어요.(〇)
学校に行って友達に会いました

女子3-L

학교에 갔어서 친구를 만났어요.(×)
学校に行って友達に会いました

日本語であれば「行って」と、表現が一つしかないですが、わけがわからなくなったら、-아서/어서には過去形は使わないとだけ覚えておきましょう。

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-(으)니까の使い方とニュアンス

-니까は行動の判断基準を表す

-니까も「理由や原因」を表す文法としてよく使われます。

女子1-R

오늘은 날싸가 좋으니까 산책이라도 하려고요.
今日は天気がいいので、散歩でもしようかと思ってます

yuna-R

눈이 오니까 지하철를 타고 왔어요.
雪が降ってるから地下鉄で来たよ

このような感じで理由などを説明するわけですが、「-니까」は後ろにくる内容、行動の根拠、動機を表します

天気がいいから「散歩をしよう」と判断した
雨が降っているから「傘を持っていけ」と命令した

このように「それぞれの行動の判断基準」になっています。

判断基準と言えば難しく聞こえるかもしれませんが、「前置き」などにも使うと思えばいいかもしれません。

-니까は主観的な話

-니까は「命令や勧誘」の表現にもよく使われます。

女子2-L

날씨가 좋으니까 우리 놀러 가자.
天気がいいから遊びにいこうよ

アジュンマ-L

비가 오니까 우산을 가지고 가.
雨降ってるから傘を持って行きなさい

ポイントは「-니까」が主観的な話をしているということ。

「遊びに行こう、傘を持っていきなさい」というのは、話し手の個人的な考えです。

傘を持っていけと言われても「すぐそこだから傘はいらないや」と考える人もいるかもしれません。

命令、勧誘の文には-아서/어서は使えない

命令や勧誘は、個人の判断によるもの(主観的)で、客観的な話ではありません。

そのため「理由や原因」を表す-아서/어서は命令、勧誘の文に使えないので注意が必要です。

女子2-L

날씨가 좋아서 우리 놀러 가자.(×)
天気がいいから遊びにいこうよ

yuna-L

시간 없어서 빨리 와.(×)
時間ないから早く来て

たとえ同じ事実に基づいたものだとしても、人によって判断は異なるからです。

こういう時には、-(으)니까を使うことになります。

鬼軍曹-R

얼른 가서 쉬어.(〇)
早く帰って休め

ただし「時系列に沿った話」であれば、-아서/어서を使っても全く問題ありません。

お礼を言いたい時は?

お礼を言いたい時は、-아서/어서-니까のどちらを使えばいいでしょうか?

오늘은 와줘서 고마워요.(○)
今日は来てくれてありがとう
오늘은 오니까 고마워요.(×)
今日は来てくれてありがとう

「来てくれた」という事実に対しての話なので、客観的な話に用いる아서/어서を使うことになります。

また、「遅れてごめん」のような謝罪の表現にも-아서/어서を使います。

まとめ

-아서/어서 -(으)니까
理由
原因
動機
判断基準
命令、勧誘に使えない 命令、勧誘にも使える
客観的 主観的

すべて「理由」でひとくくりにしてしまうと、区別しにくくなる部分ですが、慣れれば自然に区別できるようになります。